今年も燃えるぜ!
第36回 (令和2年7月中旬)
●日本アルプスの山々を超えて、富山県・常願寺川へ出発。
富山県の河川でハエ釣りをするのは今回が初めてです。
富山県の河川イメージは、水量豊富で急峻な流れが多いと言う感じかな。
富山県の釣りで渓魚や鮎の話はよく耳にするけどハエの話は聞いた事が無い。そこで色々調べたところ、
県の東部を流れる常願寺川にはハエがいるらしい。でも実際釣ってみないと分からんけどね。
「まぁ~釣れなかったら富山湾で獲れた美味しい魚でも食って帰ろう」と、軽い気持ちで出かけた。
朝9時ちょっと前に最初の目的地・常盤橋のたもとに到着。早速藪をかき分けて川を覗きに行った。
流れが急で竿を出す場所が少ない感じに見える。もう少し下流へ行ってみよう。
4km位下流にある常願寺大橋という橋へ行った。さっきの場所よりは良さそうに見える。
「よし!ここでやろう」準備を整えて橋の下流へ。するとルアー釣りをしている人が二人いた。
挨拶をして「バス釣りですか?」と尋ねると、「いえ、サクラマスです」との事。
序に水量の事を聞くと、このところの雨で通常の3倍以上はあると言っていた。
まずは橋の上流を1時間半釣ってみる事にした。
ちょっと濁りもあるので浅目の場所から攻める事にした。
撒き餌をする前に川に手を入れた。「冷てぇ~ 何この水温!」 夏の下流域だとは思えない。
関東じゃ考えられない水温だ。さっきの釣り人がサクラマス狙いと言ってたのが分かるよ。ハエはいるのか?
撒き餌を打って一投目でアタリ、しかし10cm位の小バヤ。
その後、釣っても釣っても全てハヤ(ウグイ)
そこで場所替えしようと思ったその時、光沢の違う魚「お! ハエだ」「いる事はいるんだねぇ~」
しかしその後はまたウグイの連続ドラマ。結局その場所では2尾だけでした。
富山の川ってこんなもんなのか?
常願寺大橋上流。とにかくハヤ(ウグイ)が多い。浅場をやってると撒き餌に黒く寄ってるのが見える。
寄っている魚の殆んどが小バヤです。たまぁ~~~に間違ってハエが釣れる感じ。
常願寺大橋上流のワンドっぽい小場所。
本流筋は殆んど釣れません。ワンドっぽい所の出口周辺でボツボツ釣れた。このようなワンドっぽい所にはハエが見える。
常願寺大橋上流。1時間30分・46尾。
今日は真面な本流筋を狙わない方がいいみたい。
本流はウグイの楽園だよ。
◆次は一つ上流の橋、雄峰大橋に行った。川へ出るまでの藪こぎが大変だ。
雄峰大橋下流。
ここも少し本流筋を狙ってみたのですが、やっぱり小バヤだらけでした。釣ったのは殆んど穴場の様な小場所です。
雄峰大橋下流。1時間30分・29尾。
今日の常願寺川は通常の攻め方は通用しない。
せこい場所だけ狙って釣るしかない。
◆常願寺川は思った以上に厳しいので、気分を換えて直ぐ近くを流れる小河川・白岩川に行ってみる事にした。
川を覗くとなかなか良さそうに見える。今日の最後の一本(1時間半)をここでやる事に決めた。
白岩川。最初にいきなりごっついインディアン。
ヨッシャ!と気合入れたら次からハヤばっかり。場所移動すると
今度はムツやアブラッパヤも来る。
最初のいきなりインディアンでダマされちゃったよ。(笑)
白岩川。1時間30分・5尾
とにかく釣れなくて、1時間経過した頃には集中力がチョチョ切れちゃった。(>_<) 白岩川のハエは超極薄。
富山釣行の初日は合計4時間30分・80尾でした。
富山のハエ釣りは想像以上に厳しい釣りでした。成リン爺さん、頭も身体もフル回転でクタクタです。
ただ、今日の釣りからヒントを得たような部分もあるので、明日も老体にムチを打って頑張ってみます。
「宿に帰って風呂でも浴びて美味い魚を食べに行くぞ~!」
― つぶらな瞳の富山美人 ―
「今日は釣れなくて大変だったでしょう。でも私を釣り上げたんだもん、あんた立派よ」 もったいないお言葉‥‥‥ (涙)
宿に帰って風呂を浴びてスッキリ。
フロントの人に「地魚の美味しいお店が近くにないでしょうか?」と尋ねると親切に教えてくれた。
早速出かけた。
店主に今日のお薦めの地魚を頼んだら、カンパチ・ノドグロ・
メバル・白エビなどを盛ってくれた。身がコリッコリで鮮度抜群でした。
京都の美食家達は富山湾で獲れた鱧(ハモ)を食べる。と聞いた事があるので、富山に来たら一度食べてみたいと思っていた。
鱧があるか聞いてみたら、今朝仕入れた良質の鱧があるとの事。早速鱧天を頼んだ。確かに身の弾力が強くて味わいがある。
なるほどねぇ~ (*^-^*)
お薦めの煮魚を頼んだらヤナギバチメが出てきた。 旨め~!
