成リンのハエ釣り一人旅

平成30年(前半)


 

 

★ 今年も釣りまくるぞ!

 

 

 

第20回 (平成30年7月中旬)

 

新潟のハエを釣ってみたい。思い立ったが吉日、五十嵐川と渋海川へ出発だ

 

 当初の予定では五十嵐川と信濃川本流だったのですが、信濃川上流域の長野県で記録的豪雨が

  あり、急きょ渋海川に変更しました。

 

 

新潟県は鮎釣りでは何度も訪れていますが、ハエ釣りでの釣行は一度もありません。

 新潟県にハエはいるのだろうか? 多分いるだろう。でも成リンは多分が嫌いなんです。

 この目で確かめたくて越後へ出向く事にした。

  

 朝4時30分に自宅を出発。8時15分頃、五十嵐川の下田大橋という橋に到着した。

 河川敷きに車を停めて川を覗いた。水が少ない感じです。早速準備を整えて橋直下の瀬落ちに入川した。

  撒き餌を打ってだいぶ振り込んだがアタリが来ない。場所移動しようと思ったその時、アタリが。

 18cm位のハヤ(ウグイ)が来た。 続いてハヤ、そして2、3回空振りした後に水中でグッと止まる様な引き、

「これハエだ!」 抜くと銀鱗がまぶしい13cm位のハエでした。「これが越後のハエか」

しかしその後はまたハヤばっかりでなかなかハエは来なかった。

 

下田大橋下流。

下流の瀬肩まで探ったのだがたった5尾。

ハヤ(ウグイ)は濃いがハエは激薄。

下田大橋上流。

「ここのチャラ瀬は拾えるぞ!」と思ったが甘かった。ここもハヤだらけ。

もう攻め場がない。

 

 

下田大橋上下流。

2時間・22尾。

この川、ハヤ釣りやった方がいいよ。

(>_<)


 ◆次はもう一つ下流の橋に行く予定でしたが、五十嵐川はあまりにもハヤが多いので、

午後から明日予定していた渋海川に変更することにした。

 

 渋海川へ行く途中に上杉謙信公の座像があるというので、立ち寄って拝謁する事にした。

 謙信公は私の憧れの武将です。

 

越後の龍・上杉謙信公座像

 

座像の前に立つとただならぬオーラが‥‥‥。「 謙信公とハエ釣りの勝負してみたかったなぁ~」

 

 

 ◆謙信公にお別れした後、渋海川の渋海橋へ車をとばした。渋海橋近くの土手に到着。

 川を覗くとかなり減水している感じです。

 「岐阜や長野は連日大雨だったらしいのに、新潟はたいして降らなかったんだなぁ~」

モジリが結構見えるけどハエなのか? とりあえず橋の上下流を1時間半ずつやってみよう。

まず下流から攻める事にした。

 

 

渋海橋下流。

ここは変化があり攻める場所は多かった。五十嵐川よりは

ハエが多い感じです。でも、この川もハヤは混じる。

 

渋海橋下流。 1時間30分・52尾。

割と型が揃っていた。この川は意外にハエの付き場が読みづらい。


渋海橋上流。

橋の上の瀞は4~5cmのハヤが餌を突っついてどうにもならんかった。500m位上流の瀬周りででポツポツ。

 

 

渋海川上流。 1時間30分・37尾。

上流の瀬では良型が掛かって良く引いた。

数は出ないけど面白かった。

 


  五十嵐川では2時間・22尾。 渋海川では3時間・89尾。 合計5時間・111尾でした。

  

 今日は一日中曇り空で、たま~に陽が差す程度だったので暑さは楽でした。

 

 五十嵐川で釣ってた時は、「成リンのハヤ釣り一人旅」になるかと思ったよ。(笑)

 でも渋海川ではハエ釣りらしい局面も随所にあり、やれやれって感じでした。

また、成リンも気張って釣ったのでそれなりに楽しかった。

  明日も渋海川でやろうと思います。でも今日の場所とは違う場所に行ってみようと思っています。

  

 宿に帰って風呂を浴びたら「気持ちいいー」

 ちょっぴり越後の空気が吸いたくて外出した。宿の人に紹介して頂いたお鮨屋さんに出かけた。

 

  

板さんに、新潟の地魚を握ってほしいと頼んだら、沖メバル・

黒メバル・ノドグロ・マゴチなどを握ってくれた。

「日本海の魚は旨ぇ~!

