番 外 編
★本年最後の競技会
(ハエ釣りに燃えるオヤジ達)
先日、本年度最後の競技会に行ってきた。
朝7時、腕に覚えがある坂東武者達がぞくぞく集結。川原に車がズラリと並んだ。
これから(3時間の試合×2本)6時間に渡るオヤジバトルが始まるのです。
集まった選手達はキャリア30年、40年のベテラン選手が殆んど。
競技の裏表を知り尽くした試合巧者ばかりです。一筋縄ではいきません。
「肉を切らせて骨を切る」そんな、相打ち覚悟ぐらいの気持ちで向かって行かないと勝てない選手達です。
瀬を果敢に攻める選手達
瀞をじっくり釣りきる選手達
各選手の闘志がぶつかり合い、火花がバチバチ飛びます。川は戦場と化します。
やっぱり冬の試合、選手達はなかなか思うように釣果を伸ばす事が出来ません。
激闘に次ぐ激闘の末、計6時間に及んだオヤジバトルは終了した。
そしていよいよ検数です。
選手達の見つめる中、検数は厳正に行われます。
1尾差で泣いたり笑ったり、だから検数は真剣そのもの。
僅差と思われる時はハラハラドキドキするんだよねぇ~ (^_^;)
選手達の緊張する一瞬です。
そして最後は成績発表。さて結果はいかに‥‥‥。
成リンやりました💐 今回は運が味方してくれて優勝する事が出来ました。
フゥ~っと一息、冬の空を見上げた成リンです。
今回も竿を交えてくれた選手の皆さんから様々な事を学びました。
有難うございました。
競技に出ると勝っても負けても、何かしら必ず得るものがあるんです。
やはり競技は素晴らしい。
(左)よっちゃんこと吉本義郎選手と(右)私
よっちゃんは関東四天王の一人と言われ腕は立ちます。入間クラブの幹事長として河行会長を支えています。
新選組で言ったら、鬼の副長・土方歳三といったところでしょうか。
💖やっぱり競技は楽しい!🤗✌
私は競技が始まったら、まず、周りをキョロキョロ見るんです。
A選手は浅瀬が苦手だから、おそらくあの場所には手をつけないだろう?とか、B選手は粘るタイプだから、いま入川した場所から暫く動かないだろう?などなど、周りの選手の動向を推察するんです。
それをもとに自分の立ち廻り方を模索し始めるのです。
そして試合中には釣況変化やら、アクシデントやら、様々な事が起きるたびに即決即断が求められます。
1尾でも多く釣る為に、試合終了ギリギリまで思考を巡らせなければなりません。
そんな試合終了迄のプロセスがとっても面白いんです。だから競技はやめられない (^o^)
競技は筋書きのないドラマ。来年はどんなドラマが待っているんだろう?
これからも成リンの競技人生はまだまだ続きます。
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今年も一年間、数多く閲覧頂きまして有難うございました。
来年も老化防止の為に(?)一生懸命ハエ釣り頑張ります。
経年劣化している身体に喝を入れて、あっちこっちの川へ出かけようと思います。
本年同様、何卒宜しくお願い申し上げます。
◆皆様も良い年をお迎えください。🎍
令和4年度に「ハエ釣り一人旅」で訪れた河川一覧
(5月)神奈川県・酒匂川
(6月)埼 玉 県 ・ 柳瀬川
(6月)神奈川県・相模川
(7月)福 島 県 ・ 仁井田川
(7月)神奈川県・恩田川
(9月)栃 木 県 ・ 永野川
(10月)徳 島 県・ 勝浦川と園瀬川
(11月)神奈川県・鈴川
(12月)埼 玉 県・ 小畔川
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※令和5年度の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃のスタートを予定しています。
1月~4月はオフとさせて頂きます。
第58回(令和4年12月上旬)
●いよいよ師走、埼玉県川越市を流れる小河川、小畔川へ出かけた。
小畔川(こあぜがわ)は飯能市の宮沢湖を源とし、南小畔川を合わせ、落合橋下流で越辺川に合流します。
流れがチョロチョロの極々小さな河川です。でもハエは沢山います。場所によっては良型も釣れます。
この川へ初めて釣行したのは今から20年位前です。訪れた季節は早春で、いきなりボウズ(0)を食らった(>_<)
でもその時、ヘチに2~3cm位の稚魚がチラチラ見えたので、「夏以降には絶対に釣れる」と読んで帰った。
そしてその年の秋に再び訪れて、ボッコボコ釣ってボウズの分を取り返したよ(^^)
また、近くを流れる入間川に来た際、増水と濁りで釣りにならなかった折、この川に逃げて来て助けられた事があります。
過去に7回訪れています。
朝6時50分、高橋の近くに到着。土手を降りて川を覗きに行った。
(高橋下流の風景)
寒い! モジリが全く無い‥‥‥‥‥
車に戻り、寒いので素早く身支度を済ませた。
最初に高橋の上流で1時間30分やる事にしました。橋の上流にある渡り石の所からスタートする事にしました。
渡り石を渡って右岸側から竿を出した。落ち込みの流れだし(水深50cm位)にマキエを投入。
2投目で来た。8cm位の痩せたハエです。その後はポッツリポッツリで、ペースが上がらないまま10尾足らずで止まってしまった。?‥‥‥‥‥
高橋の上流、渡り石の落ち込み。
この場所は前日から朝一はここでやろうと決めていた場所です。
以前、冬に来た時に結構釣れた場所なんです。でも今回はダメだったなぁ~。
落ち込みにあった深みが無くなっていたのが影響したのかも?