まだビールを飲んでいるのにご飯が欲しくなっちゃった。
他にもナマコ酢、スズキのあら汁など、富山湾の幸はどれもこれも心に沁みる味でした。
ついついビールが進んでしまい、ホテルに着くとフロアーがゆらゆら波打って見えました。(笑)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 富山釣行二日目 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
朝5時起床。目が覚めるとトマトジュースを飲みたくなって自販機に買いに行った。
ゴコゴク飲んだ後に熱いシャワーを浴びてスッキリ。
さてさて、今日の釣行は何処に行こうか? 実は悩んでいるんです。
常願寺川を諦めて富山県の西部を流れる小矢部川に行こうか? それとも常願寺川の本流筋は避けて、砂利穴っぽい場所を探して釣るべきか?この二つの何方を選択するか迷いに迷った結果、常願寺川で広いワンド、又は砂利穴っぽい場所を徹底して探して釣ろうと決断。
決断の理由は、小矢部川へ行っても本流筋はウグイが多いに違いない。昨日常願寺川で感じたのですが、ワンドの中には
ハエがいる。常願寺川で広いワンド、又は砂利穴っぽい場所さえ見つければハエは必ず釣れる。と思ったのです。
6時30分、宿を出発。常願寺川の穴場探しがスタート。河川敷きの藪の中の細い道をジムニーであっちへ行ったり、こっちへ行ったり。途中で行き止まりになって四苦八苦。ようやく1時間半以上もかかって良さそうな場所発見。
その場所は昨日やった場所の直ぐ近くでした。「灯台下暗し」とはこの事かよ。
ここは本流からほんの少しチョロチョロと水が入っている。正式にはワンドでも砂利穴でもなく分流になるのだろう。
でも、殆んど流れも無く止水に近い。
本流筋はどうせ釣れないのが分かっているので、今日はここで3時間頑張る事にした。
この場所は広いので、真ん中あたりで区切って、上流、下流をそれぞれ1時間半ずつ釣る事にした。
水面にはあちこちにモジリが見える。後は外道が少ない事を祈るだけ。
まずは下流の方から攻めてみよう。撒き餌を打って一投目で来た。12cm位のハエ。続いてバタバタ釣れる。
全てハエだ。「こんな所にハエがいるんだねぇ~‥‥‥」「俺は場所探しの名人だね」(笑)
その後ペースが落ちてきたので場所移動。「外道が一匹も来ない、嘘みたい」
分流の下流域。外道が相当混じるだろうと覚悟していたが、ただの一尾も来なかった。こんなにもハッキリ住み分けているのは珍しいわ。ハエはいる所にはいるんだねぇ~。この場所を見つけなかったら恐らくド貧果で帰る事になったよ。
分流の下流域。1時間30分・118尾。
ここは池の様な感じなので常願寺川で釣ってる感じがしない。
殆んど流れが無いので一箇所でそんなに長続きはしない。
分流の上流域。こっちの場所の方が水深があるせいか平均サイズ
が良かった。水深が1m弱位あるので良型がくると抜くのに時間がかかって楽しい。 後半は少し風が出てきた。水面にさざ波が立つと一時入れ掛かりになった。
分流の上流域。1時間30分・149尾。
ここで小バヤが2尾混じった。でも、これだけ釣ってたったの2尾だからね。この場所は大正解だと思うよ。
今日は合計3時間・267尾でした。
常願寺川の穴場的場所での釣りは正解だったと思います。
小矢部川へ行ってたら今頃ウグイが入れ食いになっている気がします。
富山県の川にもハエがいる事はわかりました。
常願寺川では、本流筋はウグイの楽園、穴場的な所はハエの楽園、何とも不思議です。
でも、8月に入って減水気味になって来ると、おそらく本流筋は水温が上がり緩やかな流れも多くなって、
穴場的な所からハエが本流に出てくるんじゃないのかな?
