◆新たなるステージを目指して、ハエ釣りロマンの旅は続きます。
第28回 (令和元年7月下旬)
●今、関東で噂の河川、栃木県・田川を訪ねた。
田川は鬼怒川の支流です。
昨年、某釣会のS理事長のホームページに田川釣行の記載があり、「田川半端ないって」と言う
書き込みがあった。それ以来この川が気になっていた。そして今春、S理事長の釣会が田川で例会を行った。
その時に丸々と太った良型がボコボコ釣れたらしい。
そんな情報を耳にした成リン、益々気になって夜も眠れない。(笑)
そこで今回、田川を訪ねてみる事にしました。
もともとこの川はS理事長と同じ会に所属していて、製麺業を営む名手・K君が開拓した川らしい。
朝7時40分、谷地賀橋という橋のたもとに到着。早速橋の上から川を覗いた。
「あれっ、想像してたより全然水多い川だわ!」 「まてよ、これ増水してるのか?」
(ヘチの草がかなり水に浸かっている)
谷地賀橋から上流を望む
さてさて、丸々と太った良型がボコボコ釣れるのかな? 気持ちが高ぶる成リン。
橋の上下を2時間攻めてみる事にした。増水してる感じなので際から探ってみよう。
釣り支度を済ませ400m位上流の左岸からスタート。まずは際の緩流帯から竿を出した。
2投目でウキがズボッと消し込んだ。12cm位の元気なハエだ。
たて続けにバタバタッと来たが、まもなくアタリがパタリと止まった。
その周辺二か所探ってみたが何処も続かない。そこで川を切って右岸に渡った。
際の緩流帯は止めて瀬の中をやったら入れ食い。 いいペースです。
「最初からまともな筋を狙うんだったなぁ~」
釣れるハエは中、小型で、期待した良型は殆んど来ない。
谷地賀橋上流。
最初、際の緩流帯にこだわり過ぎた。
石底の瀬でバタバタ釣れた。
谷地賀橋下流。
流れが一本調子で以外に攻める場所が
少ない。釣れる場所と釣れない場所が
ハッキリしていた。
谷地賀橋上下流。 2時間・201尾
想像していたサイズより二回りも小さい。
ハエが丸々太っていると聞いたが全然太って
いない。季節の違いによるものと思う。
この時期(盛夏)になるとお父さんは腹がペッタンコで気の毒なぐらい痩せている。
何回も頑張ったんだろうなぁ~(笑) 顔も何処となく疲れ切った表情をしている。
◆次は1.5km位下流にある塚越橋という橋へ行った。 まずは橋の上流を1時間半やってみる事にした。
塚越橋上流。
400m位上流の瀬落ちからスタート。砂利底でサラサラと
瀬が落ちていて、見るからに数が出そうだったが期待外れ。
そこから川を切って右岸を攻めた。瀞瀬の様な場所で数を
稼いだ。
塚越橋上流。1時間30分・159尾
石底の瀞瀬で数が出た。ハエは殆んど中型で、大型も来ないけどチビもあまり来ない。
◆最後は橋の下流を1時間半やって終わろう。 見た感じでは色々小場所もありそうで数が出そうだ。
塚越橋下流。
ここは川相に変化があって数が出ると思ったのに‥‥‥
右岸の浅い流れは全くの不調。
塚越橋下流。1時間30分・116尾
あまりにも細かく攻めたのが裏目に出た感じ。
今日の釣況に合わない場所を攻めちゃったかも。
朝方は時々雨もパラついていたが、昼頃から急に青空が広がってきた。
今日は合計5時間・476尾でした。
丸々太った良型が釣れると聞いていたので、わざわざ0.3号のハリスを結んだ針を持って来たけど
一本も使わなかった。
季節や水況の違いによってサイズや魚の体型が変わる事はままあることです。
でも、丸々太った良型を釣ってみたかった。(本音)
今日は食いが良かったせいかアタリが実に明快。ズボッ、ズボッと消し込むダイナミック
なアタリでした。釣ってて気持ちが良かった。
また外道が意外に少なく、ハヤとムツがほんの数尾来ただけです。
噂の田川、成リン納得です。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は9月中旬頃の予定です。
※8月は鮎釣りに専念するのでお休みとさせて頂きます。
◆番外編
★成リンが夏の武者修行に出かけてきました。