 

 

 

板さんと魚の話に花が咲いた。


 

― 五十嵐川・渋海川釣行 2日目 ―

 

 

    朝5時起床。 

   渋海川へ行く前に当初予定していた信濃川本流を見に行く事にした。 

    信濃川の長生橋近くに車を停めた。橋の上から川を覗くと水は味噌汁状態(泥濁り)で ゴンゴン流れだ。

 やはりこれだけの大河になると、水況が落ち着くまでに相当の日数がかかるのでしょうね。

 

信濃川本流。 1尾でもいいから信濃川本流のハエを釣ってみたかった。

 

 

 

◆信濃川を後にして目的河川の渋海川へ向かった。

 

    今日は昨日より一つ上流の橋から竿を出す事にした。

  瑞穂橋という橋に行った。川はいい感じに見えるんだけど釣れるかな?  川へ降りる所が無くて結構探した。

 

瑞穂橋上流。

ここの瀬は中バヤが多くてまいったね。あっちこっち振り回されちゃったよ。ハエはポッツリポツリという感じ。

瑞穂橋上流。1時間30分・28尾

関東の感覚だと、こういう場所は瀬を狙いたくなるけど、

ここの瀬はハヤが優勢でぜんぜんダメ。

 

 


 

◆今回最後に選んだ場所は、瑞穂橋から7km位下流にある中沢橋という橋です。

 

  越後のハエと相模の成リンの最後の勝負。

 

中沢橋上流。

中州の手前の瀬はハヤだらけだったが、中州の向こうの瀬では

良型のハエが釣れた。

中沢橋上流。1時間30分・41尾

ここは数は出ませんでしたが型が揃っていた。

 

 


中沢橋下流。

ここから300m位下流の瀞尻から肩にかかる場所で少し

まとまった数が出た。割と型も良かった。

中沢橋下流。1時間30分・76尾。

今回竿を出した中ではここが一番良かった。

ほんの少しハエ釣りらしい釣りが出来た。

 

 


  今日は実釣4時間30分・145尾でした。

 数は出ませんでしたが良型が多かったので楽しめました。

  

今回の2日間に渡る新潟釣行で感じたことは、2河川だけしかやってませんが、

新潟の川はハヤが非常に多いという事です。新潟県は豪雪地帯がゆえに、どうしても早春から初夏にかけて

長い期間 雪代が入ります。雪代による低水温と濁りという水況がハヤを優勢にしているのかもしれません。

 

 今回、関東で良く釣れる外道のカワムツ・スゴモロコ・アブラッパヤは1尾も来ませんでした。

 

未知の土地でのハエ釣りだったので、「一匹も釣れなかったらどうしよう」という一抹の不安が

 心の片隅にありました。数は少なかったけれど釣れてホッとしています。

  

 雪深い新潟の山里にも、しっかりハエが息づいていた事を皆様にご報告いたします。

  

 

これが越後のハエ。

 

雪深い山里で豪雪に耐えたハエの顔は何処か凛としていた。

 

 

釣りを終え、川を上がろうとして何気に葦の葉に目をやると、あらっ!

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は9月中旬頃の予定です。

 

(8月は鮎釣りに専念するのでお休みとさせて頂きます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

第19回 (平成30年6月中旬)

 

雨の晴れ間に、埼玉県の数釣り河川・越辺川へ出かけた。

 

 

越辺川は過去40回位訪れている馴染みの川です。

自宅から1時間足らずで行ける利便性の良い数釣り河川です。

  

 今回、普段あまり釣行しない上流部から竿を出してみることにした。

 まず、関越道上流にある運動広場の前をやってみることにした。この場所は過去に一度だけ来たことのある場所です。

運動広場に車を停めて川を覗いた。一昨日の雨で水がやや高くササ濁り状態です。

 「 最高の水況じゃん」 急いで身支度を済ませて目の前の瀬脇から竿を出した。

2投目で14cm位の良型が。「お~ いい型だ」 しかし5尾位来たらアタリが遠のいてしまった。

撒き餌にどんどん寄って来る気配は無い。そこでこんどは瀞に竿を出してみたが何尾か釣れただけ。

 

  その後上流の石のやや粗い瀬に入った。バタバタっと良型が釣れるが間もなく止まる。

何か花火がドーンと上がって直ぐ終わってしまう感じだ。「ここは魚薄いわ」

 

