令和元年(後半)
第32回(令和元年12月上旬)
●冬型の気圧配置で強い北西風の吹く中、静岡県・那賀川へ出発。
那賀川は静岡県・伊豆半島の松崎町を流れている小河川です。
過去に三十数回訪れている馴染みの河川です。以前は各釣会も例会をよく行っていた河川です。
那賀川といえば爆釣河川の代名詞でした。1,000尾越えは当たり前、何時も竿が可哀そう
なぐらい釣れていた河川です。平成17年6月29日に記録した9時間30分・2,028尾は
生涯忘れる事が出来ません。その後何度もこの記録越えに挑戦しましたが、いまだこの記録を
破ることは出来ません。
そんな那賀川でしたが10年ぐらい前からめっきり釣れなくなってしまったんです。
原因はわかりません。でも、釣れなくなってからも私は何度もこの川に通っています。何かこの川
に恩義がある様な気がしてなりません。今回もさほど釣れないだろうと思いながらも、ぷらっと出かけて
しまいました。
朝7時40分、吊り橋上流に到着。早速ウェダーだけ履いて上流の明伏川合流点まで川を見に行った。
川に入ってあっちこっち見たが全く魚影が無い。釣れる感じがしないので吊り橋の下流から竿を出すことにした。
何時も良く釣れた明伏川合流点。全く魚影が無かったので竿を出すのを止めた。
吊り橋の下流から竿を出す事にした。準備を整えて吊り橋の直ぐ下へ。
ヘチに稚魚がほんの数尾見えた。「あっ! おるおる」 最初に目の前の瀬脇に竿を入れた。
7、8回流しても浮子にピクリとも反応が無い。そこで直ぐ下流の斜めに落ちてる瀬の落ち際に竿を入れてみた。
一投目で来た。10cm位で痩せているが綺麗なハエだ。でも5尾来た後はまた無反応になってしまった。
今日は苦労しそうだわ ‥‥‥‥‥
吊り橋下流。
まともな所では釣れない。ちょっとした変化地点や小場所で
ポツリポツリ来る程度。今日は結構キツイぞ‥‥‥
吊り橋下流。1時間・20尾。
今日は拾い釣りパターンだなぁ~
◆次は直ぐ下流の郵便局前で1時間やる事にした。
郵便局前は那賀川では有名ポイントで、過去に何度も例会優勝者の出ている場所です。
郵便局前。
真ん前の瀞や瀞瀬はまったくアタリ無し。
下流の肩のヘチやチャラ瀬で形を見た程度。
この頃から風が非常に強くなって振り込みがままならない。
郵便局前。1時間・7尾。
成リン思わず絶句! 何かの間違えでは?
冬でも良く釣れた場所なのに‥‥‥
瀬肩のヘチにちっちゃい魚が見えたので手ですくった。
カジカの仲間か?それともハゼの仲間なのか?
◆次は中橋下流を1時間攻めてみた。
中橋下流。
橋の直ぐ下の浅目の瀬脇で以外に釣れた。
今日初めてハエ釣りらしい感じを味わった。
ただ風が強くて‥‥‥。
中橋下流。1時間・58尾
今日は石がゴロゴロしてる所より小砂利っぽい所にハエが
付いてる感じです。
◆次は300m位下流の船田川合流点を1時間攻める事にした。
ここは以前、いやになる程釣れた場所ですが今日はどうかな?
