成リンのハエ釣り一人旅

 

令和5年(前半)

 

 

 

 

 ハエ子に惚れて40年、いまだに続く片想い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第62回(令和5年7月下旬)

 

ギラギラと太陽が照りつけ夏真っ盛り、茨城県筑西市を流れる小貝川へ行った。

 

 

 小貝川は過去に一度だけ行った事があります。

訪れた季節は初夏で、その時の釣果は2束足らずでした。ただ、良型が多かったと記憶しています。

今回は盛夏の釣行なので「きっと数が出るんじゃないの?」なんて思って、期待半分で出かけました。

 

さて、小貝川の何処へ行くのか? その場所は100%決まっているんです。それは成田橋です。

釣れる釣れないはともかく、まずは成田橋へ行ってみます。

だってこの橋、俺の為にあるような橋なんだもん(笑) 名前が最高! (^o^) 

 

小貝川に成田橋と言う橋がある事はだいぶ以前から知っていました。一度行ってみたかったんです。

 

 

 

朝4時過ぎ、小貝川の成田橋を目指して自宅を出発。

入れ掛りの小貝川を想像しながら、ルンルン気分で圏央道をひた走る。

6時30分、成田橋近くにあるグラウンドの駐車場に到着。

早速車を降りて橋の上から川を覗きに行った。

 

 

(成田橋から下流を望む)

あっちこっちモジリだらけ。300m位下流に良さそうな瀬落ちが見えます。

   

 

 

成田橋はいたる所がサビついていて、かなり年季の入ってる様な橋でした。

「この橋、今の俺のように見える」 年老いてあっちこっちガタがきている自分と重なって見えた😅

 

 

 

 車へ戻って釣り支度完了。グラウンドの隅に川へ降りる所があるので、早速そこから川へ降りた。

そして瀬落ちへ向かった。川を切って右岸から左岸へ渡ってる途中、チャラ場に沢山の魚が見えた。

この周辺で1時間半程やってみます。最初に入った場所は小石底でやや浅目の瀬脇です。

マキエを打って一投目、浮子がギュっと鋭く水中に引き込まれた。

ググン、ググンと力強い引きが何度も手に伝わってくる。抜くと14cm位の立派なハエでした。 

  

(成田橋下流の瀬落ち周辺)

瀬の落ち際の浅目の所は数が出ました。型もまずまず。

50m位下流のやや水深がある方もぼつぼつ釣れたんですがスゴモロコが混じった。

 

 

成田橋下流の瀬落ち周辺、1時間30分・152尾

 

大型も来ませんが、ミニサイズも殆んど来ない。中型が主体です。

川底が砂混じりの様な場所はスゴモロコも来ます。小石底で水通しが良く、やや浅目の場所が狙い目です。

「盛夏の小貝川は結構いけるよ!」 good 👍

 

 

 

7年間の地中生活に別れを告げ、ようやく地上に出てきたら36度、37度。 蝉も暑くてビックリでしょうね (^-^)

小学校で日本は温帯だと教わった。でも、現在は熱帯だよね。

だってインドから京都にやって来た観光客が「京都はインドより暑い」と言ったそうだから(笑)

 

 

 

◆次は500m位下流に用水路の吐出しがあるので、その近辺でやろうと思います。

用水路の横に川へ降りれそうな所がありました。

早速降りて川を見ると瀬が2段になって落ちている(続けて二つの瀬落ちがある)ので、攻める場所が多い感じ。

ここで2時間やってみる事にしました。

  

(降りた場所から一つ目の瀬落ち)

この場所は玉石底で石色も良く、見るからに釣れそうな雰囲気が漂っていました。

案の定、一投目から良型がバッタバッタです。しばし至福の時が流れました (^.^)/~~~

 

 

 

(直ぐ下流にある二つ目の瀬落ち)

ここの瀬落ちはヘチに沢山の稚魚が見えたので爆釣を期待しちゃいました。

期待した爆釣ペースとはいきませんでしたが、まずまずのペース。

ただ、止まるのが早くて4か所に竿を入れました。上流の瀬落ちと比べて型は一回り小さかった。

 