関越道上流、運動広場前の上流風景。

瀬ではバタバタっと来るが続かない。

 

関越道上流、運動広場前の下流風景。

瀞は厳しかった。瀞尻の肩に近い場所で

ボツボツ釣れた。

運動広場上下流。1時間・50尾。

ここは全体に魚が薄い感じでした。

以前来た時にはもっと釣れたのに‥‥。

 


ササ濁りで水況は最高なんだけど‥‥‥

 

 

土手から越辺川の源、秩父連山を望む。

 

 

 

 

◆次に3km位下流の高坂橋下流にある木橋に行った。この場所はちょくちょく訪れている場所です。

ここで1時間やる事にした。

 

 

 

木橋から上流を望む。

 

 

木橋上下流。下流の瀬周りを攻めたが、増水気味のせいか思った程釣果が上がらなかった。終了10分位前に橋のすぐ上に入川したら入れ食い。もっと早くここに来るべきだった‥‥‥

「もう30分ここでやりたいなぁ~」ダメダメ、1時間と決めたら1時間で止めなきゃダメ。後ろ髪を引かれる思いで止めた。

  

木橋上下流。1時間・82尾。朝行った運動広場前と比較

するとだいぶ魚影が濃い感じがした。

「橋の下流のパッとしない瀬で時間使い過ぎちゃった」


 

◆次に木橋から2km位下流の水管橋へ向かった。水管橋上下流は私が越辺川で 一番好きな場所です。

この辺まで来ると水質は少し悪くなりますが魚影はバツグンです。

 越辺に来た時には必ずと言っていい程立ち寄る場所です。裏切られる事が少ない場所なんです。

  

 ※ここは バス・フイッシャーも多いのでトラブルに注意。

 

水管橋上下流。

過去に何度か爆釣経験もある場所です。

今回も魚影は濃く、一時入れ食いだった。

水管橋上下流。1時間30分・188尾。

型もまずまずでインデアンも結構釣れた。

手前の水通しの悪い所ではスゴモロコが混じる。

 

 


(越辺の番長)

 

 

 

◆最後は水管橋の500m位下流にある天神橋の下流でやる事にした。ここも良く来る場所です。

 

 

 

天神橋下流。

川に目をやると無数のハエがピョンピョン跳ねていた。

魚影はかなり濃い感じでした。でも、変なアタリが多くて、

ハイペースになりそうでならない釣りでした。

 

 

 

天神橋下流。1時間30分・160尾

ここは全体に魚は小ぶりでした。150尾/h位いっても

おかしくない魚影だった。


  今日は5時間で480尾でした。

  

最初に行った運動広場前は魚影が薄い感じでしたが、木橋から下流域は相変わらず魚影が濃いので、

 今年も晩秋まで数釣りが楽しめそうです。

 

梅雨のほんの一時、越辺川で楽しい時間を過ごした成リンでした。

  

 帰り支度をしていると空が真っ暗になって雷が鳴り出した。

 帰りの圏央道ではワイパーが効かない程の激しい雨になりました。

 

ねむの木も梅雨の晴れ間は嬉しそう。

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は7月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆番外編

 

 

成リンが関東の強者集団・入間クラブの6月例会(栃木・思川)に参加してきた。

 

 

 

平成30年6月10日

 

 入間クラブは関東の西部に拠点を置く歴史あるハエ釣りクラブです。

現在はJFTで活躍された河行賢次さんが会長を務めておられます。

 今も腕の立つ名手が数多く在籍し、関東の大会では多くの選手が活躍しています。

ここのクラブの選手の特徴は、一見派手さは無いのですが底力のある選手が多いんです。

いわゆる玄人受けする選手が多いのです。いったんツボにはまったら手が付けられない選手達なんです。

  

 先日、この会の名手・大山さんから「この前、思川に行って来たんだけど結構釣れたよ」とお聞きし、

6月の例会を思川で行うというので参加させて頂きました。

 

当日の思川はかなり減水していた。

 

 

 当日は台風接近で昼頃から雨模様との予報。私は集合時間より早めに現場に到着して川の水況を見ていた。

するとまもなく入間クラブのメンバーもぞくぞくと到着。「成田さん、今日は宜しくお願いします」

「こちらこそ、今日はお手柔らかに頼みます。」挨拶を交わしていると、今度はHATやまべ釣愛好会の

浅見ご兄弟と新田さんも参戦にやってきた。選手達の熱気で思川から湯気が上がりそうだ。(笑)