船田川合流点下流。
ここは仲間と幾度となく火花を散らしあった激戦地でした。
以前は魚影が非常に濃かった所です。
船田川合流点下流。1時間・27尾。
船田川合流点の小深い場所は浮子がピクリとも動かない。
ザラ瀬っぽい場所の瀬脇で少し拾えた程度。
寂しい釣果です。
◆今日の最後は吉田の堰下に決めた。
この場所は以前、冬でもハエが真っ黒に寄った場所です。
那賀川へ来た時は必ずと言って良いほど訪れた場所です。ラスト1時間、無の境地で釣ってみます。
吉田の堰下流。
釣れそうに見えるんだけどねぇ~
パタパタって来るけど続かない。
吉田の堰下流。1時間・36尾。
釣れそうで釣れない吉田の堰下でした。
今日は実釣5時間・148尾でした。
以前は冬でも5束、6束当たり前の那賀川だったので何とも寂しいかぎりです。
ただ、冬は全く釣れなかった5,6年前よりは、少しはハエが増えて来ている感じがします。
復活を願ってこれからも通い続ける成リンです。
近くにあったお地蔵さんにお賽銭を上げた。ついでにお地蔵さんに聞いてみた。
「なんで那賀川釣れなくなったんでしょうか?」 すると声が! 「あんたが釣り過ぎたからだよ。」 「 ‥‥‥‥‥ 」
◆本年も「ハエ釣り一人旅」に多くの皆様よりアクセスを頂き有り難うございました。
日本各地のハエ釣り河川を沢山ご紹介頂き感謝申し上げます。
来年もエネルギッシュにあっちこっちの河川に出かけ、皆様に楽しくご紹介できたらと思っております。
本年同様宜しくお願い申し上げます。
令和元年に「ハエ釣り一人旅」で訪れた河川一覧
(4月)神奈川県・金目川 (5月)栃木県・荒川 (6月)愛知県・矢作川
(7月)栃木県・田川 (9月)栃木県・渡良瀬川 (10月)滋賀県・野洲川
(11月)神奈川県・仙了川 (12月)静岡県・那賀川
●次回の「ハエ釣り一人旅」は年明け1月中旬頃の予定です。
第31回(令和元年11月上旬)
●紅葉前線が南下し始めた頃、神奈川県・仙了川へ出かけた。
仙了川は小田原市を流れる小河川です。過去に20回位訪れています。
この川は川底全体に藻が繁茂しているので、藻筋を避けながらどんどん攻めて行く釣りになります。
一種独特の釣趣があります。春には大型インディアンも楽しめる川です。
今回は例年魚影の濃い下流域で竿を出してみようと思います。
朝8時ジャストに狩川合流点の直ぐ上にある人道橋に到着した。川を覗くと水量はやや多めで、
ほんの少~し濁りが入っている。水況は二重丸だ。早速身支度を整えて1km位上流にある 堰まで沿道を歩いた。
歩きながら何処に良さそうな藻穴があるかチェックしていきます。
まもなく私の好きな堰下へ到着。堰下からスタートしようと思っていたのですが、今日は水量が多くて堰直下は
ヨレが強すぎる感じです。 そこで少し下流から竿を出すことにしました。
良さそうな筋を見つけたので小さめの撒き餌をポーン。 「あら!ちょっと撒き餌の位置ズレちゃった」
(藻筋を避けながらの釣りでは撒き餌を慎重に打たなければなりません。ちょっと位置がズレただけで
場所を台無しにしてしまう事もあります)
まぁ~いいか、妥協してしまった成リン。 ※こんな釣りをしていたのでは試合に勝てませんよ!(>_<)
2投目でパワフルな13cm位の見栄えのするハエが来た。ポツポツ来たが続かない。
少しでも長続きしそうな筋を探して下流へ場所移動。
清水新田堰下。
ここは例年数が出る所なんですが今日はダメでした。
清水新田堰下。1時間・57尾
堰の直下で拾えなかったのが痛かった。
パワフルな良型も時々混じった。
仙了川は川底全体がこの様に藻が生えています。周りより少し掘れている様な溝を狙うと数が出ます。
藻穴を狙う時は、上手の藻の中に撒き餌を打つこともあります。
いろいろやってみるとこの川は意外に奥が深いんです。
一風変わったハエ釣りの川なんですが、たま~に行ってみたくなる不思議な川なんです。
◆次にすぐ下の少しカーブになっている場所(鯉の館)から下仙了橋まで1時間やる事にした。
鯉の館とは成リンが勝手につけた名称。ここは小深くなっていて何時来ても鯉がウジャウジャいる場所なんです。
でもここはハエも多いんです。
鯉の館。
小型のハエがボツボツ釣れた。ただ、
隣の画像の魚が時々来るんだよ。
こいつは掛かってからあっちこっち走り回って暴れまくります。ハリスは
ヌルヌルになってしまうし‥‥‥。
鯉の館~下仙了橋。
1時間・85尾
鯉の館より直ぐ下の瀬が良かった。
良型も多く混じり楽しい釣りでした。
◆次は下仙了橋から人道橋までの間を1時間攻める事にした。
下仙了橋から200m位下流の用水路吐出しまでは例年数の出る場所です。
今日も期待しちゃいます。
下仙了橋下流。
橋直下の瀬落ちで一時入れ食い。型もまずまずでした。
川の中を歩くと魚の走るのがよく見える。この周辺は魚影が
濃い感じがする。
下仙了橋下流。1時間・112尾。
この周辺は私の好きな場所です。さっき上流から川を下りて
くる時、この周辺に白鷺が数羽いた。鷺も魚が多い事を知ってるのかな?