  

用水路の吐出し近辺、2時間・183尾

最初に入った一つ目の瀬落ちは型も揃っていて楽しい釣りでした。

今迄、小貝川って魚影の濃いイメージが無かった。実際はハエが結構多いんですね。今回でイメージが一変しました。

 

 

 

 

今日の最後はここから1kmほど下流にある養蚕橋でやる事に決めました。

橋の直ぐ下流に堰があったので、堰の下流で竿を出す事にしました。

堰の直下はあまり良さそうに見えないので、少し下流の方へ歩きました。

暑さでバテバテになってますが、ラスト1時間半、気合を入れて頑張ります。

(養蚕橋下流)

 

ここへ来た頃から風が強くなってきました。

瀞場の水面にさざ波が立っているので、釣れると思って竿を出してみました。

ボツボツは釣れますがスゴモロコが混じるので止めました。

その後、狙い場を瀬周りに切り替えました。浅目の瀬脇は釣れるんですが強風の影響でペースが上がりません。

 

 

養蚕橋下流、1時間30分・118尾

風のせいかバレが多くなってリズムに乗れない釣りでした。

ここは強めの流れを狙っても割と小型が多かった。

 

 

 

 

今日は合計5時間・453尾でした。(猛暑の中でよく5時間頑張った)💪

 

日中、水温がかなり高くなったので、変なアタリが多くなるんじゃないかな?

と思ったけど、一日を通してアタリは素直で釣り易かった。

外道はスゴモロコ一種類のみ。5時間やって全部で25尾位かな? 4束半釣って25尾位はギリギリ許容範囲でしょ(^o^)

 

浮子がズボズボ消し込むので、暑さも忘れてハエ釣りに没頭してしまった。

3束位(60尾×5h)釣れればいいかな。そんな感覚で来たので充分納得の釣果でした。

猛暑が予想される中、小貝川まで来た甲斐がありました。

 

(土手から見た筑波山)

 

 

期待半分で来てみた盛夏の小貝川。予想以上の楽しい釣りでハエ釣りに没頭しちゃいました 😀

ググッ、ググッっと手に伝わるハエの感触が、まだ右腕に残っているまま帰途についた成リンです。

 

 

 

 

💛 皆様、熱中症にはくれぐれもご用心

 

釣りの最中、ちょっとでも身体に異変を感じたら、すぐさま木陰で休むか、木陰が無かったら車に戻って冷房を入れて休んで下さい。無理したらあきまへん。  命あっての釣りですから  

 

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は9月中旬頃の予定です。

 ※8月は鮎釣りに専念するのでお休みとさせて頂きます。

 

 

 

 

 第61回(令和5年7月上旬)

 

まもなく梅雨明けと思われる頃、東京都多摩市を流れる大栗川へ出かけた。

 

 

 大栗川は多摩川の支流です。

東京都八王子市鑓水周辺を源とし、八王子市から多摩市をへて本流の多摩川に合流します。

都市近郊を流れている小河川です。

 

この河川を知ったのは、実は40年近くも前の事なんです。

ハエ釣り競技を初めて間もない頃(多摩川・是政でハエ釣り修行にあけくれていた頃)

たまたま出逢った地元の人から「このすぐ上流に大栗川って言う小さい川があって、そこもヤマベ沢山いるよ」

みたいな事を聞いたんです。

その方はとっても小柄な人で、今でもハッキリ覚えています。今、生きてるかどうかはわからないけど(笑)

 

当時、大栗川へ行ってみようと思った事はあったんです。

ただ、その頃は立ち込み釣りの全盛時代。大河川に腰までドーンと立ち込んで釣るのが恰好いいみたいな、そんな時代でした。そんな事もあってか、小河川の大栗川へは行かずじまいだったんです。

ふと、そんな昔の事を思い出して大栗川へ行ってみる事にしました。

 