二日目にはハエ釣りらしい釣りが出来たのでホッとしています。
やはり富山県の河川は3000mクラスの山々から流れ出て来るので、水温も低めで急峻な流れも多く、どちらかと言うとハエよりはウグイに適した河川環境だと思います。
今回は色んな事を経験しました。成リン、それらを深く胸に刻んで越中を後にした。
帰り支度の際、魚籠を叢に置いてたらカタツムリの赤ちゃんが。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は9月中旬頃の予定です。
※8月下旬頃に特別編として「鮎釣り一人旅」をUPする予定です。お楽しみに。
成リン、盛夏は鮎もやるんです。
第35回 (令和2年6月中旬)
●梅雨の合間に、思い出が沢山詰まっている、埼玉県・入間川へ出かけた。
◆入間川での思い出の一つ
私が競技を初めて間もない頃、某会の例会で初めてこの川を訪れました。三十数年前の事です。
台風直後の例会で川は増水していて濁りもありました。私は八瀬大橋の下流に入川した事を覚えています。
朝から入れ食いでした。競技が終了して仲間に検数をしてもらったら700尾オーバー。
その時点で私の優勝は間違いないと思っていました。(それまで私は例会で500尾以上釣った事がなかったのです)
当時はニードルシステムも無く、竿は丈五(4.5m)の時代でした。700尾オーバーは記録的数字です。
ところが成績発表を聞くと私は3位だったのです。え!ウソ‥‥。その時の落胆は計り知れないものでした。
優勝は橋本春雄名人、2位は私のライバル・(故)有藤明宏さんだったのです。
橋本名人に負けたのはともかく、ライバルの(故)有藤さんに負けた事が悔しくて、悔しくて。
それから約3年間、釣技を研く為に入間川へ頻繁に通いました。
その後、(故)有藤さんとは全国大会出場前に一緒に合宿し、夜が更けるまでハエ釣りの事を語り合ったものです。
そんな良きライバルで有り友人だった有藤さんでしたが、40代という若さでこの世を去ってしまいました。
今でも入間に来ると時々彼の事を思いだします。
入間川は三十数年前から通い続けている身近な河川です。
自宅から一時間足らずで来れるので年に数回は訪れています。
都心からも割と近くて河川沿いには駐車場も多く、土手道も整備されていて入川し易い河川です。
魚影も濃く、多くのハエ釣り愛好者が訪れています。
また、入間クラブと言うハエ釣り専門クラブのホームグランドでもあります。
朝6時30分、水管橋上流のゲートボール場近くに到着。
準備を整えて川を見に行った。「水多いわ」多少濁りもある。水況としては最高である。
「一昨日上流で結構降ったんだなぁ~」
※実は2週間位前に入間川に来てるんです。その時はかなり減水していて水が澄んでいました。
釣況は 40尾/h~50尾/hで、釣れる場所が限定されていました。ただ、釣れるハエの
殆んどが良型でした。数は出ませんでしたがサイズがいいので楽しい釣りでした。
今回は正直、数はあまり期待して来なかった。
とりあえず最初に水管橋の上流を1時間30分攻めてみる事にした。
川を切って右岸に渡った。結構水面にモジリが見える。
「ササ濁りでいい感じに見えるけど、どうかな?」
先回来た時は殆んど釣れなかったゲートボール場前の瀞場ですが、
今日は流れもあって良さそうに見えるのでここから攻めてみます。
撒き餌を打って一投目で来た。「ちっちゃいわ」 その後、小指サイズが多く混じるけど入れ掛り。
2週間位前に来た時は小指サイズは殆んど釣れませんでした。
ゲートボール場前の瀞。 ここは先回来た時には流れも弱く澄んでいて、テトラ際でポッツリ、ポッツリ良型が釣れた程度でした。
今日はあまり立ち込まなくても小型がバタバタ釣れます。先回と同じ場所とは思えない。
ちょっと上流にワンドもどきの様な場所があった。増水直後だし
濁りもあったので釣れるかも?と思って竿を出したら入れ食い。
この場所、HATのコバちゃん(JFTで活躍した小林君)
好きそうな場所だなぁ~。でもね、彼はこんな場所であっと言う
間に束釣っちゃうから油断も隙も無いよ。(笑)
水管橋上流。1時間30分・172尾
2週間位前に来た時は殆んど釣れなかった小型がボコボコ釣れます。また、限られた場所でしか釣れなかった先回とは違い、今日は広範囲の場所で釣れる。雨でこんなにも変わるもんかなぁ~。