高橋上流 1時間30分・39尾
渡り石の所の落ち込みがパッとしなかったので、そこから下流へ移動して2ヶ所に竿を出しました。
ところが全くアタリが無いんです。そこで、また落ち込み周辺に戻ってポツポツ釣りました。
◆次は高橋~下流の吉田橋まで1時間30分やる事にしました。
高橋下流瀬の開き
ここは秋口に来るとボコボコ釣れる場所なんですが、流石に冬、20尾位釣るのがやっとでした。
吉田橋の上流にある瀬落ち
ここは少しまとまった数が釣れました。
流心の近くでは手応えのある良型も時々来ました。
高橋~吉田橋まで、1時間30分・76尾
吉田橋上流の瀬落ちでは、今日初めて撒き餌に寄って来てる感じがありました。
◆最後は下流にある東武東上線鉄橋の上下流で1時間30分やって納竿する事にした。
東武東上線鉄橋上流。
ここへ来た時、ポツポツとモジリが見えました。
昼近くになって魚が動き出してる感じです。ここの瀬落ちで30尾位釣った後、鉄橋直ぐ上の瀬落ちに入ったらバタバタきた。鉄橋直ぐ上の所は水深があって、何時も鯉がうるさい場所なんです。でも今日は鯉が全く寄って来ませんでした。短時間ですが入れ食いでした。型も良かった。
東武東上線鉄橋下流。
最後は鉄橋の下流に移動して、瀬の中の溝でボツボツ釣りました。
東武東上線鉄橋上下流、1時間30分・121尾
ここは思っていたより釣れました。時々くる良型が竿の腰まで曲げてくれるので楽しかったよ~ (^.^)/~~~
ひょっとして朝一やった渡り石の所も、昼頃に行ったら釣れるのかもしれないなぁ~。
今日は合計4時間30分で236尾でした。
一日どんよりとした薄曇りで、風が弱く釣り日和でした。また、針掛かりが良くてバレが全くありませんでした。
恐らく一尾もバラシが無いよ。だってバラした記憶がないんだもん。
過去の日記を見ると、同じ12月の頭に来た時があったんです。その時の釣果が6時間で172尾だったんです。
だから今回、「150尾位釣れればいいかな」 そんな感覚で来たんです。
思っていたより今日は釣れました。鉄橋直ぐ上の瀬落ちで70尾位出たのが結構ききました。
そろそろ関東の川でのハエ釣りは最終盤です。強い寒波でも来たら、もうこの川も危ないなぁ~。
寒い中でのググッとくるハエの手応え、何とも言えないですわ🤗
小畔川で初冬の一日を楽しく過ごした成リンでした。
(サビサビのインディアン)
初夏の頃にはド派手なレインボーカラーで着飾っていたインディアンも、この季節になると
サビて黒ずんだ色でシックにまとめてます(^o^) 初夏の頃の面影は全くありません。
●次回は「番外編」を年内にアップする予定です。宜しくお願い致します。
第57回(令和4年11月中旬)
●山々が彩り鮮やかになる晩秋、神奈川県平塚市を流れる鈴川へ行った。
鈴川は丹沢山系の大山を源とし、平塚市で本流の金目川(花水川)に合流します。
大山詣でに行く際に通る賑やかな山道、その直ぐ横を段々になって流れている川、あれが鈴川の源流なんです。
魚影が非常に濃く、春から初冬まで本当に良く釣れます。
ただ、ただですよ、水質が今一と言うか、今二と言うか‥‥‥。
それがちょっと難点で、人様に胸を張ってお薦め出来ない河川なんです。
朝7時ちょっと前、舟橋上流の土手に到着。
車を降りると結構寒い。朝の気温は7度と言う事で、この時期としてはかなりの冷え込みです。
遠方に見える富士山はすっかり雪を頂いています。
富士のお山は白いお帽子をかぶっておられました。
車の中でおにぎりを一個食べてから身支度開始。
最初は舟橋上下流で1時間30分やる事にしました。
早速川へ降りた。水は思ったより少ない。まぁ~ この時期だからこんなもんなんでしょう。
橋の上流にある堰下の落ち込みから竿を出しました。ここは通称 倉持ポイントと言う場所です(笑)
気合を入れてマキエ投入。一投目からバタバタ来ると思いきや‥‥‥。
さほど良いペースではない。(?) 型も小さい。鯉がやたら寄って来る。
直ぐ下流に移動。しかし期待した程のペースでは無かった。
舟橋上流堰下
今日はペースも悪く型も小さかった。
期待した場所だけにちょっとガッカリ。
朝の冷え込みのせいなのかな?日が高くなったらいいのかも。
舟橋下流
画像の右岸側が掘れていて、ここで小型主体でしたが少しまとまった数が出た。ぽかぽか温かくなって来た。