私の所属会(ハエ釣ライオンズクラブ)は7・8月は休会なので、よそのハエ釣クラブに武者修行に行ってきました。
●7月7日(日)、栃木県・思川で開催された 《 HATやまべ釣愛好会、創立45周年記念大会 》
に参加させて頂きました。
当日の思川はかなり増水していました。
朝6時30分、参加者達が続々集結。
皆さん挨拶を交した後、早速川村リーダーから試合のルール説明が行われました。
石ノ上橋で2時間、間中橋で2時間、トータル4時間の戦いです。
第1試合の石ノ上橋では、私は橋の直ぐ上流に入川しました。
立て続けにアタリが出たかと思うと、少しアタリが遠のいたり安定しません。
ペースは今一つだったのですが、周りの人もあまり釣れている様には見えなかったので、そこで粘って1束
近く釣りました。
その後上流に移動してからはまとまった数が拾えず苦しい試合でした。
第2試合は最初に入川した瀬脇でたったの2尾です。(@_@;) 焦りました。
その後いろんな場所に竿を出しましたが長続きする場所がありません。
そして最後にようやく続きそうな場所を見つけたのですが時すでに遅し、タイムアップです。
思川は、昨年他の会の例会で5束位出ているのでもっと釣れると思いました。今回は意外に渋い思川でした。
《 HATやまべ釣愛好会・創立45周年記念大会の成績 》
優 勝 成田武光 253尾
準優勝 小林竜明 228尾
第3位 佐近津里彦 183尾
第4位 大山恭司 160尾
第5位 松岡明年 99尾
第6位 河行賢次 94尾
第7位 江東洋一 84尾
第8位 川村多平 70尾
第9位 小熊 茂 52尾
第10位 佐藤義昭 51尾
第11位 橋本純一 47尾
第12位 鈴木 勝 40尾
第13位 佐原紀雄 31尾
第14位 鈴木忠美 19尾
持ちきれない程の賞品を頂きました。
試合後は川風にふかれながらのバーベキューです。今日の反省や昔の想い出話で皆さん盛り上がっています。
HATやまべ釣愛好会の皆さんは油断も隙も無い選手ばかりです。試合中はバチバチ火花を飛ばしますが、
試合が終わると皆さん気さくな人達ばっかりで素晴らしい会です。
これから50年、100年と続いてもらいたいと思います。
当日は何かとお気遣い頂き有難うございました。
●7月14日(日)、埼玉県・入間川で開催された
入間クラブ創立30周年記念やまべ釣大会 (入間カップ 2019)に参加させて頂きました。
当日は朝から雨模様でした。
集合時間よりかなり早めに現場に到着したのですが、すでに多くの熱き男達が集まっていました。
「おはようございます」「成田さん、雨の中ご苦労様です。今日は程々に釣ってね」
挨拶を交している間にも続々と選手達が到着。参加者が29名と関東のメイン大会に匹敵する人数です。
雨の降りしきる中、多くの選手が入間川橋下に集まった。試合中は鬼になってしまう連中です。
いやですねぇ~、こんな連中と試合をするのは。(笑)
※画像の中央、橋脚の所に見える青い半袖シャツの人が入間クラブ会長・河行賢次さんです。
6時20分、河行会長の挨拶が終わり早速予選ブロックの抽選です。
(予選はA、B、Cの三つのブロックに分かれて行います)
続いて吉本幹事長より詳しいルール説明がありました。選手の皆さんは徐々に気合が乗ってきています。
まもなく各予選ブロックの場所へ車で移動しました。
私はAブロックで入川順位は8番です。Aブロックは川相が変化の少ないブロックです。
当日は雨で川はかなり増水し濁りも入っていました。
前半戦(2時間)はセンターより500m位上流の瀬落ちに入川しました。
最初は良いペースだったのですが徐々にペースダウンです。そして場所移動するも二の矢が効かず苦しみました。
後半戦(2時間)は絶対釣れると思ったテトラポットのヨレ場が全くの不調。
今日は増水、濁りでポイントも少なく、最後はお手上げ状態でした。
まもなく予選終了、冴えない釣果に終わってしまいました。結果、Aブロック10名中4位です。
その時点で決勝進出は諦めていました。
ところが大会本部に戻るとワイルドカードに引っ掛かりギリギリ決勝戦進出です。ラッキー!