2週間前に来た時は殆んど釣れなかったこのサイズが今日はやたら多い。
◆次は800m位上流の文理大学周辺を1時間やる事にした。
文理大学周辺。ここの瀬落ちと上流のヘチ寄りで結構釣れた。
空が急に暗くなって遠くで雷鳴も聞こえだした。
「一雨来るのかな? いやだなぁ~」
文理大学周辺。1時間・126尾
ここも2週間位前に来た時に竿を出した場所です。その時は浅場
は全く釣れなかったのですが、今日はボコボコ釣れる。
◆次は水管橋の下流を1時間30分攻めてみる事にした。
さっき空が急に暗くなって雷鳴も聞こえたので、雨が来たら急いで車に逃げようと思っていたら、
いつの間にか明るくなってきて強い日差しが戻ってきた。
水管橋下流。右岸の瀞に跳ねが多くあったので竿を出したが、
ポツリポツリしか釣れませんでした。「何でかな?」左岸の瀬落ちはいい感じで釣れました。
朝方より少し水が下がって来た感じです。
水管橋下流。1時間30分・119尾
右岸の流れでちょっと粘り過ぎて時間ロスした。
ヤマベちゃん達は川に雨が入ってコンデションがいいのかギュンギュン引きます。
成リン、第3ラウンドが終わったのでちょっくら食事休憩。爺さんになったからご休憩も必要なんでやんす。(*^-^*)
30分休憩を取った後、ポカリスェットを交換し最終ラウンドへ向け気合を入れる。
◆最後は八瀬大橋の下流を1時間やって締める事にした。
八瀬大橋下流。少し立ち込んだ方がよく釣れた。
朝方より濁りも薄くなってきたせいもあるのかな?
八瀬大橋下流。1時間・100尾
ジャスト100尾、キリがいいね。
ここは今日やった中では一番型が揃っていた。
◆今日は合計5時間・517尾でした。
自宅を出発する前は、2週間位前に行った時の感じから「250尾(50×5)位かな」
と思って来たのですが、いくら水況が良いとはいえ5束は予想外ですね。
先回来た時、浅場で沢山遊んでいた小指サイズのハエが、この増水と濁りで一気に餌付いている 感じです。
「川って実際竿を出してみないと分からないわ」
今日はササ濁りと適度の増水という最高の条件だった事は間違いありません。
タイミングがドンピシャリだった今回の釣行、これも成リンの日頃の行いがいいからだと思います。
「シーン‥‥‥‥‥」 共感者ゼロ(笑)
今の時期は一か所でそんなに長くは続きませんが、長続きする事の多い秋口だったら爆釣になっちゃうかも。
これから益々楽しくなりそうな入間川でした。
今日の入間川はササ濁りと適度な増水、そして微風、三拍子揃った状況でした。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は7月中旬頃の予定です。
第34回 (令和2年5月中旬)
●人との接触は避けるよう肝に銘じ、千葉県・夷隅川 と 支流の西畑川へ。
※京都大学の山中伸弥教授が「ウイルスは人の細胞を利用して増殖し、人から人へと感染する事で生きながらえていく。
人と人との接触を断つことはウイルスにとって致命傷である。」と言った事を思い出し、今回は他県への釣行になるので、
最低限のマナーとして人との接触は絶対に避けようと決めて出かけた。
夷隅川(いすみがわ)は過去4回訪れています。
だいぶ以前の事になりますが、初夏にこの川で5束以上釣った事がありました。
もっともその時は増水気味で最高の水況でした。良型も多く釣れてとっても楽しい思いをした記憶があります。
今回はその事を思い出して出かけました。 支流の西畑川は今回初めて挑戦する川です。
朝7時20分、夷隅川の蟹取橋近くに到着。(この場所は過去に2度訪れています)
早速土手から川を覗いた。「水が少ないなぁ~」 ちらちらとモジリが見える。「おるおる!」
車に戻って身支度を整えて左岸にある階段を降りた。川に入り少し岩盤帯を歩くと魚が右に左に走る。
魚はかなりいるようだ。堰下の流れ出しから竿を入れる事にした。
撒き餌を打って一投目で来た。12cm位の小太りのハエ。その後ポッツリ、ポッツリで入れ掛り
にはならない。魚は沢山見えるのになんでやろ? 撒き餌に強く反応しない感じがします。
蟹取橋下流堰下。堰下から岩盤帯の溝を細かく攻め下った。
