第8回(平成28年12月上旬)
●白鳥の飛来が話題になる頃、静岡県・来光川へ出かけた。
来光川は狩野川の支流で、静岡県函南町を流れる小河川です。
この季節になると多くの小河川は水枯れしますが、来光川は豊富な湧水により
冬でも割と水量が安定しています。そして水温も比較的高い川です。
私は冬季に時々訪れている河川です。
自宅を出発して約1時間40分、来光川の松川橋に到着。
車を降りると前日からの寒波でかなり寒い。身支度を済ませ上流の観音橋まで川相を見ながら歩いた。
とりあえず観音橋上流で1時間竿を出すことにした。
瀬落ちの流芯脇からスタート。5投、6投、7投アタリ無し。
その後あっちこっち色んな場所に竿を出したがアタリが無い。
ちょっと嫌な予感。
30分位経過した時、大石裏のヨレでようやくウキに変化が。
竿を立てるとググッという良型の手ごたえ。「ようやく来たよ‥‥‥」
観音橋上流。
あっちこっち撒き餌を打って探りまくった。
観音橋上流。1時間・18尾
型はいいが数は全然。「 いやぁ~ 釣れねぇ~わ!」
観音橋から下流を望む。
※ この写真の右側の川の中に青サギがいるのが分かりますでしょうか?
私の経験上、サギのいる所にはハエとはかぎりませんが、必ず魚が居ます。
◆次は観音橋の下流を2時間攻める事にした。
朝は曇りがちで寒かったのですが10時頃から日が差しだして暖かくなってきた。
橋の上流で色んなポイントに竿を出したので、ハエの付き場がちょっぴり見えて来た。
観音橋下流のザラ瀬。
ぼつぼつ釣れた。
観音橋下流300mにある取水口周辺。
この場所に来てようやくハエ釣りらしいペースで釣れた。良型もポツポツ混じった。
観音橋下流、2時間・138尾
日が差して暖かくなったせいか、撒き餌に反応するようになった。
◆ 最後に松川橋に戻って1時間やることにした。
ここは例年カワムツの多い場所なので3割位はムツ覚悟で入川しました。
松川橋上流。
ここは例年カワムツの多い場所なんですが、今日はたった2尾のみ。逆にハエは予想以上に釣れて良型が連発した。
松川橋下流。
橋の下流も良さそうに見えたので、最後にちょっとだけ竿を出したのですがダメでした。
松川橋。1時間・114尾
1時間でムツが2尾は意外でした。
型揃いで思ったより数も出ました。
今日は実釣4時間・270尾でした。
朝、観音橋上流で1時間・18尾の時には「今日はどうなるんだろう? 」と、ちょっと心配でした。
でも、陽が高くなってからはハエが撒き餌に寄るようになったので安心しました。
今日はカワムツが思ったより少なく幸いでした。一方、ハエは良型が多くて楽しい釣りでした。
土手の冬枯れ風景
帰路、沼津の豚平に立ち寄って手打ちラーメンを食べて帰った。
豚平は30年以上前からあるお店です。伊豆方面での例会や大会の後は必ず立ち寄ったお店です。
関東で昔からハエ釣りをしてる方なら多分知ってるお店です。
私は若い頃、例会で諸先輩にとことん打ちのめされて落ち込んでる時、
ここのラーメンの温かいスープが私の心を癒してくれました。
店舗は新築して以前とは変わってしまいましたが、ラーメンの味は昔のままです。
手打ちの太麺にあっさり目のスープが絡んで飽きのこない味です。
沼津方面に行った折には是非立ち寄ってみて下さい。
豚平 ☎ 055-921-7093
豚平の手打ちラーメン。
見た感じは濃い目のスープに見えますが、食すると意外に薄味なんです。
◆ 今年の5月に立ち上げました「ハエ釣り一人旅」に多くのアクセスを頂き有難うございました。
来年もいろんな川を皆様に楽しくご紹介したいと思います。
29年度も本年同様宜しくお願い申し上げます。
平成28年度に 「ハエ釣り一人旅」 で訪れた河川一覧。
5月 静岡県・青野川 6月 群馬県・鏑川 6月 茨城県・久慈川 7月 東京都・多摩川