舟橋上下流、1時間30分・143尾
鈴川としてはちょっと物足りない感じです。でもこの時期、周りの河川からしたら贅沢な釣果です (^_^;)
◆次は小田原厚木道路の下流に行ってみる事にしました。
到着して川を覗くとあっちこっちにモジリがあります。ハネも見えます。
日が高くなって気温の上昇とともに、魚が活発に動き出しているのでしょう。
釣れそうな雰囲気がプンプン。早速下流の瀞へ立ち込んで左岸側の掘れ込みを攻めた。
一投目からバッタバッタです。(^o^)
小田原厚木道路下流
鯉が寄って来るとペースは乱れますが、鯉がいなくなった途端、競い食いの様な感じになって爆釣ペースでした。
小田原厚木道路下流、1時間30分・216尾
瀞で数を稼いだ後、ラスト20分、直ぐ下流のザラ瀬の落ちた所、通称 川村ポイント (笑)に入った。
ここもペースが良く、しかもここは型も良かった。
◆今日の最後はここから600m程下流にある、新白髭橋の下流でやってみる事にしました。
ここは瀬が多くて浅場の続く場所です。
新白髭橋下流
ここは浅場が続く場所なので、この季節はちょっとしんどいかな?と思ってやってみたら、瀬の中で一発で来た。
まだ瀬周りにしっかりとハエが付いている感じでした。
特別強い寒波でも来ない限り、12月初旬頃までは楽しめるんじゃないのかな。
新白髭橋下流、1時間30分・130尾
強い流れの中では良型も釣れました。この時期でも瀬釣りを楽しめました。
晩秋になってくるとほっそりしたハエが多くなってきます。
今日は合計4時間30分で489尾でした。
この季節でも100尾/h以上のペースで釣れるんだから貴重な川です。
魚影はバツグンなので、あとは汚水の流入が今より少しでも減って、水質が改善される事を切望しております。
葦のたなびく鈴川で、晩秋のハエ釣りを楽しんだ成リンでした。
(川沿いにあった柿の木)
たわわに実った柿が青空に映えて、とっても綺麗で美味しそうでした🤗
●次回の「ハエ釣り一人旅」は12月中旬頃の予定です。
番外編
★晩秋の京都・鴨川で開催された全日本ハエ釣り振興会主催のイベントに参加
11月12日(土)~13日(日)
◎12日(土)は日本各地から参加された名手による競技会 13日(日)は子供ハエ釣り教室を開催
12日の朝、鴨川に着いて川を覗くと相当減水してるように見えました。モジリも全くありません。
河原に降りてヘチを覗くと石垢が腐ってる感じです。川全体から厳しい予感がします。
(晩秋の鴨川風景)
朝8時半過ぎに水鶏橋(くいなばし)の袂に大会関係者や選手達が続々到着。
まもなく鴨川漁協組合長、及びスタッフの方の先導で試合会場へ。試合会場へ到着して河行会長より挨拶、続いて漁協組合長から競技説明が行われました。まもなく始まる競技に向けて選手達は身支度開始です。
この頃から各選手、今まで世間話をしていた時のにこやかな眼差しは消え、眼光鋭い競技者の眼に変わっていった。
そしていよいよ第一試合がスタート。あみだくじによる順番に従って選手達は川に散っていきました。
スタートして間もなく各選手の場所移動が非常に目に付く。厳しい釣況がうかがえます。
私はスタート地点から200m位上流にある瀬落ちに入った。しかし全くアタリが無い。
その後二か所移動したが音沙汰無し、浮子がピクリともしない。そこで一気に下流の橋へ。
すると橋の真下に前日試釣したと言う横山選手がいた。私は横山選手の上流50m位の所に入った。マキエを打って間もなく鴨川で初めての1尾がきた。スタートから30分以上経過している。そこでバタバタっと十数尾来たが止まってしまった。
その後また上流へ戻って竿抜けを探し、2尾、3尾の拾い釣り。マキエに寄って来る気配などさらさらない。
他の選手も移動を繰り返していて、厳しい試合を強いられているように見えます。
思うように釣れないまま第一試合終了。検数の結果、37尾で私がトップ。1時間半ですよ! ‥‥‥
今日の鴨川は激渋です(>_<)
その後の第二試合、第三試合も非常に厳しい釣況でした。
全日本ハエ釣り振興会主催・第4回ハエ釣り競技会結果
開催地(京都・鴨川)
第一試合 |
第二試合 |
第三試合 |
勧進橋~九条橋 (試合時間・1時間30分) |
