成リンのハエ釣り一人旅

令和元年(前半)


 

新たなるステージを目指して、ハエ釣りロマンの旅は続きます。

 

 

 

第27回 (令和元年6月中旬)

 

 

梅雨の合間にひとっ走り、愛知県・矢作川へ出かけた。

 

 

私事ですが、先週、某河川の土手から転落し全治2週間のケガをしてしまいました。今回の一人旅に際し、上さんから

「肩のケガが治ってから出かけてね。」と再三言われていたので、「痛みは殆んど無くなったよ。」とウソをついて

強引に出かけた。

 

 

  矢作川は一昨年の10月に一人旅で一度訪れています。

 何故また矢作川かと言うと、前回訪れた時、帰り際に友釣りをしていた人とちょっと話をしたんです。

 会話の中で「白ハエ釣るんだったらもっと下流の方がいいよ。」とその人が言ったんです。

 でもその時は高釣果だったので真剣に聞いていませんでした。

しかし月日が経ってもその言葉が妙に頭に 残っているんです。

 そこで今回、前回竿を出した場所より10km位下流にある葵大橋という橋の周辺をやってみようと出かけた。

  

 

朝5時ちょっと前、どんよりとした曇り空のなか自宅を出発。

 8時20分、矢作川の葵大橋近くに到着。左岸の土手に車を停めた。

 早速河川敷きを歩いて川を覗きに行った。上流に目がいった。「砂利底でいい場所だわ。」

 すると目の前で銀色の小魚がピョンと跳ねた。それを見た成リン、あわてて車に戻り急いで身支度をした。

  ケガをしている左肩に負担を掛けない様に、マキエの量を普段の三分の一程度入れ肩に担いだ。

 

 橋の上流約50m位の瀬脇に入川。一投目で来た。10cm弱の綺麗なハエです。

すぐさま入れ食いモード。7cm ~12cm位の中・小型が主体です。

 

  

葵大橋上流。ここは魚影が非常に濃い。外道も少なくいい場所です。ただ、秋とは違ってどうしてもこの時期は、撒き餌を打って時間が経つと魚が躍る傾向にあります。魚影の割には今一つ釣果が伸びない事が多い時期です。ここは秋だったら凄い事になるよ。

 

 

葵大橋上流。1時間30分・213尾

魚影の感じからすると250尾は出ると思ったけれど、

ちょっとアタリが取りづらくなる分数が伸びなかった。


ほんの少し濁りが入っていて水況は最高でした。愛知県も昨日は雨だったらしいから。

 

 

 

◆次は橋の下流の瀞を1時間30分攻めてみる事にした。

橋の直下は深くて淀んでいるので水通しの良くなる瀞尻まで歩いた。

 

 

葵大橋下流瀞。ここは入川して直ぐバタバタっと凄いペース

だった。しかし間もなくアタリがパタリと止まったり、またアタリが出始めたりと安定しません。ニゴイか鯉が寄ってる様な感じでした。

 

 

葵大橋下流瀞。1時間30分・169尾

際の流れの緩い場所を攻めるとスゴモロコがポツリポツリと

混じるので、少し中に立ち込んで流勢のある場所を攻めた。


オパールの様な輝きを放つ美しいハエ。小さいけれど掛かってから暴れまくるやんちゃなハエが多い。

 

 

 

◆次はそこからすぐ下流の瀬落ちを1時間やってみる事にした。

 

 

葵大橋下流200mの瀬落ち。ここは見るからに釣れそうだったが以外にダメでした。200尾/h近く出るかも。

と思ったらとんでもない。

葵大橋下流200mの瀬落ち。1時間・84尾。

浅瀬の芯脇でパタパタっと来るのですが以外に続かないので下流へ。するといきなり砂底になりスゴモロコが多くなって全然ダメ。

 

 


 

◆今日の最後は、橋の500m 位上流でやってみる事にした。

 なかなかいい場所だ。最後の1時間 、思いっきり攻めるぞ!