9月 千葉県・湊川 10月 愛知県・豊川 11月 静岡県・朝比奈川 12月 静岡県・来光川
●次回の「ハエ釣り一人旅」は 平成29年1月中旬頃の予定です。
第7回(平成28年11月中旬)
●静岡県・朝比奈川へ紅葉バエを釣りに出かけた。
朝比奈川は静岡県・岡部玉取の山々を源とし、焼津港に注ぐ小河川です。
山間の茶畑を縫うように流れ水質の良い川です。例会で何度も優勝した事のある験のいい川です。
自宅を出発して約2時間半、朝比奈川の仮宿橋に到着。
橋の上から川を覗くと水がかなり少ない。身支度を済ませ徒歩で上流の通称(中学校裏)へ。
(中学校裏は私の好きな場所なんです)
ヘチを歩くと魚がチラチラ見える。「 おるおる 」 早速、水深50㎝位の瀬脇に入川。
二投目で5cm位の可愛らしいハエがきた。5尾、6尾、7尾とペースはいいのだが半分はめだかサイズです。
「今年は魚ちっちゃいなぁ~」 あまりにもミニサイズが多いので流芯近くに移動。少しサイズアップした。
中学校裏上流。
減水して水がギンギンに澄んでいるうえに、今日はほぼ無風なので瀞は鏡で攻めづらかった。
中学校裏下流。
小型が多いけどペースは良かった。
中学校裏。2時間・241尾
三分の一位めだかサイズだった。
朝比奈美人。
お肌つるっつるよ。
命を全うした鮎がいた。
「来年きっと子供達がこの川に帰ってくるからね。」
と声をかけてあげた。
◆ ここ朝比奈は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ日本三大玉露の産地なのです。
途中、川沿いの玉露の里の中にある瓢月亭に立ち寄った。
瓢月亭・庭園を眺めながら茶の湯を楽しめます。
しばし茶の湯を楽しむ成リン。
ハエを掴んだ生臭い手で頂く茶の味は格別だ。(*^_^*)
◆ 瓢月亭で茶を楽しんだ後に溝口橋へ向かった。
溝口橋。
減水してるせいか浅瀬は思った程釣れない。
溝口橋。
バッタバッタといい感じで釣れると思ったら、すぐムツが混じって来る。
溝口橋上下流。
1時間30分・96尾
ムツが多くて苦労したが型は良かった。
◆ 今日の締めは関谷橋上流の桜並木に決めた。
ここは水量が多い時には良型が数多く釣れる場所なんです。
でも今日は水が少ないからどうかな?
桜並木。
水が少ないので釣りづらかったが魚はいた。
桜並木。1時間30分・159尾
●綺麗な紅葉バエです。
今日は実釣5時間・496尾でした。
今年の朝比奈川はめだかサイズが多いので、来年はきっと楽しい釣りが出来ると思います。
今日は水が澄んでいて風も弱かったので、瀞よりも瀬周りの波立ちを多く攻めてみました。
朝方の感じでは5時間で600尾(120×5)位は出るだろうと思ったんだけど‥‥‥
「計算通りにはいかないわ」 まぁ~ 思うようにいかないのが釣りと人生(笑)
水の綺麗な朝比奈川で紅葉バエを楽しんだ成リンです。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は12月中旬頃の予定です。
◆ 番 外 編
★成リンが老骨にムチ打って、第1回全関東やまべ釣オープン大会に参加して来ました。
◆11月3日 神奈川県相模川で開催された 全関東やまべ釣オープン大会に参加してきた。
関東一円から多くのハエ釣り腕自慢が参加し、中には大阪から参加された方も。(凄い!)(◎_◎;)
参加選手は抽選で3ブロックに分けられ、予選・1回戦、2回戦が行われます。
その合計の成績上位者が決勝戦に進みます。
当日の相模川は減水と水温低下で非常に厳しい釣況でした。
参加選手は思った様に釣果が伸びずに四苦八苦しました。
そして、な、なんと成リンが優勝しちゃったのであります。
やる時はやる成リンです。
還暦過ぎの爺さんやけど竿を持ったら二十歳だぜ!