九条橋~七条大橋 (試合時間・1時間30分) |
七条大橋~四条大橋 (試合時間・1時間30分) |
1位 成田 37尾 10点 2位 宮田 16尾 9点 3位 横山 15尾 8点 4位 梅本 11尾 7点 5位 河行 7尾 6点 6位 中平 6尾 5点 7位 室川 5尾 4点 8位 木村 2尾 3点 |
1位 宮田 68尾 10点 2位 成田 44尾 9点 3位 横山 40尾 8点 4位 室川 31尾 7点 5位 梅本 10尾 6点 〃〃 中平 10尾 6点 7位 河行 4尾 4点 8位 木村 1尾 3点
|
1位 成田 30尾 10点 2位 宮田 19尾 9点 3位 河行 18尾 8点 4位 横山 17尾 7点 5位 中平 13尾 6点 6位 室川 4尾 5点 7位 梅本 3尾 4点 8位 木村 2尾 3点 |
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
※順位は3試合の合計釣果ではなく、合計得点によって決定されます
所属会 合計得点 合計釣果
● 優 勝 成田武光(神奈川) HATやまべ釣愛好会 29点 111尾
● 準優勝 宮田 普(京 都) (元)関 西 ハ エ 研 28点 103尾
● 第3位 横山芳和(岡 山) 鮎 匠 会 23点 72尾
第4位 河行賢次(東 京) 入 間 ク ラ ブ 18点 29尾
第5位 中平幸男(大 阪) 大 阪 清 流 ク ラ ブ 17点 29尾
第6位 梅本宗義(大 阪) 大 阪 清 流 ク ラ ブ 17点 24尾
第7位 室川 栄(大 阪) 近 鉄 釣 交 会 16点 40尾
第8位 木村安雄(埼 玉) 入 間 ク ラ ブ 9点 5尾
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
渋柿よりも渋い京都・鴨川を制したのは、な、なんと! 成リン爺さんでした !(^^)!
◆成リンの優勝の一言、二言。
釣れなくてくたびれたよ! でもね、時間100尾や150尾の試合とはまた一味違った緊張感があって、これはこれで結構楽しいもんだよ。
試合中に何尾かバラシがあったんだけど、低釣果の時ってさ、1尾のバラシでもえらい損した気がするよね (^o^)
今日の試合は、どう釣るか?じゃなくて、何処にいるのか?が最重要課題だったよ(笑)
試合中に嬉しい事が! 第三試合の時に目の前にギャラリーが沢山いてね、たまたまそこで良型が掛かったんだ。
そこでちょっと格好付けて抜いたらさ、みんな拍手したんだよ。思わずこっちも左手上げてお礼の合図送ったよ🤗
試合が終わって鴨川沿いにあるホテルへ直行。早速仲間と風呂を浴びた。
各地から集まった選手達と漁協関係者、スポンサーの方などで楽しい宴。それぞれの地方によってハエ釣りの文化が異なっているので、会話の中でいろいろ発見したり、驚いたり。とっても有意義な時間を過ごしました。
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明けて13日(日)、今日は子供ハエ釣り教室です。成リン爺さんは講師になるんですよ~ (^.^)/~~~
朝8時30分頃から四条大橋上流でイベントの準備作業です。
(イベントの準備風景)
画面中央より少し右寄りでちょこんと腰かけているのは、あの有名な村田満名人です。
御年83歳になられたそうです。
私との会話中に突然ポケットからスマホを取り出して、「これ三日前に釣った鮎や」
と言って画像を見せてくれました。12月迄鮎釣りをされるそうです。
その後行われた子供ハエ釣り教室では、成リン講師頑張ったぞ~ (^o^)
子供ハエ釣り教室の講師を務めている時、ハエ釣りを学ぼうと真剣に、真っ直ぐに向き合う子供の姿を見て、「今の自分に足りないのはこれなんじゃないのかな?」なんて‥‥‥ 逆に教えられている気持ちになりました。
お昼ごろ二日間に渡るイベントが無事終了。参加者全員がそれぞれお別れの挨拶をして解散。
(川の向こうに見えるのは京都四条南座です)
鴨川のハエ釣り、よろしゅおすえ~。
さりげなく鴨川に挨拶をして、相模国へ帰って行く成リンでした。
第56回(令和4年10月中旬)
●37年間恋焦がれた釣り人、片山悦二名人にお会いする為、四国・徳島へ。