 

葵大橋500m上流の瀬肩。なんとここは大型のインディアンだらけ。(なんで?) 流れに乗って肩の落ち際まで下がったインディアンを一気に抜くと弾丸ライナーです。ビビります。楽しいをとり越して、成リンはもうエクスタシーです。

葵大橋500m上流の瀬肩。1時間・119尾。

なんでここにインディアンが沢山集まっているのか不思議です。さっきまでやってた場所とサイズが違い過ぎて、同じ川とは思えません。数的にはさほどではありませんが、右腕の筋肉がパンパンです。

 

 


 

今日は合計5時間・585尾でした。

 

  前回行った平成記念橋の周辺より魚影は確かに濃いです。

 撒き餌に長時間留まる事が多い秋だったら、おそらく2割位は釣果がアップするでしょう。

 最後にやった場所でのインディアンラッシュには正直驚きました。 矢作川は魅力の尽きない河川です。

 

 自宅から車で出かけた時は、左腕を少しでも動かすと、肩から肩甲骨にかけて痛みが走ったのですが、

 ハエを取り込む時に左腕を動かしても全く痛みなど感じませんでした。

 好きな事に夢中になっている時ってそんなもんなんでしょうね。

 

 

今晩宿泊する FORESTA HILLS と言うホテルです。静かな森の中にある素敵なホテルです。

これからハエの生臭さとコマセの臭いが染みついた格好でフロントに行くのかよ。気が引けるなぁ~。

      大丈夫、成リンなら。(笑)

 

 

  明日は矢作川の支流、巴川で鮎釣りをして帰ります。

 

   

次回のハエ釣り一人旅は7月下旬頃の予定です。

  

 

 

 

第26回 (令和元年5月上旬)

 

 

ハエ釣りと森林浴を兼ねて、栃木県・荒川へ出かけた。

 

 

 荒川は那珂川の支流です。今まで何度か川を覗いた事はあるのですが竿を出したことはありません。

 仲間から「ハエが釣れるよ。」と聞いている川なので、一度は釣行してみたいと思っていました。

 また荒川は、那須烏山の山間を流れている川なので森林浴にはもってこいだと思い出かけた。

   

 朝8時15分、新荒川橋に到着。近くの運動広場に車を停めた。

 早速橋の上から川を覗いた。下流の瀞尻からザラ瀬周りが良さそうに見える。

 

〈 ※ 川を見ただけで心拍数が多くなる成リン、ハエ釣り中毒患者の特徴(笑) 〉

 

 初めての川なので、まずは2時間かけて下流を探ってみる事にした。急いで準備を整えた。

 下流の瀞尻周辺に左岸から立ち込んだ。3投目で10cm位の小バヤが、続いて2尾、3尾目は15cm位のハヤ。

その後4尾、5尾、6尾と全てハヤ(ウグイ)。「ここはダメだ!」 直ぐに下流のザラ瀬周りに移動した。

  

 しかしそこには、腹をオレンジ色に染めたウグイの精鋭部隊が待ち受けていたのである。

 

 

新荒川橋下流。

とにかく釣れない。右岸に渡って、左岸に戻って、川を行ったり来たり。何処をやってもハヤだらけ。たま~にハエが

ポツリポツリと混じる感じ。

 

 

新荒川橋下流。2時間・27尾

2時間やってたったの27だよ。しんどいよ。


 

◆次は数百メートル下流にある吊り橋へ行った。ここで1時間やる事にした。

 

吊り橋上下流。

堰下の浅目の小場所を攻めてから下流の瀬脇へ。

ここもハエはポッツリポツリ。また、ここの瀬脇はデカバヤ

が多くて仕掛けトラブル多発。

 

 

吊り橋上下流。1時間・23尾

ここもハエは極薄です。


朝から3時間も貧果の釣りが続いて、疲れきって土手を歩いていると「おっ!」足元を毛虫君が歩いている。

「釣れなくて疲れちゃったよ。」と毛虫君に話しかけたが、何も答えてくれずにただもくもくと歩いていた。

 

 

 

 ◆次は2km位下流にある荒川橋に向かった。橋に到着し、まずは橋の上流を1時間攻めてみる事にした。

 