平成28年11月3日 於 相模川
予選Aブロック(生コン前)
① 木村安雄 ★136尾
② 佐近津里彦 ★115尾
③ 今野滋夫 ★101尾
④ 河行賢次 94尾
⑤ 小熊 茂 62尾
⑥ 鈴木 勝 61尾
⑦ 桜木昭治 56尾
⑧ 斉藤卓三 49尾
⑨ 菅原 卓 39尾
⑩ 川村多平 28尾
予選Bブロック(新相模大橋)
① 成田武光 ★260尾
② 浅見 朗 ★165尾
③ 吉本義郎 ★164尾
④ 浅見 隆 〇144尾
⑤ 清水富晴 〇137尾
⑥ 武田文和 〇124尾
⑦ 江東洋一 67尾
⑧ 大木清治 30尾
⑨ 首藤忠司 26尾
⑩ 鈴木康夫 17尾
★ 決勝進出者
〇 ワイルドカードでの決勝進出者
予選Cブロック(ソニー前)
① 佐藤義昭 ★98尾
② 松岡明年 ★94尾
③ 新田晴夫 ★89尾
④ 小林竜明 83尾
⑤ 竹川 進 52尾
⑥ 谷内 透 39尾
⑦ 室川 栄 29尾
⑧ 中村正幸 27尾
⑨ 成田征一 16尾
⑩ 佐原紀雄 14尾
決 勝 戦
場所(座架依橋) 試合時間(1時間)
優 勝 成田武光 44尾
準優勝 佐近津里彦 40尾
第3位 吉本義郎 32尾
第4位 今野滋夫 30尾
第5位 浅見 朗 26尾
第6位 浅見 隆 24尾
第7位 新田晴夫 20尾
第8位 武田文和 19尾
第9位 松岡明年 19尾
第10位 木村安雄 13尾
第11位 佐藤義昭 12尾
第12位 清水富晴 7尾
第6回(平成28年10月中旬)
●愛知県のハエ釣り銘川・豊川へ出発。
豊川は過去5回訪れています。G杯全国大会でも訪れている川です。
ハエが綺麗で私の好きな川の一つです。
ちょっと遠いけど豊川の銀ピカのハエに逢いに行く事にしました。
朝5時、眠い目を擦りながら自宅を出発。
8時半頃、豊川稲荷神社に到着。(神社に参拝してから釣りをしようと決めていた)
豊川稲荷神社
「今日は楽しい釣りが出来ますように」
と手を合わせた。
本殿裏の林の中にお稲荷さん達が沢山奉られていた。
「 俺と同じ赤のベストじゃん。」
参拝を済ませた後、私の好きな江島橋に向かった。
江島橋の近くに到着し側道から河原に降りて車を止めた。早速川を覗くと水量はやや多めで水は澄んでいた。
急いで身支度を済ませ橋のすぐ下流に入川した。
一投目で13cm位の銀ピカのハエが、「綺麗!」 思わず成リンしばし見とれた。
もう豊川のハエ子ちゃんに胸キュン状態。💜 ‥‥‥
その後、橋の下流200m位にある瀬頭まで釣り下った。
江島橋下流。
今日は型落ちしたら直ぐに場所替えした。
下流の瀬頭。
底石がピッカピカに磨かれていた。
長続きはしないが良型連発。
江島橋下流、瀞瀬~瀬頭
2時間・232尾
銀ピカで型揃いの見事なハエです。
川底の石に蜷(ニナ)が付いていた。
水質がいいんですね。
豊川のハエは細身だけど引きは強い。
見て下さい、この大きな尾びれ。
◆ 次に行った場所はドライブイン裏の瀞。
ここはマキエに魚が黒く寄った。魚影は濃い。
ただ、深く立ち込み過ぎると潜水艦(大型のハヤ)がくるので要注意。
ドライブイン裏の瀞
一見変化の無い瀞に見えますが川底に藻が点在している。
その周辺がポイント。
ドライブイン裏、1時間・152尾
水面にさざ波が立つと入れ掛かった。
ここも割と型が良かった。
◆次に向かったのは以前にいい思いをしたことがある 牟呂松原頭首工下。
牟呂松原頭首工下流。
この写真の少し上流で以前爆釣した。