決勝進出者は名だたる名手がズラリと並んでいます。私も気合が入ります。決勝戦は1時間一本勝負です。
予選では色々考え過ぎてしまって思うような試合運びが出来ませんでした。それを教訓に
決勝戦ではあれこれ考えず、その場で感じたままの釣りや動きをしようと思いました。
予選では裏目裏目の釣りで、運にまで見放されている様な感じでした。
ところが決勝戦では狙いがズバズバ的中し、のびのびとした試合運びが出来ました。
その結果、成リン、やっちゃったのです!
予選Aブロック成績表
広瀬橋上流 (4時間の釣果)
1位 ★黒木博司 319尾
2位 ★平山喜一 255尾
3位 ★川村多平 189尾
4位 ●成田武光 181尾
5位 武田文和 155尾
6位 新田晴夫 155尾
7位 中村正幸 151尾
8位 佐近津里彦 140尾
9位 小熊 茂 125尾
10位 斉藤卓三 71尾
予選Bブロック成績表
入間川大橋上下 (4時間の釣果)
1位 ★吉本義郎 205尾
2位 ★堀越勝博 143尾
3位 ★佐々木敏雄 115尾
4位 鈴木 勝 94尾
5位 竹川 進 91尾
6位 橋本純一 80尾
7位 松岡明年 78尾
8位 桜木昭治 67尾
9位 木村安雄 53尾
予選Cブロック成績表
八瀬大橋上下 (4時間の釣果)
1位 ★小林竜明 229尾
2位 ★浅見 隆 190尾
3位 ★大山恭司 180尾
4位 ●浅見 朗 151尾
5位 ●中村公準 124尾
6位 竹林 敏 113尾
7位 河行賢次 89尾
8位 松岡正幹 88尾
9位 江東洋一 69尾
10位 尾藤明秀 63尾
★各ブロック3位迄の決勝進出者 ●ワイルドカードでの決勝進出者
入間クラブ創立30周年記念やまべ釣大会
[ 入間カップ 2019]
決勝戦 成績表
関越道上下 (試合時間1時間)
優 勝 成田武光 97尾
準優勝 浅見 朗 66尾
第3位 大山恭司 54尾
第4位 小林竜明 52尾
第5位 吉本義郎 48尾
第6位 平山喜一 42尾
第7位 黒木博司 29尾
第8位 川村多平 25尾
第9位 堀越勝博 15尾
第10位 浅見 隆 14尾
第11位 中村公準 8尾
第12位 佐々木敏雄 0尾
苦しい予選を耐え忍んでの優勝だったので喜びもひとしおです。
(腕に覚えがある29名の侍達)
当日は数多くの名手の方が参加されていたので、試合中に川取り、攻め方、見切りなどを見て、
今まで自分が気づかなかった様な事を発見したり、また、個性豊かな立ち位置なども勉強になりました。
降りしきる雨でビショビショになりましたが、とても有意義な一日でした。
この大会の為にいろいろと苦労なされた入間クラブの皆様、心より感謝申し上げます。
また、参加選手の皆様、タフコンディションの中での試合お疲れ様でした。
第27回 (令和元年6月中旬)
●梅雨の合間にひとっ走り、愛知県・矢作川へ出かけた。
私事ですが、先週、某河川の土手から転落し全治2週間のケガをしてしまいました。今回の一人旅に際し、上さんから
「肩のケガが治ってから出かけてね」と再三言われていたので、「痛みは殆んど無くなったよ」とウソをついて
強引に出かけた。
矢作川は一昨年の10月に一人旅で一度訪れています。
何故また矢作川かと言うと、前回訪れた時、帰り際に友釣りをしていた人とちょっと話をしたんです。
会話の中で「白ハエ釣るんだったらもっと下流の方がいいよ」とその人が言ったんです。
でもその時は高釣果だったので真剣に聞いていませんでした。
しかし月日が経ってもその言葉が妙に頭に 残っているんです。
そこで今回、前回竿を出した場所より10km位下流にある葵大橋という橋へ行ってみようと出かけた。
朝5時ちょっと前、どんよりとした曇り空のなか自宅を出発。
8時20分、矢作川の葵大橋近くに到着。左岸の土手に車を停めた。
早速河川敷きを歩いて川を覗きに行った。上流に目がいった。「砂利底でいい場所だわ」
すると目の前で銀色の小魚がピョンと跳ねた。それを見た成リン、あわてて車に戻り急いで身支度をした。
ケガをしている左肩に負担を掛けない様に、マキエの量を普段の三分の一程度入れ肩に担いだ。
橋の上流約50m位の瀬脇に入川。一投目で来た。10cm弱の綺麗なハエです。