 

 吉本幹事長より試合ルールの説明が行われ、2時間の試合を3試合行う事となった。

 

 午前7時、石ノ上橋で第1試合がスタートした。橋の上流へ数名、橋の下流の瀬落ち方面へ5名、

私と江東さんはスタート地点近くに入川。私は瀞から浅瀬へ。しかし浅瀬は魚はいるものの以外にペースが悪いので

瀞へ戻った。後半少し苦しみましたがまずまずの釣果で結果は2位だった。

 

 続いて第2試合、小山大橋下流でスタート。私はスタート地点の前に入川しましたがアタリが変なので直ぐに上流へ移動。水通しの良い瀞へ入った。入れ掛かりでしたがペースダウンしたので水深のある方へ移動

「ここも入れ掛かりじゃん」と思った瞬間にパタリとアタリが止まった。近くでヤマベがピョンピョン跳ねた。

バスが寄ってる様だ。最後に上流の瀬脇に入って数を稼いだ。結果、第2試合はトップでした。

 

 そして最後、間中橋上流に移動して軽い昼食。そして第3試合がスタート。雨が降り出した。

 私は狙い場が定まらずにあっちこっちウロウロ、スタートが出遅れた。

瀬落ちに入川したがどっちつかずのペースだった。その後、やや水深のある瀬に入り良型混じりで数を稼いだ。

最後に追い込みましたが出遅れがひびいて結果は2位だった。

 

 猛者達と計6時間の激しいバトルを終えた。

 今日の試合内容を自己採点するとギリギリ合格点(70点)といったところかな?

  

 入間クラブの選手の皆様、本日はお手合わせ頂きまして有難うございました。 

 

 

入間のよっちゃん こと吉本義郎さん。

現在、入間クラブの幹事長を務めています。

関東四天王の一人と言われ、その凄腕は今も健在です。

他の釣会の人達とも交流の深い大山恭司さん。

もちろん釣技も一級品、バリバリのトーナメンターです。

 

 


近年、入間クラブで優勝しまくっている武田文和さん。

武田さんは私が競技を始めた頃、もうすでに関東で

名の通った人でした。しかし、一時期ハエ釣りから遠ざかっていたらしく名前が消えていました。ところが近年選手に復帰、以前にも増した剛腕で暴れまくっているのです。

 

熊ちゃんの愛称で親しまれている小熊茂さん。

入間クラブのムードメーカーです。でもそれだけではありません、全関東やまべ釣り大会で優勝経験もある人です。


入間川にとことん精通している江東洋一さん。

入間川には踏まない石が無いというぐらい入間川 を知り尽くしている人です。

 

 

 

 

当日は入間クラブの皆様に大変お世話になりました。

 

 ところで最終的に成リンの成績はどうだったんだよ? 

まぁ~いいじゃないですか、自分の口から言えないよ。下の画像をみて想像して下さい。

 

 

 

 

 

 

 

第18回 (平成30年5月上旬)

 

●薫風にさそわれて、静岡県伊豆の名川・狩野川へ出かけた。

 

 

狩野川と言えば昔、各釣具メーカーの全国大会や地区大会が開催されていました。

 また、日曜日ともなると多くの釣会がバスを連ねて例会に訪れていました。

 まさに関東No.1のハエ釣りメッカでした。

 

 昔から関東でハエ釣りをされている方なら、幾度となくこの川に足を運んでいると思います。

 私もハエ釣りを始めた頃は足繁くこの川へ通っていました。そして多くの仲間と切磋琢磨しておりました。

 この川では数多くの大会に出場し、競技の厳しさ、楽しさを知りました。

 私にとっては忘れる事の出来ない川です。

 

そんな狩野川もハエ釣り競技者の減少と魚影の減少が相まって、近年めっきり釣行する人

 が少なくなってしまいました。

  私も10年以上ご無沙汰しているので、今回久し振りに出かけてみる事にしました。

  

 最初に、5月頃だったらこの辺が良いだろうと思った大門橋下流に行った。

 8時ちょっと前に橋の下流に到着。早速土手に登って狩野川の流れを目にした。

 目の前の瀞尻にはさざ波が立っていてとてもいい感じ。釣れそうな雰囲気。

 (成リン、そわそわ落ち着きが無くなっている)