いろんな場所に竿を出したが何処もパッとしない。ここは良型が多く釣れる場所なんだけど今日は小型が多い。
蟹取橋下流堰下。1時間30分・69尾
魚が多く見える割には釣れない。撒き餌にどんどん寄って来る気配がない。
警戒心が非常に強い感じがする。今日は浅場は良くない。
夷隅のハエは体長の割に体高があるのでズングリした感じです。
◆次は八声交差点裏にある淵の上下を1時間半やってみる事にした。
淵の上流。瀬落ち周辺の小深い場所で少しまとまった数が出た。
その後、淵の下流へ行って見ましたが全くダメでした。
淵の上流。1時間30分・78尾。
今日は瀬はダメ、水通しの良い瀞がいい。
ここはカワムツもポツポツ混じる。
川の中を歩いていた時、ふと河原に目をやるとクロアゲハがいた。
「どうせ逃げるだろう」と思いながらも、そろ~り、そろ~り腰を低くして近づき、息を殺しながら撮った自慢の画像。
クロアゲハのボディには白い斑点模様があってとてもオシャレ。ボディに斑点模様があるなんて画像を見て初めて知った。
◆次はここから5km位上流にある、支流の西畑川へ行った。
西畑川は初めての川です。はたしてどんな川なのでしょうか?
西畑川の最下流にある橋、不動橋で1時間やってみる事にしました。
西畑川・不動橋下流。
本流と比べて水はかなり綺麗。しかし魚があまり見えない。
何か嫌な予感。その予感が的中してしまった。
西畑川・不動橋下流。1時間・10尾
ちっちゃなハエが10尾だけ、「だめだこりゃ!」
さっさと西畑川を退散。
◆西畑川はダメだったので再び本流(夷隅川)へ戻った。
西畑川合流点周辺の本流を1時間攻めて本日納竿する事にした。
西畑川合流点(本流)。
ここの瀬落ちは一見数が出そうに見えましたが、全くの見掛け倒しでした。ほんの数尾釣れただけ。
ここから100m位上流にある岩盤帯の溝でボツボツ。
西畑川合流点(本流)。1時間・31尾
ここは最初にやった蟹取橋と比べて魚影が薄い感じでした。
今日は合計5時間・188尾でした。
魚は沢山見えるのでもっと釣れるはずなのに?
今日は何故か水中バレが非常に多く、 竿をためる前に外れてしまう事が多い。
針を替えてみたがさほど効果がなかったので、 途中から穂先の柔らかい竿に替えてみました。
若干バレが少なくなった感じはしたもののハッキリとは分かりません。
また、今日の夷隅川は数尾釣れては止まり、また数尾釣れては止まるといったパターンが多く、なかなか
入れ掛りペースにはなりません。減水の影響なのかハエがナーバスになっている感じです。
ひょっとしてスーパーマーケットのレジ待ちのように、撒き餌の後ろに2m間隔を保って寄ってるのかな?(笑)
魚は沢山見えるので、雨でも降って水替りすればバカバカ釣れる気がします。
思うように釣れない夷隅川で考え込んでしまった成リンです。
若葉の谷間を吹き抜ける風、何処からともなく聞こえてくる鶯の声。人っ子一人いない夷隅川は3密とは全く無縁の世界です。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は6月中旬頃の予定です。
第33回 (令和2年4月中旬)
●緊急事態宣言の出されている中、静岡県・東伊豆の稲生沢川へ出かけた。
※人との接触を避ける為に不要不急の外出をひかえる様にと御達しが出されておりますが、ハエ釣り一人旅の場合は
車で現場まで行き、釣りをして帰って来るまで人との接触は避けられると考えた。
伊豆に行って春の空気を思いっきり吸いながら、春ヤマベの力強いググッという引きを味わいたくて今回出かけた。
稲生沢川は伊豆の下田市を流れる小河川です。
以前は例会でちょくちょく訪れていた河川です。また、鮎釣りにも良く来た川です。
このところご無沙汰しているので今回来てみました。
朝8時30分、志戸橋のたもとに到着。車を降りて橋の下流にあるフーセンダムの下を覗いた。
水が思ったより少ない。「よし!ダム下の瀬から釣り下がってみよう」
いろいろ思い描きながら身支度を終了。ダム下の右岸から川に降りて瀬の芯脇から竿を入れた。
しかしだいぶ流したがアタリ無し。場所移動、また場所移動。「まだ瀬には出てないのか?」
そして少し下流にある石裏のヨレ周りに竿を出した。数回流した後、流しきりの所でアタリが!