すぐさま入れ食いモード。7cm ~12cm位の中・小型が主体です。
葵大橋上流。ここは魚影が非常に濃い。外道も少なくいい場所です。ただ、秋とは違ってどうしてもこの時期は、撒き餌を打って時間が経つと魚が躍る傾向にあります。魚影の割には今一つ釣果が伸びない事が多い時期です。ここは秋だったら凄い事になるよ。
葵大橋上流。1時間30分・213尾
魚影の感じからすると250尾位はいけるんじゃないかと
思ったけど、ちょっとアタリが取りづらくなるぶん数が伸びなかった。
◆次は橋の下流の瀞を1時間30分攻めてみる事にした。
橋の直下は深くて淀んでいるので水通しの良くなる瀞尻まで歩いた。
ほんの少し濁りが入っていて水況は最高でした。愛知県も昨日は雨だったらしいから。
葵大橋下流瀞。ここは入川して直ぐバタバタっと凄いペース
だった。しかし間もなくアタリがパタリと止まったり、またアタリが出始めたりと安定しません。ニゴイか鯉が寄ってる様な感じでした。
葵大橋下流瀞。1時間30分・169尾
際の緩い流れを攻めるとスゴモロコがポツポツ混じるので、少し中に立ち込んで流勢のある場所を攻めた。
オパールの様な輝きを放つ美しいハエ。小さいけれど掛かってから暴れまくるやんちゃなハエが多い。
◆次はそこからすぐ下流の瀬落ちを1時間やってみる事にした。
葵大橋下流200mの瀬落ち。ここは見るからに釣れそうだったが以外にダメでした。200尾位出るかも。
と思ったらとんでもない。
葵大橋下流200mの瀬落ち。1時間・84尾。
浅瀬の芯脇でパタパタっと来るのですが以外に続かないので下流へ移動。するといきなり砂底になり、スゴモロコが多くなってしまって全然ダメ。
◆今日の最後は、橋の500m 位上流でやってみる事にした。
なかなかいい場所だ。最後の1時間 、思いっきり攻めるぞ!
葵大橋500m上流の瀬肩。なんとここは大型のインディアンだらけ。(なんで?) 流れに乗って肩の落ち際まで下がったインディアンを一気に抜くと弾丸ライナーです。ビビります。楽しいをとり越して、成リンはもうエクスタシーです。
葵大橋500m上流の瀬肩。1時間・119尾。
なんでここにインディアンが沢山集まっているのか不思議です。さっきまでやってた場所とサイズが違い過ぎて同じ川とは思えません。数的にはさほどではありませんが右腕の筋肉がパンパンです。
今日は合計5時間・585尾でした。
前回行った平成記念橋の周辺より魚影は確かに濃いです。
撒き餌に長時間留まる事が多い秋だったら、おそらく2割位は釣果アップするのではないでしょうか。
最後にやった場所でのインディアンラッシュには正直驚きました。 矢作川は魅力の尽きない河川です。
自宅を出発した時は左腕をちょっとでも動かすと、肩から肩甲骨にかけて痛みが走っていました。
ところがハエを取り込む時、左腕を動かしても全く痛みなど感じませんでした。
好きな事に夢中になっている時ってそんなもんなんでしょうね。(*^-^*)
今晩宿泊する FORESTA HILLS と言うホテルです。静かな森の中にある素敵なホテルです。
これからハエの生臭さとコマセの臭いが染みついた格好でフロントに行くのかよ。気が引けるなぁ~。
大丈夫、成リンなら。(笑)
明日は矢作川の支流、巴川で鮎釣りをして帰ります。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は7月下旬頃の予定です。
第26回 (令和元年5月上旬)
●ハエ釣りと森林浴を兼ねて、栃木県・荒川へ出かけた。
荒川は那珂川の支流です。今まで何度か川を覗いた事はあるのですが竿を出したことはありません。
仲間から「ハエが釣れるよ」と聞いているので一度は釣行してみたいと思っていました。
また、荒川は那須烏山の山間を流れている川で、森林浴にはもってこいだと思います。
朝8時15分、新荒川橋に到着。近くの運動広場に車を停めた。
早速橋の上に行って川を覗いた。下流の方が良さそうに見える。
とりあえず2時間かけて橋の下流を探ってみる事にした。急いで準備を整えた。
下流の瀞尻周辺に左岸から立ち込んだ。3投目で10cm位の小バヤが、続いて2尾、3尾目は15cm位のハヤ。