◆最後の1時間は人道橋下流でやる事にした。
人道橋下流。
ここの瀬落ちは最初入れ食いだったが、間もなく外道(ハヤ・カワムツ)が混じり出した。その下流の瀬もまずまず
釣れました。
人道橋下流。1時間・103尾。
ここは何時も外道の多い場所で竿をあまり出さない場所
です。60尾前後かな?と思ってスタートしましたが
予想より釣れました。小型が多かった。
キラキラして綺麗な魚体です。ここのハエはよく引きますよ。
今日は実釣4時間・357尾でした。
全体に流れの早い場所が良かった。型は予想より若干小ぶりでしたが、数はだいたい予想通り
(80×4=320尾)でした。
この川は何故か晩秋が旬なんです。ハエは馬力があって抜きごたえがあるので釣ってて面白いよ。
藻穴から銀鱗を飛ばして楽しんだ成リンです。
人道橋に絡みついている蔦紅葉が秋の陽光に照らされてとっても美しい。
◆帰りに仙了川の直ぐ近くにある二宮尊徳(金次郎)の生家に立ち寄った。
(現在は生家の横に記念館が建っています)
十数年前から行ってみよう、行ってみようと思っていたのですがなかなか足を運べませんでした。
二宮尊徳(金次郎)の生家
江戸時代からそのまま残っている建物です。
尊徳像
幼き頃より苦学をし、小田原藩に仕えてからは寝る間も惜しんで農村の復興に尽力した。高額な報酬を断り600を超える村々を再興させた尊徳、それに比べて俺はハエ釣りの事しか考えていない‥‥‥‥‥
●次回の「ハエ釣り一人旅」は12月中旬頃の予定です。
第30回(令和元年10月上旬)
●ハエのルーツを訪ねて、滋賀県・野洲川へ出かけた。
ハエ(オイカワ)は日本各地に生息しているとてもポピュラーな魚です。
しかしもともとハエは、西日本の一部の河川と琵琶湖だけに生息していた魚らしい。
西日本の一部の河川に生息しているハエと琵琶湖のハエは、厳密には同一種ではないようです。
鱗の数と側線の位置が微妙に違うらしい。現在の日本には二種類のハエ(オイカワ)が生息しているようです。
私の住んでいる関東周辺に生息しているハエは湖産鮎の放流事業の際に、稚鮎に混じっていた
ハエが自然繁殖して広まったと考えられています。
関東周辺に生息するハエのルーツは 琵琶湖産のハエと思われています。
関東でハエのことを琵琶湖と呼ぶ人がいるのもその由縁だと思います。
私は数多くの河川でハエを釣っていますが、行く河川、河川によって皆違います。
大きさや体型、色などが各河川でそれぞれ特徴があります。
長い年月の間に徐々に変化していったのでしょう。
そこで今回、元々の琵琶湖のハエとはどんなハエなのか?