竿をゆっくり立てて抜いた。「型いいわ、よう引くねぇ~」
ところがその1尾きただけで後は何にも来ない‥‥‥。
フーセンダム下流。この場所は何回も訪れていて私の好きな場所です。瀬にはまだ魚が出てないみたい。釣れそうに見えるんだけどねぇ~。何ヶ所も竿を出しましたが釣れたのは2か所だけ。
フーセンダム下流。1時間・5尾
「いやぁ~釣れねぇ~よ。!」
撒き餌に対してハエの反応が非常に鈍い感じ。
撒き餌の位置からかなり下でアタリが出る。
ハエは超極薄です。
◆次は500m位下流にある淵の上下流を1時間30分攻めてみる事にした。
ここも何度も訪れている馴染みの場所です。淵頭の瀬落ち周辺で少しまとまった数が出た。
淵頭の瀬落ち。画像の奥に見える枯れた葦の前あたりから下流は
どんどん深くなる。葦の前の落ち込みで釣れた。
淵頭の瀬落ち。1時間30分・53尾
ここは時々良型も混じったので楽しめました。淵尻から良さそうな瀬が続くのですが、その瀬周りでは1尾も出ませんでした。
釣れたのは隣の画像の枯れた葦の前のみ。
この季節のハエは身がパンパンに張っていて馬力があります。秋のハエより竿が一節多く曲がります。
◆次はそこから下流の自動車学校裏で1時間やる事にしました。
自動車学校裏。
瀬脇やちょっとした川底の変化地点を細かく細かく丁寧に攻めて
やっと24尾。今日は数を出すのに一苦労です。
流心付近には鮎がビッシリ付いている。
自動車学校裏。1時間・24尾
川底が小砂利っぽい所が良い。黒っぽい石が敷き詰めている様な場所は鮎が付いていて全然ダメ。
チャラ瀬の石には鮎のハミがビッシリ。
◆高根橋上流で最後の1時間(ラスト一本)やって締めっくくる事にした。
ここは競技会で良く訪れた場所です。
高根橋上流。
上流にある床止工の下は良く釣れた場所なんですが、今回は1尾
も出ませんでした。ここも魚が非常に薄い感じです。
高根橋上流。 1時間・13尾
瀬の開きでポッツリ、ポッツリです。
「 今日の稲生沢川は超渋い! 」
ここは時々ちっちゃいウグイも混じった。
今日は合計4時間30分・95尾でした。
予想では「3束位かな?」と思って来たのですが予想とは大違い、ガックリです。
場所によっては浮子がピクリともしない。全く釣れない。
釣れたのはほんの数か所、ごくごく狭い範囲です。 瀬には魚がまだ殆んど出ていない感じでした。
「桜が散ってるんだから瀬に付いていてもおかしくない季節なんだけどなぁ~‥‥‥」 よくわからん。
※稲生沢川のハエ達は政府の外出自粛要請を守っているのかな? 瀬にも瀞にも殆んどいないよ。(笑)
川面を流れる花びらに季節の移ろいを感じます。
土手には多くの草花が咲き乱れていた。
◎皆様もウイルスの感染にはくれぐれもご注意下さい。一日も早く終息する事を願っております。 (成リン)
●次回の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃の予定です。