※今回の釣行河川は 勝浦川 と 園瀬川 です。もちろん両河川とも竿を出すのは初めてです。
はるばる徳島まで行くので、当初の計画では3泊、3河川釣行の予定でした。ところが、地元の名手・林さんからメールで、
「勝浦川と園瀬川以外の河川は厳しい釣況です」と、事前に連絡を受けました。
そこで今回、2泊、2河川釣行に変更しました。徳島まで一気に行くのはキツイので、前日に三重の某河川で竿を出した後、
大阪に宿泊、大阪から徳島へ乗り込む事にしました。
いよいよ当日、大阪のホテルをAM5時出発。
神戸手前の京橋IC付近で少し渋滞があったものの、その後はスムーズに淡路島へ。
淡路島をすっ飛ばして走り、あっと言う間に大鳴門橋。橋を渡っていると眼下に雄大な渦潮が。
それを横目でチラチラ見る。100km以上のスピードが出てるので事故ったら命はない。
渦潮は見たい、でも命は惜しい(笑)
今回、私の案内役をかって出てくれた地元の名手・林さんと徳島津田IC出口近くで待ち合わせ。
予定より早めに待ち合わせ場所に到着。すると間もなくがまかつのロゴの付いた車が。「あっ!林さんだ」
お互い挨拶を交した後、林さんが「成田さん、直ぐ行きましょう」徳島は朝の渋滞が凄いらしいのです。
AM9時、片山悦二名人とお会いする事になっているのです。
林さんと出発した場所からお会いする場所まで30分位とおもいきや‥‥‥。
渋滞にハマって車が全然前に進まない(>_<) 9時に間に合うのか不安になって来た。
そこは流石地元の林さん、迂回路を使って無事到着「やれやれ」
到着するとパープリッシュピンクのシャツを着てお髭のはえた方が。
憧れの悦ちゃんだ!💛💛💛
お互い挨拶を交した後、ニードルの話から始まって、釣りに関する過去、現在の様々なお話しを致しました。
しばし至福の時が流れました。
片山悦二名人(左)と私
悦ちゃんこと、片山悦二名人は今から37年前、ニードルマグと言う画期的な餌付けシステムを考案し、日本で初めて
実戦で使用された方なのです。私を含め、現在ニードルを使用してハエ釣り競技をしている人達は、みんな片山さんの恩恵にあずかっているのです。
片山さんは、ハエ釣りではJFTハエ釣り王座の優勝、鮎ではダイワ鮎マスターズ全国大会2度の制覇、
お化けなんです(笑)
現在はテンカラ釣りに於いて、ダイワのインストラクターをされています。
地元の名手・林さん
今回の釣行で、スケジュールからなにから色々お世話になっている方です。現地(徳島)に着いてからからも
ガイド的な事をやって頂けるので、成リンは楽ちん、楽ちん (*^-^*)
林さんはハエ釣りの名手だけではないんです。なんと!投げ鱚では全国大会を2度制覇された超人なんです。
いまも日本各地の鱚を釣り歩かれている様です。
片山さんとお別れした後、いよいよ勝浦川へ。林さんの案内で今山橋と言う橋へ行きました。
「これが勝浦川か!」想像していたより大きい川です。林さんによると一昨日の雨で平水より水は結構高いとの事。
今山橋下流
水が滔々と流れている。「どんなハエが釣れるんだろう?」ワクワクしてきた成リン。
ここで2時間釣って見る事にします。早速身支度を済ませ瀞尻に入川。
マキエを打って数投目で来た「ちっこいわ」6cm位のチビちゃんです。
その後ポツリポツリと数匹来ましたが、あまり寄ってくる気配が無い。そこで直ぐ下流の瀞瀬に移動しました。
今山橋下流の瀞瀬
際の辺りを攻めました。増水直後のようで、ハエはまだ強い流れから逃げてる感じです。
こんな感じのヘチ寄りで良く掛かりました。
今山橋下流、2時間・209尾
マキエを打った直後はさほど良いペースでは無く、徐々にペースアップする感じでした。ウグイもたまに来ますが気になる程ではありません。釣れるハエは銀ピカでとても綺麗です。
釣り始めてから30分位したら下風が非常に強くなり、振り込みはままならないし、掛かったハエはミサイルのような勢いで飛んできます。参りました(>_<)
◆次は林さんの案内で星谷橋と言う橋に行きました。この場所は勝浦川のハエ釣りでは有名なポイントらしいのです。
ここでも2時間やる事にしました。
星谷橋から上流を望む
星谷橋から下流を望む
※鮎釣りならヨダレが出そうな場所(^o^)
橋の上流で竿を出しました。最初に橋の上流100m位の右岸でスタート。