それをこの目で確かめようと思ったのです。
本来ならば琵琶湖で釣ってみるべきでしょうが、聞くところによると琵琶湖で魚族調査を実施すると、
場所によっては捕獲された魚の9割が外来魚と聞きます。
そこで琵琶湖を諦めて琵琶湖に流入する河川を選択しました。
流入河川であれば琵琶湖のハエに特徴がよく似ているだろうと考えました。
そこで琵琶湖に注ぐ最大の河川・野洲川(やすがわ)に行く事に決めました。
ルーツのハエとはどんなハエなのか?
朝と言うか夜中と言うか、AM3時30分に眠い目を擦りながら自宅を出発。
御殿場で新東名に入って一路滋賀県を目指した。
8時20分、最初の目的地である甲西橋のたもとに到着。
「いやぁ~ やっぱ滋賀は遠いわ」アンパンをかじりながら川を覗きに行った。
甲西橋から上流を望む。
「いい川やんか」 「でもここの橋、川へ降りるとこないなぁ~」
甲西橋は車を停める所も無ければ川へ降りる所も無い。
そこで一つ上流の甲西中央橋という橋に行った。ここは河川敷に広い駐車場があり
川へも下りれそうだ。
とりあえず橋の上流を1時間30分竿を出して様子を見てみよう。
準備を整えて川に入った。早速ヘチの底石を覗いた。
石には鮎ではない小魚がはんだ跡がある。
「魚はいるわ、でもハエかどうかはわからん」
川を切って右岸に渡った。最初に瀞尻の駆けあがりに竿を出しました。
3投、4投アタリ無し。「あれ!」 次の流しで浮子が静かに消し込んだ。
「来た!ちっちゃいなぁ~」6、7cmの細~いハエです。でもキラキラ眩しいハエだ。
その後徐々にペースが上がって中型も混じり出した。
甲西中央橋上流。
撒き餌に寄ってるハエが良く見えた。
ここから100m位上流が良かった。
甲西橋上流。1時間30分・140尾
全体にスリムなハエが多い。キラキラ輝いていてとっても
綺麗。
◆次は橋の下流を1時間30分攻めてみる事にした。
甲西中央橋下流。
ここは竿を出す前からちょっと厳しい感じがした。
案の定数を伸ばせなかった。
甲西橋下流。1時間30分・73尾
瀬落ち周辺ではボツボツ拾えたが、下流の大トロは数尾で
止まってしまう。ここはスゴモロコが数尾混じった。
琵琶湖水系・野洲川のハエ。
目力があって野性味あふれるハエです。
これが琵琶湖血統のハエ、関東のハエのルーツです。 日本刀のように美しい。
◆次に4km位下流にある中郡橋という橋へ行った。
ヘチに沢山の稚魚が群れている。
この橋の上流、下流それぞれ1時間ずつやって今日は納竿にしよう。
中郡橋上流の瀬。
ここはちょっと型いいかも。と期待して入川したのですが
殆んど中、小型でした。
中郡橋上流の瀬。1時間・82尾
数も型も今一つでした。
良型が出そうな場所だったけど‥‥‥‥
◆最後は下流を1時間やって初日を締めよう。
中郡橋直下。
橋のピーヤ周りにハエがウジャウジャ見えた。
大石裏のヨレでは入れ掛りでした。
中郡橋直下。1時間・146尾
ここは今日一番ペースが良かった。ここは掘れ込みがあって、一見外道くさく見えましたが一尾も外道は来なかった。
今日は合計5時間・441尾でした。
ハエは全体に小ぶりでしたが、キラキラした綺麗なハエで成リン感激です。
また、外道が少なくてスゴモロコがほんの数尾来ただけです。
※実は数日前、地元の釣り具店に問い合わせたところ、「ハエジャコは最近釣れませんのや、
ムツ言う魚は場所によって釣れてるみたいです」なんともガックリする返答。
おまけに神奈川から行くと言ったら、「わざわざ遠くからハエジャコ釣りに来る川と違います」
と言われてしまったんです。
車を運転中もその事が頭にあって、「滋賀県まで行って、20尾、30尾じゃどうしよう」
内心とっても心配だったんです。今日はしっかりハエが釣れたので胸をなでおろしました。