その後4尾、5尾、6尾と全てハヤ(ウグイ)、ハヤオンリー。「ここはダメだ!」 下流のザラ瀬に移動した。
しかしそこには腹をオレンジ色に染めたウグイの精鋭部隊が待ち受けていたのである。
新荒川橋下流。
とにかく釣れない。右岸に渡って、左岸に戻って、川を行ったり来たり。何処をやってもハヤだらけ。たま~にハエが
ポツポツ混じる感じ。
新荒川橋下流。2時間・27尾
瀬の開きでポツリポツリと釣れただけ。
2時間やってたったの27尾だよ。しんどいよ。
◆次は数百メートル下流にある吊り橋へ行った。ここで1時間やる事にした。
吊り橋上下流。
堰下の浅目の小場所を攻めてから下流の瀬脇へ。
ここもハエはポッツリポツリ。また、ここの瀬脇はデカバヤ
が多くて仕掛けトラブル多発。
吊り橋上下流。1時間・23尾
ここもハエは極薄です。
朝から3時間も貧果の釣りが続いて疲れきって土手を歩いていると「おっ!」足元を毛虫君が歩いている。
「釣れなくて疲れちゃったよ」と話しかけたが何も答えてくれず、毛虫君はただもくもくと歩いていた。
◆次は2km位下流にある荒川橋に向かった。橋に到着し、まずは橋の上流を1時間攻めてみる事にした。
荒川橋から上流を望む。
この川は黄土色っぽい石が多くて川底が黄色っぽく見える場所が多い。
荒川橋上流約300mにある瀞。
「どうせここも釣れないだろう」と思って竿を出したら以外に釣れた。今日初めて撒き餌にハエが寄ってる感じがした。
荒川橋上流約300mにある瀞。1時間・53尾
ここはハエが続けて3尾、4尾と釣れる事もあって嬉しかった。たった53尾だったけど、ハエ釣りをしたって感じ。
ここは小型が多かった。
◆最後は橋の下流に移動して1時間やる事にした。
最後はビシッと入れ掛りといきたいね。(今日は無理かな)
荒川橋下流。
ここは石が曇っている感じで、竿を出す前からあまりいい感じはしなかった。
荒川橋下流。1時間・20尾
ラストなので、さっきやった上流位の数は釣りたかったなぁ~。ここはハエもハヤも薄い感じでした。
荒川のハエは顔や背中が黄色味を帯びている。たぶん川底が黄色っぽいからじゃないのかな?
今日は合計5時間・123尾でした。
ハヤ(ウグイ)が非常に多くて厳しい釣りでした。
また、「5月は瀬周りだ」と言う先入観が強すぎて、今日は瀬周りにばっかり目が向いていた様な気がします。
むしろ水通しの良い瀞場にもっと時間をかけた方が数を伸ばせたかもしれません。
自然相手のスポーツは一筋縄ではいかないです。
荒川で、ウグイの迷宮にまよい込んでしまった成リンでした。
那須烏山は空気がとっても美味しい。荒川沿いにはマイナスイオンが溢れていて森林浴には最高です。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は6月中旬頃の予定です。
第25回 (平成31年4月中旬)
●木々の若葉がまぶしい季節、神奈川県・金目川へ出かけた。
金目川は長い間通い続けているとっても身近な河川です。
初めて訪れたのは35年程前です。当時はハエ釣り河川として殆んど知られていませんでした。
仲間に「金目川釣れるよ」と言っても「金目川って何処にあるんだよ」と言う具合でした。
その後、口こみで噂が広がり各釣会が例会を実施するようになったのです。
当時の金目川は背丈以上の水深のある場所がいたる所にあり、冬でも良く釣れました。
また、上流の南平橋周辺ではビックリする様な大型も釣れて春先に好んで通いました。
都心からもわりと近くアクセスも良いので、現在も多くのハエ釣愛好者が訪れています。
朝7時ちょっと前、川沿いにある金目観音堂に到着。まずは観音様にお参りをしてから竿を出す事にした。
「今日も一日楽しい釣りが出来ますように」と手を合わせた。
坂東七番札所・金目観音堂。
手を清め、お賽銭箱に300円投げ入れた。(いつも賽銭は50円と決めているのに)
「300尾釣れます様に」と言う下心がみえみえだ。 (*_*;
お参りを済ませた後、土屋橋へ向かった。橋の近くに車を停めて早速釣り支度。
まず最初は上流を1時間攻めてみる事にした。右岸の土手を歩いて上流へ向かう。