さて、この話を聞いたのは40年近くも前、今現在は釣れるかどうか全くわかりません。

「もしダメだったら近くの本流(多摩川)で竿を出そう」

自宅から割と近いんで、そんな気楽な感じで出かけました。

 

 

 

 

朝6時20分、大栗橋近くのコインパーキングに到着。(事前にヤフーマップで調べておいた🅿

早速車を降りて大栗橋から川を覗いた。

 

(大栗橋から上流を望む)

 

「かなり減水してる様な感じやなぁ~」 ぽつりぽつりとモジリは見える。

外道が多そうな感じにも見えるけど大丈夫かいな?

 

初めての川なので下流の方へぷらぷら歩いて川相を見に行った。

下流の方が川相はいいね。モジリも多いしハネまで見える。土手から鏡の様な場所を覗くとチラチラ魚群も見える。

 

 

とりあえず車に戻って釣りの準備。

大栗橋の上流はちょっとクエスチョンマーク(?)が付く様な感じだけど、一時間半だけやってみよう。

 

近くにある階段を使って川へ降りた。少し上にある緩い瀬落ちの様な場所に入った。

マキエを打って2投目からバタバタっと中型(10cm前後)が7、8尾。しかしすぐさまアタリは遠のいた。

少し上流のやや水深のある瀞へ移動。2、3尾きたら後は音沙汰無しって感じ。マキエに寄って来る気配は無い。

浅目の瀞を歩いているとハエが右往左往している。減水気味なのでハエが脅えている感じです。

 

そこから50m位上流に良さそうな瀬があったので竿を出すと、一投目、いきなりインディアン。

続けてバタバタ良型が (^-^)

 

 

(大栗橋の200m位上流の瀬)

 

この瀬は一ヶ所で長続きはしませんが良型揃いで面白かった。時々インディアンも混じった。

皆さんもご経験があると思うんですが、インディアンは鰭が大きい為か引き味が全然違いますよね (^o^)

最後は直ぐ下流にある瀬落ちで少し数を稼いだ。

 

大栗橋上流、1時間30分・109尾

数的には少し物足りなさもありますが、良型が多かったので充分楽しめました。

朝、川を覗いた時は外道くさくも見えたんですが、カワムツ数尾とモロコ1尾だけでした。圧倒的にハエが多くて一安心。

 

 

次は500m位下流にある報恩橋周辺でやってみる事にしました。橋の上流に良さそうな場所が数か所あるので、上流で

1時間半やってみようと思います。

 

(報恩橋上流)

 

ここの50m位上流にも瀬落ちがあって、そこで少し数を稼いだ後にこの瀬落ちに入った。

ここの瀬落ちは一投目から入れ掛りでした。マキエにハエがギラギラ寄ってるのが見えた。最初は凄いペースで釣れたんですが、少し時間が経過したら急にアタリが取りづらくなった。ただ、一旦掛かったハエは意外にバレなかった。

 

報恩橋上流、1時間30分・171尾

朝やった大栗橋上流に比べると、断然こっちの方が魚影は濃い感じです。ただ、小型が多く、全体としてはひとまわり魚は小さい。でも、外道はゼロ(0)でした。

 

 

今日、最後の場所は大栗川の最下流部(多摩川との合流点)周辺にしました。ラスト1時間半頑張ります。

 

 

(多摩川との合流点から300m位上流)

 

ここは深い緑に包まれていて小鳥のさえずりも聞こえます。とても東京都とは思えない雰囲気です。

見るからに釣れそうな瀬落ちがあったので、早速竿を入れると一投目からボッコボコ釣れました (^.^)/~~~

 

(大栗川最後の瀬落ち)

 

ここから100m足らずで多摩川に合流します。ここも釣れそうに見えたんですが思った程のペースではなかった。

ぽつりぽつりと時折スゴモロコが混じった。

 

大栗川最下流部周辺、1時間30分・153尾

自然が残っていて、釣っていて気持ちの良い場所でした。

 