ペースが今一、ウグイも混じる。少し上流に袋になっている場所があり、その場所を川の中から左岸立ちで攻めました。
水深はあるものの流れが緩いせいか、釣れてくるハエはオールちびちゃんなんです。せっかく勝浦川まで来てちびちゃんばっかりでは‥‥‥。そこでまた橋の近くに戻った。橋の直ぐ上の流速のある場所に入ったら良型も混じりました。
星谷橋、2時間・188尾
朝一やった今山橋より若干ウグイが多かった。
(勝浦川の阿波バエ)
ピッカピカでとっても綺麗
◆(勝浦川)合計4時間・397尾でした。
林さんから事前に、「勝浦川はそんなに多くは釣れないと思います」と言うメールを頂いていました。
竿を出す前はちょっぴり不安もありましたが、思っていたより釣れました。時間1束近いペースなので私としては満足です。
途中から風が非常に強くなって苦労しました。明日は風収まってくれよ‥‥‥。
明日はいよいよ林さんのホームグラウンド・園瀬川です。
サイズは小さいけど魚影は非常に濃いとお聞きしてるので、期待に胸が膨らみます。
私が徳島の地の利にあかるくない事を察し、林さんがわざわざホテルまで道案内してくれました。
頭が下がります <(_ _)>
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 徳島釣行二日目 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(園瀬川)
園瀬川は林さんのご自宅から近いので、頻繁に訪れてバカバカ釣ってるらしいんです。
ハエは残っているのか?(笑)
今日は平日にもかかわらず、林さんの他に2名の方が、わざわざ私の釣りを見学に来ると言うんです。
「爺さんの釣り見てどないするねん」 まぁ~でも、全盛時代(50歳前後)の様なキレのある釣りはお見せ出来ませんが、
ヨボ爺さんが一生懸命釣りをしてる姿を見て頂ければ、それはそれでいいかな、なんて‥‥‥。
朝7時、園瀬川の文化の森橋の下で待ち合わせです。
私は待ち合わせ時間よりかなり早く着いた。(前日の渋滞が頭にあったので)
けっこう寒い。早めにウェダーを履いた。
すこしたって新居(にい)さん、続いて笠井さんとおっしゃる方が到着。
挨拶を交していると、間もなく園瀬川の主・林さんも到着。
左から林さん、新居さん、笠井さん
私は準備を済ませ、いよいよ園瀬川ラウンドの始まりです。橋の上流で2時間やる事にしました。
園瀬川も増水気味と言う事で、最初に際の水深40cm位の所に竿を出しました。
3投目で来た。「ちっこ~い」これが園瀬川サイズなんでしょう(^o^)
マキエの後ろにハエが黒く寄ってるのが見える。まずまずのペースでしたが、徐々に針乗りしないアタリが出始めた。
寄ってるハエの中に、2,3cmの極小サイズがいるのかも。
そこで少し上流に場所移動。3名の方は左岸側からの見学になるので、正面からも見て頂きたいと思って右岸側に渡った。
さっきの場所より水深もあり、流速もある。マキエを打って一投目からバタバタ入れ食いになった。
噂には聞いていたけど魚影の濃さは半端ない。
文化の森橋上流
魚は小さいけれど非常に魚影は濃かった。ここの少し下流には潮止の堰があって、ハエ釣りポイントとしてはここが最下流域らしい。潮の上がる近くまで、こんなに水の綺麗な川は関東には少ないです。
文化の森橋上流、2時間・391尾
あと9尾で400尾(200×2h)だったのになぁ~。悔しい‥‥‥。ラスト10分に入った場所がまずかった、反省。
魚影はバツグン。マキエの後ろにハエの行列ができ、ネリ餌が落ちてくるのを今か今かと待ってる感じ(笑)
この川は小バエの楽園ですわ (^J^)
◆次は林さんの案内で鶴熊橋と言う所に行きました。ここで1時間30分竿を出す事にしました。
(鶴熊橋より上流を望む)
(鶴熊橋より下流を望む)
橋の上から川を見て、下流で竿を出す事にしました。
竿出し前に、少し下流へ川見に行ってきました。右の画面には写っていませんが、瀞の下に平瀬があって、そこからスタート。平瀬のヘチ(水深40cm位)にマキエを打った。バタバタ来ましたが長続きはしませんでした。その後、少し上に移動して瀞尻に入った。入れ食いペースとはいきませんでしたが、まずまず釣れました。