また、釣り具店の話の内容からカワムツ覚悟で来ました。しかし今日はただの1尾もムツは釣れませんでした。
●今日は近江八幡市に宿をとりました。
ホテルに着いてすぐに湯舟にタップリお湯を張って汗を流した。「気持ちいい~」
そして予約していた近くのお店に食事に出かけた。
カマツカの天婦羅。
外道で釣った事はあるが食べるのは生まれて初めて。
身はホクホクしていてなかなか美味。
琵琶マスの棒寿し。
固定種になって10万年と言われる琵琶湖特産のマス。
こぶ〆してある身は旨みが凝縮していて口の中でとろけた。
琵琶湖の近くに来たらこれを食べなきゃ。と言われる名物・鮒寿し。
酸味と塩気が絶妙でした。店主に聞くと、鮒寿しにはニゴロ鮒しか使わないとの事。
漬け込んで2年間熟成させるそうです。手間暇かかるんですね。
●次から次へと出てくる心尽くしの琵琶湖料理に成リン大満足。
ついついお酒が進んでしまいました。
ホテルまでぷらぷら歩いて帰った。
アルコールで火照った身体に湖畔から吹きつける夜風がとても心地よかった。
ホテルに着いてドアを開けるなりベッドの上にバタンキュー。(いつもの如く)
3分も経たないうちに夢の中。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 野洲川釣行2日目 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
朝5時ちょっと過ぎに寒くて目が覚めた。 早速熱っついシャワーを浴びた。
今日は昨日と同じ橋に行く予定ですが、昨日竿を出さなかった場所を攻めようと思います。
6時にホテルを出発。中郡橋に到着して橋の真下に車を停めた。
ちょっと川を覗いてみると瀞場のモジリが凄い。雨でも降ってる様な感じです。
(モジリの画像)
この画像の右下に跳ねているハエが写っているのがわかりますか? 成リンはその瞬間をとらえたんです。凄いでしょ。
単なる偶然。(^o^) モジリが半端じゃない。中郡橋は魚影がかなり濃い感じがします。
◆昨日やった橋直下のすぐ下流の瀬落ちを1時間やってみる事にした。
中郡橋下流瀬落ち。
水中バレや手元でポロポロ落ちる事が多かった。
「なんでやろ。」
中郡橋下流瀬落ち。1時間・114尾
ここは芯脇にしっかりハエが付いていた。
途中で写真を撮って時間ロスした。
成リン自慢の画像。 (取り込む瞬間のハエ)
これを撮るのに何回も失敗して苦労したんだよ。でもどうしても撮りたかった。
途中でこの写真を撮ってなかったら30尾は多く釣ってたよ。(笑)
◆次はここからまた300m位下流にある瀬落ちをやる事にした。
中郡橋下流二つ目の瀬落ち。
落ち際の芯では残り鮎がギラギラやっていた。
中郡橋下流二つ目の瀬落ち。1時間・108尾
途中、アタリがパタリと止まるので水中をよくよく見ると、
大きなニゴイの様な魚が寄っていた。
◆今日の最後の場所は甲西中央橋の上流です。
昨日攻めた場所のさらに上流を2時間たっぷり時間をかけて攻めようと思います。
「最後は気持ちのいい釣りをして締めっくろう」
橋の上流400mの瀬からさらに上流の瀞。
瀬ではかなりいいペースでした。
その上の瀞はボツボツ。瀞は小型が多かった。
橋の上流400mの瀬からさらに上流の瀞。
2時間・171尾
今日は最後まで外道が1尾も来なかった。
今日は合計4時間・393尾でした。
二日間で8束越えだったので成リン納得です。
野洲川釣行の二日間、両日とも澄みきった青空の下でのハエジャコ釣りでした。
日中は琵琶湖血統のハエと戯れ、夜は心尽くしの湖産料理に舌鼓を打ちました。
心行くまで滋賀の秋を楽しんだ成リンです。 ちょっと遠かったけど来て良かった。