 

(引き抜いた良型のハエがこっちへ向かってくる画像)

 

ハエは小魚なんだけど以外にパワーあるよね。受け手にドスーンと飛んでくるこの迫力。やめられませんわ、この釣り😁

 

 

 

今日は合計4時間30分・433尾でした。

 

減水していて水も澄んでいたせいか、瀞場の魚は警戒心が強く、マキエを打ってもあまり寄ってこなかった。

瀬落ちの少し小深くなっている場所に魚が集まっている感じでした。瀬は流心に近い方が良く釣れた。

この川、雨降って少し増水し濁りでも入ったら、今日釣れなかった瀞場がバカバカ釣れる気がする。

とんでもない釣果になるかも !(^^)!

 

近年「ハエの釣れる川が少なくなった」と言う話をよく耳にします。

でも、探せばまだまだ釣れる川はあるんですね。しかも近場で (^^♪

 

 

川風の中に微かに夏草の匂いを感じながら、銀鱗達と仲良く遊んだ成リンでした。

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は7月末頃の予定です。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ご 報 告 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 先日、私がゲスト出演した(株)釣りビジョンのハエ釣り動画が昨日より配信されております。

ジャンルは(バラエティ)、題は「アナタに釣っていただきます!」オイカワ × 折本隆由 です。

釣りビジョンから配信されている動画は、ネットで14日間無料視聴出来ます。

お時間がございましたら、成リン爺さんのヘボなハエ釣りをご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 第60回(令和5年6月中旬)

 

ジメジメ、ムシムシの梅雨のさなか、静岡県の瀬戸川へ出かけた。

 

 当初の予定河川は静岡県富士市を流れる富士川でした。ところが釣行前日にネットで川を覗くと

水位がかなり高く、濁りも強そうだったので急遽取り止めました。そこで今回、静岡県藤枝市を流れる瀬戸川に変更しました。

 瀬戸川は「ハエ釣り一人旅」に於いて、平成29年の12月に一度釣行しています。

でも、今回はその時と全く季節が違うので、数釣りが楽しめると思って出かけました。

 

 

 朝7時10分、金吹橋の近くに到着。車を降りて早速川を覗くと水量が多めでササ濁り。

「今日は絶好調じゃないの‥‥‥むふふ」😁 

 

 

(金吹橋下流)

 

薄日が射している様な、射してないようなどんよりした曇り空です。

 

 

 

早速身支度を整えて、金吹橋の上下で1時間半やってみる事にしました。橋の上流から攻めました。

最初、瀬の開きのヘチ寄りにマキエを打った。しかしそこへ何度打ち込んでも反応なし。

「あれっ‥‥‥」直ぐ下流へ場所移動。浅目のサラサラ流れに入った。数回流したところでようやく最初の一尾が来た。

しかしポッツリ、ポッツリと小型が数尾きたら、後は全くアタリが無くなってしまった。

 

金吹橋の上流

流れにハエは付いて無い感じがする。

橋の直ぐ上流左岸側にワンドの様な場所があって、その出口周辺で少しまとまった数が出た。最後に良さそうに見えた橋の下流でやりましたが、10尾位しか釣れませんでした。

 

 

金吹橋上下流、1時間30分・82尾

静岡県は続けて2度の大雨があったばかり。川はまだ落ち着いてない感じで、本流筋はかなり厳しい感じです。

 


次は上流の藤枝バイパス~運動公園大橋までを1時間半釣ってみた。

ヘチ寄りで時々小魚の跳ねが見える。

 

(藤枝バイパス上流)

小魚の跳ねがある近くにマキエを打って流すも全然アタリ無し。おそらく跳ねているのは小鮎なんでしょう。

瀬脇のちょっとしたタルミで何尾か拾える程度。

あっちこっちに竿を出し、マキエはどんどん減っていくけれど釣果は一向に増えない (>_<)

 

 