鶴熊橋下流、1時間30分・234尾
あまりいいペースに感じなかったんだけど、それでも150尾/h以上のペースなんです。園瀬川の底力を感じます。
◆いよいよ徳島釣行最後の場所です。林さんが選んでくれた場所は佐那河内村高樋・地蔵前。
現場へ到着。先ほどやった鶴熊橋よりかなり上流です。カーブになっている道路脇に車を数台停めれるスペースがあり、道路をはさんだ対面の洞にお地蔵さんがあります。直ぐ近くに川へ降りる階段もあります。景色も良くていい場所です。
今迄やった2か所の合計釣果は625尾です。あと175尾で800尾、クリアー出来そう。
いやいや、800尾どころか「ハエ釣り一人旅」の記録、840尾も越えられそうな気がしてきた。
でもでも、普段通り、いつも通り、気負いは絶対に禁物。過去に何度も気負い過ぎて失敗してきた。
冷静に、冷静に‥‥‥。泣いても笑っても最後の1時間30分です。
(佐那河内村高樋・地蔵前から上流を望む)
川を切って右岸に渡り、直ぐ上流の瀬落ちから竿を出した。思った程ペースが良くない。カワムツも混じる。
こんな所でモタモタしていては記録更新はおぼつかない。見切って直ぐ上流の平瀬へ入った。
さっきの場所より断然いいペース、カワムツも混じらない。そこでかなり数を稼いだ。
でもやっぱり浅場、徐々にペースが落ちてきた。
次に入る場所は非常に大事。失敗したら記録更新は遠のいてしまう。少し時間をかけ、じっくり川を覗きながら上流へ。
すると50m位上の瀬落ちに溝を発見。ここしかない!と決めてマキエを打った。一投目からボッコボコに釣れる。
快調に飛ばして、ほぼ記録更新は間違いない。と思った矢先、突然のアクシデント。ハエを取り込む左手の指がつった。
指の曲がりが悪くて取り込みがとっても不安。「肝心な時になんでこうなるんだよ‥‥‥」
対岸で見ていた林さんが笑っていた。それでも何とか指を動かしてラストまで頑張った。
まもなく納竿。その時点で記録更新を確信していた。
佐那河内村高樋・地蔵前、1時間30分・259尾
最後に入った場所が大正解でした。指がつったのにはまいったね、歳には勝てません(>_<)
(園瀬川)合計5時間・884尾 でした。 これは「ハエ釣り一人旅」での 新記録 です ✌
噂通りの魚影でした。また、水質の良さにも感激しました。
こんな川の近くに住んでる林さん、うらやまちぃ~‥‥‥。
「ハエ釣り一人旅」に於ける釣果ベスト5
① 令和 4年10月、徳島県・園瀬川 (5時間)884尾
② 平成30年10月、三重県・鈴鹿川 (5時間)840尾
③ 平成29年10月、愛知県・乙川 (5時間)812尾
④ 平成30年 9月、茨城県・山田川 (5時間)807尾
⑤ 令和 2年10月、和歌山県・有田川(5時間)795尾
(佐那河内村高樋のお地蔵さん)
車を停めてある所の真ん前にあるお地蔵さんです。
帰り支度をする前に、お地蔵さんに新記録達成のご報告とお礼をしました。
今回の勝浦川、園瀬川、それぞれ特徴があって充分ハエ釣りを堪能させてもらいました。
園瀬川は魚影はバツグンで水も綺麗。現在、関東にこんな川は無いです。
今回記録更新が出来たのは、園瀬川に精通している林さんが良い場所を選定してくれたからだと思います。
憧れの悦ちゃんにも会えたし、記録更新も出来たし、百点満点の「ハエ釣り一人旅」になりました。
林さんに酒席まで設けて頂きました。
★このお二人、酒メチャクチャ強い。ビール、日本酒、焼酎ストレートを水のように飲んでます。
酒の弱い私は目が点になった (◎_◎;) 徳島の人は肝臓が二つ付いてるんじゃないの?(笑)
3時間以上、釣り談義で盛り上がりました(^.^)/~~~
徳島は阿波踊りだけじゃないぞ! ハエ釣りも最高やねん、人情も最高やねん。(^_-)-☆👍
溢れんばかりの想い出を胸に鳴門海峡を渡る成リンでした。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は11月中旬頃の予定です。
第55回(令和4年9月中旬)
●金木犀の花が咲き始める頃、栃木県・栃木市を流れる永野川へ出かけた。
永野川は鹿沼市の尾出山を源とし、小山市・中里周辺で本流の巴波川(うずまがわ)と合流します。