野洲川のハエジャコ諸君、成リン生きている間にまた来るからね。バイバ ~ イ。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は11月中旬頃の予定です。
第29回(令和元年9月中旬)
●残暑も和らぎ涼風が吹き始めた頃、栃木県・渡良瀬川へ出かけた。
渡良瀬川は過去に2回訪れています。1回目は上流域の群馬県・桐生市周辺での例会でした。
釣果の7割位がハヤ(ウグイ)で酷い目に遭いました。2回目はプライベートで栃木県・足利市周辺への釣行でした。
現場へ着くと夜半からの雨で濁っていて殆んど釣りが出来ませんでした。
今回が3回目「今度こそは!」と、張り切って出かけました。
朝7時半、鹿島橋のたもとに到着。早速橋の上から川を覗きに行った。
水量は若干多い感じで水況は良さそうである。橋下に車を停めて身支度開始。
※初秋のヤブ蚊はしつこいので防虫スプレーを入念に吹き付けた。(成リンは蚊が大の苦手なのです)
鹿島橋から上流を望む
橋の上流は川相に変化が多く面白そうなので2時間やってみる事にした。
分流の平瀬から竿を出した。3投目でギューンと竿が絞り込まれた。
抜き上げると15cm 弱のごっついハエだ。「型いいわ」
その次はギュギュギューンと沖へ走った。竿をためてこらえた。
寄せると23、4cm のデカバヤが顔を出した。その後はアタリがめっきり遠い。
結局その場所はハエがたったの3尾でお終い。その後上流へ移動してあっちこっちに竿を出したのですが、
何処をやってもポッツリ、ポッツリ。浮子がむなしく流れる回数が多過ぎる。
鹿島橋上流。
いろんな場所を攻めてみたが数が出る気がしない。
ハエは極薄。ハヤが多くて場所によってはムツも来る。
鹿島橋上流。2時間・43尾
型はいいが数は全然。マキエを打ってもアタリが一回も出ない場所さえある。
◆次は5km位下流へ。足利駅に近い田中橋へ行った。
橋の上流と下流をそれぞれ1時間づつやってみる事にした。まずは上流の大トロから。
田中橋上流大トロ。
さっきの場所で浅場は良くない感じがしたので思いっきりヘソまで立ち込んだ。ボツボツだが以外に釣れ続く。
風で波立っていたのが良かったのかもしれない。良型が多い。
田中橋上流大トロ。1時間・60尾
波立っている水面に浮子が静かに消し込んで行き、何か
寒バエ釣りの様な雰囲気があった。深場から抜こうとすると、ヒレを目一杯広げて踏ん張るのでなかなか浮いてきません。
渡良瀬川のハエはなかなか良く引くファイターです。
◆次は橋の下流を1時間やった。
ここは一見数が出そうに見えたのだが‥‥‥‥‥
田中橋下流。
ここは小バヤが非常に多かった。
あっちこっち場所移動を繰り返し悪戦苦闘。
田中橋下流。1時間・38尾
ここは数が出るだろうと思っただけに成リンがっくりです。
見ためは釣れそうなんだけどなぁ~。
◆今日の最後の場所はここから3km位下流にある福猿橋にした。
到着して川を覗くとヘチに稚魚が沢山見えた。川底も小砂利でいい感じです。
ヨッシャー! 気合だ、気合だ、気合だぁー。
(気合だけでは釣れません、魚がいなくては)そりゃそうだ。(^^;)
福猿橋下流。
今までやった場所と比べるとだいぶ魚影が濃い感じです。
マキエにハエが寄って来るのがハッキリ分かる。
福猿橋下流。1時間・88尾
小バヤも混じりましたが、今日初めてハエ釣りらしいペース
を味わった。ただ上流より小型が多い。
数を釣るならここより下流だね。
今日は合計5時間・229尾でした。
400尾(80×5h)位かな? と思って来たのですが甘かった。
最初に行った鹿島橋での2時間・43尾はしんどかったよ。
数釣りベストシーズンとしては少し物足りなさを感じる渡良瀬川でした。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は10月中旬頃の予定です。