藤枝バイパス上流、1時間30分・27尾

あっちこっちに竿を出しましたが、まとまった数が出る場所は一ヶ所もなかった。大増水続きで川が少し荒れている感じがする。

釣れるサイズも小さい。

 

 

最後はここから車移動して上流の矢崎橋へ行った。

矢崎橋下流の右岸土手に到着し、車の中で少し早めの昼食をとった。

ここでたっぷり2時間釣って納竿する事にしました。

 

最初は矢崎橋直ぐ上の人道橋から竿を出す事にした。(ここは以前ちょっといい思いをした場所)

でも、今日は季節も違うし水況も違うのでダメだろうなぁ~。と思いながらも、ついつい以前釣れた場所に行ってしまう釣り人の悲しい性(笑)

 

ここが以前にいい思いをした人道橋下。土砂で埋もれて全然ダメになっていた。でも竿を出しちゃった😅

案の定ダメでした。「やっぱり柳の下のドジョウ狙いはダメだったか‥‥‥」

平成29年に来た時には、この橋はサビがひどくてボロボロでした。でも今回は綺麗に塗装されていた👍

 

 

(矢崎橋下流の左岸側にある分流)

 

矢崎橋の下流に分流があり、浅い場所を歩いていたら稚魚が見えた。「ここは魚がいるなぁ~」と思って早速竿を出したら

一投目から入れ掛り。本流筋は何処をやってもしょぼかったのでこの分流に入ってみた。それが大正解でした。

この画像の少し上流でかなり数を稼いだ後にここへ入川しました。ここも小型主体でしたがボコボコ釣れた。

 

 

矢崎橋上下流、2時間・196尾  ※この殆んどは分流での釣果。

魚は小型が主体でミニサイズも混じる。本流に比べると、この分流は別世界 (^o^)

 

怪我をしているインディアンが釣れた。(尾ビレの下が欠けている)

増水時、濁流の中でアクシデントに見舞われたのか? それとも野鳥にやられたのか? ともかくお大事に。

 

 

 

今日は合計5時間・305尾でした。

 

 今回は場所ムラが凄かったです。本流筋でまとまった数の出た所は一ヶ所もありませんでした。

 しかし分流の一部やワンドの出口周辺にはハエがしっかりいました。本流筋は先日の度重なる大増水で石垢は綺麗にとんでいます。石は転がって、石周りにいた水生昆虫も殆んど流されて餌が無い状態だと思われます。

ところが分流には石垢が残っている場所があり、おそらくその場所には水生昆虫も残っている事でしょう。

そんな場所にハエが沢山集まっている感じがしました。ハエ達も「腹が減っては戦はできぬ」って感じですね(^-^)

 

 最後にやった矢崎橋で、もし分流には入らず本流筋だけを攻め続けていたとしたら、おそらく釣果は一束以上少なかったと思います。 今回、「ちょっとだけ分流も覗いてみよう」と思って入ったのが吉と出ました。

 

  

朝、ササ濁りの川を見た時は5束(100×5)位出るんじゃないか?と思ったけど幻に終わった。

川には先日の大増水で荒れたような跡があったので、魚影に少しダメージがあったのかもしれません。

でも、もう一週間位して川が落ち着いてくれば、本流筋もボチボチ釣れ出すと思います。

 

今日は出だしから厳しい釣りを強いられました。でも、最後に矢崎橋下の分流で入れ掛りを堪能出来ました。

「終わり良ければすべて良し」って感じですかね (^o^) 

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は7月上旬頃の予定です。

 

 

 

 第59回(令和5年5月下旬)

 

すっかり緑が濃くなった季節、埼玉県坂戸市を流れる高麗川へ行った。

 

 

 高麗川は埼玉県飯能市北端の刈場坂周辺を源とし、坂戸市で越辺川に合流する荒川水系の河川です。

荒川水系の河川としては比較的水質が良く、釣りをしていて気持ちの良い河川です。

 