 

荒川橋から上流を望む。

この川は黄土色っぽい石が多くて、川底が黄色っぽく見える場所が多い。

 

 

荒川橋上流約300mにある瀞。

「どうせここも釣れないだろう」と思って竿を出したら以外に釣れた。今日初めて撒き餌にハエが寄ってる感じがした。

 

 

荒川橋上流約300mにある瀞。1時間・53尾

ここはハエが続けて3尾、4尾と釣れる事もあって嬉しかった。たった53尾だったけど、ハエ釣りをしたって感じ。

ここは小型が多かった。

 

 


 

◆最後は橋の下流に移動して1時間やる事にした。

 最後はビシッと入れ掛りといきたいね。(今日は無理かな。)

 

荒川橋下流。

ここは石が曇っている感じで、竿を出す前からあまりいい感じはしなかった。

荒川橋下流。1時間・20尾

ラストなので、さっきやった上流位の数は釣りたかったなぁ~。ここはハエもハヤも薄い感じでした。

 

 


荒川のハエは顔や背中が黄色味を帯びている。たぶん川底が黄色っぽいからじゃないのかな?

 

 

 

今日は合計5時間・123尾でした。

 

  ハヤ(ウグイ)が非常に多くて厳しい釣りでした。

  また、「5月は瀬周りだ。」と言う先入観が強すぎて、今日は瀬周りにばっかり目が向いていた様な気がします。

 むしろ水通しの良い瀞場にもっと時間をかけた方が数を伸ばせたかもしれません。

  自然相手のスポーツは一筋縄ではいかないです。

   

荒川で、ウグイの迷宮にまよい込んでしまった成リンでした。

 

 

 

那須烏山は空気がとっても美味しい。荒川沿いにはマイナスイオンが溢れていて森林浴には最高です。

 

 

 

次回のハエ釣り一人旅は6月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

第25回 (平成31年4月中旬)

 

 

木々の若葉がまぶしい季節、神奈川県・金目川へ出かけた。

 

 

金目川は長い間通い続けているとても身近な河川です。

 初めて訪れたのは35年程前です。当時はハエ釣り河川として殆んど知られていませんでした。

 仲間に「金目川釣れるよ。」と言っても「金目川って何処にあるんだよ。」と言う具合でした。

 その後、口こみで噂が広がり各釣会が例会を実施するようになったのです。

 

当時の金目川は背丈以上の水深のある場所がいたる所にあり、冬でも良く釣れました。

 また、上流の南平橋周辺ではビックリする様な大型も釣れて春先に好んで通いました。

 都心からもわりと近くアクセスも良いので、現在も多くのハエ釣愛好者が訪れています。

  

  朝7時ちょっと前、川沿いにある金目観音堂に到着。まずは観音様にお参りをしてから竿を出す事にした。

 「今日も一日楽しい釣りが出来ますように。」と手を合わせた。

 

坂東七番札所・金目観音堂。

手を清め、お賽銭箱に300円投げ入れた。(いつも賽銭は50円と決めているのに)

「300尾釣れます様に」と言う下心がみえみえだ。(笑)

 

 

 

お参りを済ませた後、土屋橋へ向かった。橋の近くに車を停めて早速釣り支度。

 まず最初は上流を1時間攻めてみる事にした。右岸の土手を歩いて上流へ向かう。

 土手から川を覗くと水は思ったより少ない。

 

 300メートル位上流の瀬落ちの波立ちから竿を出した。

 マキエを打って暫くしてようやくアタリが。手元にググっと力強い引きが伝わって来た。

抜くと14cm位の太った良型だ。続いてバタバタ来ると思いきや、アタリがやたら遠い。

 

  その後すぐ上流の人道橋上下もやってみたが‥‥‥‥‥。

 

 

 

土屋橋上流。

 この場所は見かけ倒しで全然ダメ。すぐ上流の人道橋上下もハエは極薄状態でした。

(ここは2年前に来た時には良く釣れたのになぁ~。)

 

 