土手から川を覗くと水は思ったより少ない。
300メートル位上流の瀬落ちの波立ちから竿を出した。
マキエを打って暫くしてようやくアタリが。手元にググっと力強い引きが伝わって来た。
抜くと14cm位の太った良型だ。続いてバタバタ来ると思いきや、アタリがやたら遠い。
その後すぐ上流の人道橋上下もやってみたが‥‥‥‥‥
土屋橋上流。
この場所は見かけ倒しで全然ダメ。
すぐ上流の人道橋上下もハエは極薄状態でした。
(ここは2年前に来た時には良く釣れたのになぁ~)
土屋橋上流。1時間・26尾。
型はいいが数は全然。この周辺は何処をやってもショボかった。
◆次は土屋橋下流をやってみる事にした。
ここは座禅川合流周辺まで攻める場所が多いので1時間30分やることにした。
この周辺は人気のある場所なのでやや釣り荒れている事もあります。
でも雨による出水があれば、川はまたリセットされて暫く大丈夫です。
土屋橋下流。
この写真の少し上流の瀬落ち周辺で少しまとまった数が
出ました。橋の上流と比較すると魚はだいぶ多い感じです。
ただ魚は居ても水が少ないので釣りづらい。
土屋橋下流。1時間30分・106尾。
水量が少なく川全体に流勢が無いので小型が多く混じる。
◆次はここから2.5㎞位下流の水量計へ行った。
ここは以前に鉄骨で出来た水量計があったのでそう呼んでいた。
現在は鉄骨で出来た水量計は無くなり、コンクリート護岸に目盛りが付いています。
ここも結構人気のある場所です。
水量計上下流。
この画像のすぐ下流にある石の粗い瀬では良型が多く出た。
浅いザラ瀬には小指サイズの遡上鮎が沢山見えました。
水量計上下流。1時間30分・80尾。
ここも一時間半やったら束は出ると思ったが以外に伸びなかった。
色の出ている雄が数匹釣れた。金目は水温が高いので雄の色付きが早いですね。
◆今日の最後は私の好きな吾妻橋下流に決めた。
ラスト1時間、釣りまくるぞ~! (風が強くなっちゃったなぁ~)
吾妻橋下流。
良型が多く混じるが、バラシが多発。風が強くなったせいもあると思う。もう10cm位水が高かったらここは面白いんだよね。
吾妻橋下流。1時間・51尾。
水中バレ、空中分解が多くて針を変えたり浮子下を調節したり、なんやかんややってたら1時間があっという間に終わってしまった。
今日は実釣5時間263尾でした。
竿を出す前は、5時間やれば3束は出るだろうと思っていたけど以外に出なかった。
水が少ないのと、後半風がキツかったのが影響したのかな?
でも、竿を腰まで曲げてくれた魚もいたので楽しい釣りでした。
春風の中にかすかに花の香を感じながら成リン金目川を後にした。
金目は春爛漫
●次回の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃の予定です。
◆番外編
★ 成 リ ン の 宝 物
成リンの愛竿(ハエ竿)
これらの竿の中には競技を始めた頃からのものもあります。長年使い込んだので、腰が抜けてヘナヘナになっている竿や、コーティングが剥げて傷だらけの竿もあります。そんなボロボロになっている竿にもいろんな想い出が詰まっているんです。
幾多の大勝負を私と一心同体で戦い抜いてきた竿達なんです。苦楽を共にしてきたこれらの竿はかけがえのない宝物です。
成リンのハエ釣り日誌
私が競技を始めて間もなくの頃から書き綴っている日誌です。釣行の後に自宅に帰って必ず書いています。
日時、河川、場所、天候、水況、釣況、総釣果、使用したタックル、その他いろいろとその日感じた事を書いています。
特に試合があった時は事細かに書きます。河川図を描き、試合中にどの様な試合運びをしたのか、解る範囲での対戦相手の
行動や釣果など。また、勝因や敗因も自分なりに分析して書いています。
釣りに行き詰った時この日誌を開いて見ています。
10年前、20年前と、過去をさかのぼって目を通していると、ふと解決策が浮かんでくる事が有るんです。
このように以前の釣りを振り返る時に非常に役立ちます。
ハエ釣り日誌は私にとって大切な大切な宝物なんです。
●今年度の「ハエ釣り一人旅」は4月からの予定です。今しばらくお待ち下さい。
成リン