過去に十数回訪れています。30年位前に行った頃は小バヤが多かったんですが、近年は小バヤは減ったものの、今度はカワムツが非常に多くなっている印象です。場所選定には結構気を使います。

河川の周辺は自然が多く残されている感じなので、今回は森林浴も兼ねて出かけました。

 

 

 

 

 朝6時30分、万年橋の下流にある厚川鶴舞公園に到着。

車を降りて近くに設置してある簡易トイレに行こうと歩いているその時、ドーン!(◎_◎;) いきなり頭に強い衝撃。

「何が起こったんだ!」「木から何か落っこってきたのか?」

なんと!カラスが体当たりして来たのです。今も木の上からこっちを見てさかんにガーガー鳴いている。

多分、巣の中でヒナを育てているんでしょう。

 かなり昔、鮎釣りに行った時にもカラスに体当たりされた事がありました。「ヒナを取られると思うんだろうなぁ~」

俺はそんなに悪人の顔をしてないけど(笑) 朝一、カラスに気合を入れられちゃった🤗

 

早速準備完了。川を覗く為に土手道をトボトボ上流の方に歩いて行った。

少し藪こぎをして川に近づく「おっ、思ったより水があるわ」

この季節、田畑に水を引っ張るので減水している事が多いんです。

 

(万年橋下流)ここは数回来た事のある場所です。ぽつりぽつりとモジリが見えます。「今日はいけるかな?」

 

 

 ではではこの辺からスタートしますか。万年橋の下流で1時間30分やってみます。

川へ降りて瀬落ちのヨレの消えるあたりの瀞へ入った。

マキエを打って2投目で来た「あらら、ちっこいわ」6,7cmのハエ。

パタパタっと数尾きたら、後は全くアタリが途絶えてしまった。寄ってくる気配が無い。

「今日は瀬なのかも」直ぐさま上の瀬へ移動。一投目からバタバタ来た。

 

(万年橋の200m位下流にある瀬)

ここで少しまとまった数が出た。瀬でも良いペースは続かない。今日は餌を咥えてから放すのが早い気がする。マキエの周りでハエが躍ってる感じで釣りづらい。初夏の頃にこの様な事が時々あるんだよねぇ~。

(左の画像の瀬から100m位下流の瀬)

今日は瀞には竿を出さず、完全に瀬の波立ち狙いにした。

ここの瀬は際の掘れ込み周辺を狙うとムツだらけでした。

 


(万年橋下流)1時間30分・97尾

何処をやっても長くは続かない。変なアタリも多く、浮力を極力殺した浮子を使用しました。バレも多かった。

 

 

次は下流にある人道橋の上下で1時間30分やってみる事にしました。

 

(人道橋上下)

この画像に見える人道橋の直ぐ上流に瀬落ちがあって、そこでボツボツ釣ってからこの瀬に入った。

この瀬は型が揃って面白かったよ。でも、バラシも時々あって、良型が空中分解した際に仕掛けが絡んじゃったりして(>_<)

誰か見てたら「下手くそ~っ!」て言われそうだった😅

 

 

(人道橋上下)1時間30分・94尾

橋の下流の瀬は手応えのあるサイズが多かったので、実際の数より釣った気がした。

 

 

最後は厚川鶴舞運動公園の裏で1時間30分釣って納竿とします。

ここも以前、何度か釣行している場所です。川を見るとやけに瀞っぽくなっている。

「前はもっと瀬が長かった気がしたんだけどなぁ~」

高麗川での最後の1時間半、「ビシっと締めまっせ」

 

 

(厚川鶴舞運動公園裏)

この瀬はまずまず釣れたんだけど、最後にここから150m位下流にある瀬落ちに入ったらムツだらけ。大失敗 (>_<)

 

(厚川鶴舞運動公園裏)1時間30分・72尾

この瀬は6cm位が来たかと思うと、次は15cm位のバカデカイのが来るんだよ。中間のサイズが少ないんだよ。

デッカイか、小さいか。こんな瀬ありかよ(笑)

 


ちょっぴり薄茶色っぽい 高麗おやじ (^o^)