過去に2度訪れています。訪れたと言っても20年以上も前の事です。現在はどんな釣況なのか全くわかりません。
小バヤが多かったイメージが残っています。過去の日誌を覗くと、2回とも3束半位の釣果は出ています。
「栃木の山里でのんびりハエ釣りを楽しんで来よう」そんな思いで出かけました。
※私事ですが、つい先日、自分の不注意で右脚のふくらはぎを痛めてしまいました。
今日は痛み止めを飲んでの釣行です。痛めた右脚が完治していないので、今回は場所移動はせず、一ヶ所のみの竿出しと致します。
朝7時ジャスト、赤津川合流点近くの公園に到着。
車を降りるとカラッとして爽やかな秋の空気。今日の栃木市の最低気温は18度、もうすっかり秋ですね。
私の住む相模国より下野国は秋が一足早い感じです。
早速公園の緑地をぬけて川を覗きに行った。
(公園下の側道から上流を望む)
水がギンギンに澄んでいてかなり減水している感じです。瀞尻から肩にかけてモジリが見えます。
ここから少し下流の赤津川合流点で竿を出す事にしました。
車に戻って釣り支度。土手の階段を降りて河原を歩き赤津川合流点へ。
今日は右脚が本調子ではないので、この周辺をじっくり4時間釣って楽しもうと思います。
早速合流点下流の瀬脇からスタート。2投目で来た「ちっちゃいわ!」5、6cmのチビちゃんです。
その後ポツポツ来て直ぐ止まってしまった。マキエにあまり寄ってくる気配が無い。「?‥‥‥」
(赤津川合流点の直ぐ下流のザラ瀬)
ザラ瀬周りはパッとしなかったので、直ぐ上流にある合流点の深みを攻めた。
釣れそうに見えたが小バヤ、中バヤが多くてダメでした (>_<)
「ここは以前来た時、良く釣れた場所なんだけどなぁ~」
その後、合流点の少し上流にある床止め下の落ち込みに行った。
「ここは少しまとまった数が出るだろう」と思いきや‥‥‥。
(床止め下の落ち込み)
ここは全く期待外れ。一投目からバタバタっと10cmクラスが来たので「よっしゃ~」と気合を入れた途端、ムツとハヤだらけになってしまった。あえなく退散😭 諦めて床止め上流へ。
(床止め上流の瀞)
「ここはハヤくさい感じがするなぁ~」と思いながらも竿を出した。すると案の定、見事に小バヤの入れ食い。
ハエがたま~にポツリと間違って釣れる感じです。
ここは15分位で止めた。
そして朝一やった赤津川合流点まで戻った。
もう2時間近くやって頭の計算では60尾にとどいていません(>_<)
まいったね! 今日は1束以下って事もあり得るぞ‥‥‥。
直ぐ下流に橋が見えるので気分を変えて行ってみました。護岸工事が終わって間がないようで、川底が真っ平らで変化の少ない川相が続いています。でも稚魚は沢山見えます。
(赤津川合流点の下流にある橋)
まとまった数を出せる様な場所は殆んど無いので、ちょっとした掘れ込みや、浅いザラ瀬の中で、周りよりほんの少し深めになっているような溝など、小さなポイントを細かく攻めてみました。この橋周辺はさっきやった上流域よりハエが多い感じがします。
しかも外道が少ない。また、マキエにハエが寄っているのがハッキリ分かります。
瀬の中で、たま~にですが良型が来て良く引いてくれました。 ここは楽しめました (^o^)
赤津川合流点の上下流。4時間・215尾
全体に小型が多かった。最初に上流へ向かったのが失敗だった気がします。
今回はのんびりと釣りをする予定でしたが、後半は右脚の痛みも忘れ、夢中になって釣っていました(^o^)
後半やった場所は平底の浅場続きで攻めづらい川相でしたが、これから出水の度に川底に起伏が生まれ、徐々に変化のある川相になって来るでしょう。そうなると攻め易い場所も多くなって釣果もアップすると思います。
前半はしんどい釣りで、「今日はガッカリして帰らなきゃいけないのかなぁ~」なんて思いましたが、後半やった場所は意外に外道が少なく、そこそこの魚影もあってそれなりに楽しめました。 良かった、良かった (^^♪
(栃ヤマベ)
◎栃木県の名物と言えば『栃おとめ』と『栃ヤマベ』 (^_^;)
藪の中に紅一点
栃木の山里で澄みきった秋の空気を吸いながら、キラキラと銀鱗を抜いて楽しんだ成リンです。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は10月中旬頃の予定です。