相変わらず川相は良かったんだけど‥‥‥。
牟呂松原頭首工下流。1時間・100尾
爆釣を期待していたのでちょっと物足りませんでした。
◆今日のラスト一時間は下流の東名高速道上下流に決めた。
東名高速道下流。
型は良いが全然数が出なかった。
ここは魚影が薄い感じでした。
東名高速道上下流。1時間・49尾
場所選定がちょっと失敗だったかな。
今日は実釣5時間・533尾でした。
秋の柔らかい日差しの中で銀鱗を躍らせ、しばし至福の時でした。
豊川釣行の一日はあっという間に終わってしまいました。
帰路の運転中も、ハエのググッと引く感触がまだ右腕に残っていました。
昼飯ぬきで釣りをしてたので 「 腹減ったぁ~ 」
川沿いのうなぎ屋さんに立ち寄って鰻重をガッツイて食べた。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は11月中旬頃の予定です。
第5回(平成28年9月上旬)
●千葉県・南房総を流れる湊川へ出かけました。
久し振りに千葉県の川です。この川は過去4回訪れていて何時も好釣果でした。
今日も釣れるかな? 朝6時、雨のパラつくなか自宅を出発した。
アクアラインの 海ほたるPAでしばしコーヒータイム。
東京湾が雨で霞んでいた。
8時30分、志駒川合流点の下流に到着。川を覗いてビックリしました。
このところ何度も大雨が降っているので、とうぜん湊川も増水気味と予想して来ました。
しかし川は減水している。しかも出水の跡もなくアカ腐れ状態だ。「わからんもんやの~」
小雨が降っているのでレインジャケットを着込んで準備完了。
志駒川合流点下流の瀞場からスタート。一投目で来た。
10cm位の元気なハエだ。3尾、4尾と入れ食い。
しかし間もなくハヤが。「やっぱり来たか。」その後3割位ハヤ混じり。
ポイントを少し浅目の水通しの良い場所に変えてみたが、やっぱりハヤが混じってくる。
雨水が入っているせいかハエは元気で良く走る。
志駒川合流点下流の瀞。
ペースはいいがハヤも混じる。
志駒川合流点下流。1時間・92尾。
千葉県のハエ釣り河川の特徴は粘土質の岩盤帯が多い事です。
( 岩盤帯は非常に滑りやすいので皆さんくれぐれもご注意を。)
◆次に行った場所は大森地区にある無名橋下流。
この場所は以前来た時に非常に良く釣れた場所です。
ここは攻める場所が多いので2時間やってみる事にした。
大森地区の無名橋下流。 変化に富み魚影濃い。
大森の無名橋下流 。 2時間 ・ 251尾
型は小さいが数は出た。
ここはハヤ(ウグイ)が少なかった。
◆次に1km位下流の桜井橋に行ってみた。
先ほど地面を叩き付ける様な激しい雨が降ったのでちょっと川が心配だ。
桜井橋下流の瀞。
やはりさっきの激しい雨で水量が増えていて濁りも入っていた。
桜井橋下流 。 1時間 ・175尾。
濁りが入ったせいか食いはバツグン。
バレもなく空振りも少なかった。
◆もう一か所(1時間)やろうと思ったけど、再び雨が激しく降ってきたので 納竿にした。
「もう秋なんだ‥‥‥。」
◆今日は実釣4時間・518尾でした。
濁りが入った桜井橋ではアタリがとっても素直でした。
やはり濁りが入ってからは全くペースが変わりました。
朝から雨が降りっぱなしでビショビショになっちゃった。
でも沢山釣れたので楽しい一日でした。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は10月中旬頃の予定です。