 

 

今日の高麗川はこんな感じの瀬の波立ちが良く釣れました。まだ鮎が入って無いようなので、玉石底でも全然平気でした。

今回、瀞場は駄目でしたが、あと一ヶ月もするとボチボチ瀞も釣れ出すと思います。

 

 

 

今日は合計4.5時間・263尾でした。

高麗川はもともとハエの魚影はそんなに濃い河川ではありません。今回は200~250尾位かな? と予想して来ました。

「予想よりはほんの僅か良かったのかな」と言う感じでしょうか。水量が思っていたよりは多かったので、その分プラスだった気がします。

 今日の高麗川は完全に瀬の波立ち狙いです。瀞でポツリポツリを粘っても、粘り損するだけです。

 釣況としてはマキエの周りでハエが躍ってしまい、アタリの出方が千差万別で非常にアワセづらかった。

そしてバレも多かった。良型をバラした後に、また良型が来ると無意識のうちに手がビビってるんだよね(笑)

 

 たいした釣果ではなかったんですが、今日の釣況からしたら充分納得の釣果なんです。

5段階評価だったら4ぐらいはあげたい気持ちです👍 (自分に甘い)m(__)m

 

 

 

新緑の中でヤマボウシの純白の花が実に美しかった。

 

 

秒刻みの競技のハエ釣りもいいけれど、深い緑に包まれた清流で、一人静かに銀鱗を飛ばして楽しむのもいいんですよねぇ~ (*^-^*) 高麗川の清き流れの中で、我を忘れてハエと戯れた成リンでした。

 

 

 

 

 次回の「ハエ釣り一人旅」は6月中旬頃の予定です。

 

 

 

釣りビジョンの撮影

                                            5月19日

 

 

橋本春雄名人の紹介で、釣り動画を配信している(株)釣りビジョンのプロデューサーの方から出演依頼がありました。5月18日、19日の二日間、平塚市を流れる金目川でハエ釣りの撮影を行いました。

プロの釣師・折本隆由さんとの共演です。

 

初日はこの時期としてはとんでもない暑さ(32℃)で、二日目は曇っていて涼しいのですが、こんどは風が強く、雨も心配。いろいろありましたが撮影は無事終了しました。

 

自分が釣るのは楽ですが、人様にアドバイスして釣って頂くと言うのはなかなか大変です。

でも、折本隆由さんはセンスが良く、二日目にはそこそこ釣る様になりました。

折本さんは一匹でも多く釣ろうと真剣になっていて、とっても教え甲斐のある方でした。

 

今回撮影された動画は7月頃に配信される様です。 

 

プロの釣師・折本隆由さん(左)と私(右)

 

 

18日、19日の両日、金目川はまずまずの釣況でした。

 

 

 

 

 ★5月中旬頃に予定しておりました「ハエ釣り一人旅」が遅れていてすみません。 いろいろ忙しくて(笑)

 もう少々お待ちください m(__)m

 

 

近況報告

                                 5月14日

 

 

私が現在所属している「楽しいつり仲間 HAT・やまべ釣愛好会」の、本年度第一回の競技会が神奈川県平塚市を流れる金目川 & 鈴川で行われました。朝からあいにくの雨模様でした。

久し振りの競技会、「いよいよ今年も始まるんだなぁ~って感じ」 爺さん今年も頑張るぞ!😁

今回、な、なんと! 京都の名手・宮田 普選手がゲスト参加です。「京都からですよ~!(◎_◎;)‥‥」

ハエ釣りに対する情熱、半端ないよ! 頭が下がります。

 

 

(京都の名手・宮田 普選手)

 

 

試合は2時間の試合を3本、計6時間のトータル釣果で順位を決定致します。

金目川で2試合、近くを流れる鈴川で1試合の複数河川での競技会でした。

金目川では試合中に水位の変化、濁り具合の変化など、水況が目まぐるしく変わったので苦労された選手もいた様です。鈴川の水況はベストコンデションでした。

雨水が入って川がリセットされたので、予想していたより数が出ました。

 