土屋橋上流。1時間・26尾。

型はいいが数は全然。この周辺は何処をやってもショボかった。


 

◆次は土屋橋下流をやってみる事にした。

  ここは座禅川合流周辺まで攻める場所が多いので1時間30分やることにした。

 この周辺は人気のある場所なのでやや釣り荒れている事もあります。

 でも雨による出水があれば、川はまたリセットされて暫く大丈夫です。

 

土屋橋下流。

 この写真の少し上流の瀬落ち周辺で少しまとまった数が

出ました。橋の上流と比較すると魚はだいぶ多い感じです。

ただ魚は居ても水が少ないので釣りづらい。

 

土屋橋下流。1時間30分・106尾。

水量が少なく川全体に流勢が無いので小型が多く混じる。


 

◆次はここから2.5㎞位下流の水量計へ行った。

  ここは以前に鉄骨で出来た水量計があったのでそう呼んでいた。

 現在は鉄骨は無くなり、土手のコンクリート護岸に目盛りが付いています。

 ここも結構人気のある場所です。

 

水量計上下流。

この画像のすぐ下流にある石の粗い瀬では良型が多く出た。

浅いザラ瀬には小指サイズの遡上鮎が沢山見えました。

 

 

水量計上下流。1時間30分・80尾。

ここも一時間半やったら束は出ると思ったが以外に伸びなかった。

 


色の出ている雄が数匹釣れた。金目は水温が高いので雄の色付きが早いですね。

 

 

 

◆今日の最後は私の好きな吾妻橋下流に決めた。

 ラスト1時間、釣りまくるぞ~! (風が強くなっちゃったなぁ~。)

 

吾妻橋下流。

 良型が多く混じるが、バラシが多発。風が強くなったせいもあると思う。もう10cm位水が高かったらここは面白いんだよね。

 

 

吾妻橋下流。1時間・51尾。

水中バレ、空中分解が多くて針を変えたり浮子下を調節したり、なんやかんややってたら1時間があっという間に終わってしまった。


 

今日は実釣5時間263尾でした。

 竿を出す前は、5時間やれば3束は出るだろうと思っていたけど以外に出なかった。

 水が少ないのと、後半風がキツかったのが影響したのかな?

 でも、竿を腰まで曲げてくれた魚もいたので楽しい釣りでした。

  

  春風の中にかすかに花の香を感じながら成リン金目川を後にした。

 

金目は春爛漫

 

 

次回のハエ釣り一人旅は5月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

◆番外編

 

 

 

★ 成 リ ン の 宝 物

 


成リンの愛竿(ハエ竿)

 

 これらの竿の中には競技を始めた頃からのものもあります。長年使い込んだので、腰が抜けてヘナヘナになっている竿や、コーティングが剥げて傷だらけの竿もあります。そんなボロボロになっている竿にもいろんな想い出が詰まっているんです。

  幾多の大勝負を私と一心同体で戦い抜いてきた竿達なんです。 

苦楽を共にしてきたこれらの竿はかけがえのない宝物です。

 

 

 

 

 


 

成リンのハエ釣り日誌

 

 私が競技を始めて間もなくの頃から書き綴っている日誌です。釣行の後に自宅に帰って必ず書いています。

日時、河川、場所、天候、水況、釣況、総釣果、使用したタックル、その他いろいろその日感じた事を書いています。  特に試合があった時は事細かに書きます。河川図を描き、試合中にどの様な試合運びをしたのか、

解る範囲での対戦相手の行動や釣果など。また、勝因や敗因も自分なりに分析して書いています。

 

  釣りに疑問点が生じて行き詰ってしまった時などにこの日誌をよく開いてみています。

10年前、20年前と、過去をさかのぼって目を通して見ていると、ふと、解決策が浮かんでくる事が

有るんです。このように以前の釣りを振り返る時に非常に役立ちます。

 

 ハエ釣り日誌は私にとって大切な大切な宝物なんです。

 


 

●今年度のハエ釣り一人旅は4月中旬頃の予定です。今しばらくお待ち下さい。

                                       

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