※試合成績をご覧になりたい方は「楽しいつり仲間 HAT」のHPで、やまべ釣愛好会をクリックして下さい。おそらく今月の末までには結果報告がUPされると思います。

「楽しいつり仲間 HAT」のHPは「ハエ釣りを愛した男!」のリンクから入れます。

 

第一試合で釣れたごっついハエ。もの凄い引きでしたよ。

 

 

 

 

番外編

 

                               3月30日

 

 

 

花に酔い、ハエに酔う

 

 

 

 桜や菜の花が見頃を迎え、近くの川へ久し振りに出かけて来ました。

  

土手の桜は満開でした。

 

 


 

 

川原に咲き乱れている菜の花がとっても綺麗。さて、肝心のハエは釣れるのかな?

 

久し振りのハエ釣りで心高鳴る一投目。瀬の中で浮子がいきなりズボっと消し込む。

 「おいおいおい!そんなに引くなよ」この時期のハエは餌をたっぷり捕食しているので引き味は抜群です。

 

掛かった良型が流れに乗ってドキドキ。 楽しいのなんのって (^o^)

 

 

良型が結構混じって楽しい釣りでした。

 

やる気満々のハエ達は掛かってからとってもパワフル。お金じゃ買えないググっ手に伝わるこの感触。

 

 

 

 

 遠くに鶯の声を聞きながら花を眺め、力強いハエの引きを味わっていると自然に心が満たされます。

 

「 酒が無くても酔っちゃいますわ 」(*^-^*)

 

 

 

 

◆令和5年度「ハエ釣り一人旅」のスタートは5月中旬頃を予定しております。

今しばらくお待ちください。

 

                                  3月5日

 

自作3台目のハエ魚籠完成

 

 

 

3週間かけてハエ魚籠を製作しました。

細部の作業は老眼鏡をかけてなんとかクリアー。歳をとると細かい作業は難儀しますわ😅

流れの抵抗を少しでも減らす為に、網目部分を従来のアクリルメッシュより目の粗いナイロンメッシュに変更。

また、魚籠のガタツキを完全に無くする為、腰ベルト金具と魚籠を接続する手回しネジをダブルにしました。

 

4月からいよいよハエ釣り始動。この、おニューの魚籠を使うのが今から楽しみです。

 

 

 

                  

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★年に一度の、竿のメンテナンスを行いました。 

 

 

まずは竿をバラしてアルコールや水で汚れを落とします。次に元竿から穂先まで全てのパーツを乾拭き。最後にフッ素樹脂系のスプレーをかけてコーティング。(使用頻度の高い竿は一本一本管内も清掃)

 

実は昨年、試合中に穂先からトップが抜け落ちるという、とてもあり得ない様な事が起こった。

40年間も競技をやっていて初めてです。そこで今回、穂先を入念にチェックしました。

 

作業が終わるまでえらい時間がかかった。

昼飯も食べずに部屋に閉じこもってやってたら、上さんが心配して部屋を覗きに来た😅

 

 

 

これらの竿の中には40年間も使い続けている物もあるんですよ。もっとも、もうボロボロですけど。

でも、長い間苦楽を共にしてきた竿なので可愛いもんなんです。

 

竿のメンテを丁寧にやった年は試合の成績がいいんです。逆に、手抜きしていい加減にやった年は成績が悪いんです。

これ、マジ本当の話よ(^o^)

 

常に竿に愛情を注ぎ大切に扱っていると、僅差勝負でなんとしても数匹欲しい時、「掛けてくれるんだよねぇ~これが」😁

 

竿は分身の様な物。皆さんも是非愛情を込めて大切にしてやって下さい。竿は必ず応えてくれますから !(^^)!

 

 

 

 

                                                     

                  

 

           

           ☆2023

 

 

 

        新年あけましておめでとうございます。

 

         本年も宜しくお願い申しあげます。