 

  急いで身支度を済ませ瀞尻の左岸から静かに入川した。しかし全くアタリが無い。

 すぐさま5m位前に出た。ようやく1尾来た。ところがたった1尾だけで後は何にも来ない。

 「ウソだろう‥‥」 その場所を早々と見切って左岸寄りの分流へ急ぎ足。 しかし‥‥‥

 

大門橋下流から城山(左側に突き出た山)を望む。 この山を見ると「狩野川へ来たんだなぁ~」という実感が湧きます。

 

 

大門橋下流の左岸寄りの分流。

数が拾えそうなこの分流でもポツリポツリだったので何か嫌な予感がした。

大門橋下流の右岸を流れる本流。

瀬の中でいきなりギューン。

「ヨッシャ!」と気合を入れたとたん

1尾、2尾でお終い。ガックリ来るよ。

 

大門橋下流。1時間30分・29尾。

いろんなポイントに竿を入れてたったの29尾。かなりキツイ。

 

 


 

◆大門橋下流でいきなり気勢をそがれましたが、気を取り直して下流の千歳橋に向かった。

  この橋は良く通った橋で、若い頃、真冬にヘソまで立ち込んで釣っていた場所です。

 

 

千歳橋下流。

何ヶ所かに竿を出しましたが何処もアタリが非常に遠い。

ここは鮎が結構付いていたので、鮎の筋は外して釣ったんだが‥‥‥

千歳橋下流。1時間30分・22尾。

魚は小さい、数は出ない、いろいろ場所替えしても何処も

パッとしない。「釣れないなぁ~」

 

 


 

◆最後はそのすぐ下流の「すみよし館前」で2時間やることにした。

 

「すみよし館前」

ここはヘチに稚魚が見えた。ザラ瀬の落ち際、水深30

~40cmぐらいの所で少しまとまった数が出た。

そこから下流の水深のある方はポツリポツリでした。

「すみよし館前」 2時間・65尾。

2時間でたった65尾なのに、前の2か所があまりにも酷かったので、この数でも結構釣れた気がした。

 

 

 


(太ったおばちゃんバエが来た)

 

この一匹だけやけに体高があったので、抜いた直後「これハエか?」一瞬疑ったよ。

                          だってこれマグロみたいな体型じゃん。(笑)

 

 

  今日は実釣5時間・116尾でした。

  

  久し振りの狩野川に胸躍らせたのですが淋しい結果に終わってしまいました。

 

  全体に数も出ないし型も小さかった。今日釣った一番デカイ奴でも14cm位です。

 大型(15㎝以上)は1尾も出ませんでした。それと、5月だと言うのにインディアンが

 1尾も混じりません。「ちょっと早いのか?」いやいやそんな事ないよね、ゴールデンウィークなんだもん。

  以前の狩野川だったらこの季節、大型のインディアンが沢山混じったのに‥‥‥

  

 ただ今回、チラチラ魚は見えたので、あと1ヶ月位すると数のほうは上向くのでは?

   

一日も早く、以前のように良型がギュンギュン竿を絞る狩野川に戻ってほしいと祈る成リンです。

   

  

河原には春紫苑の花が咲き乱れ初夏の到来を告げていた。

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は6月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

第17回 (平成30年1月中旬)

 

厳寒の時期でも釣れる、静岡県・三島市を流れる御殿川へ出かけた。

 

 

御殿川は過去7回訪れています。

 川と言っても、用水路に毛の生えた程度の小さな川です。

 小型主体ですが魚影の濃い川です。厳寒期でも水温が高く瀬釣りが楽しめるんです。

  もう一つの特徴として、この川は何故か瀞場はあまり良くないんです。 

どうしても極浅の瀬周りを攻めないと数は伸びません。 

 また、川幅が狭くてチャラチャラの川なので、大河川を多くやられている方には釣趣に欠けるかもしれません。

  

朝8時ちょっと前に御殿川の八反畑橋に到着。近くの土手沿いに車を停めて早速川を覗いた。

 すると瀬の開きでハエがピョンピョン跳ねている。「これ冬の川じゃないよなぁ~」

 「お前らピョンピョン跳ねてる場合じゃないぞ! 成リンに根こそぎ釣られちゃうよ」

  

早々と身支度を済ませて橋の上流へ。そしてザラ瀬の中のちょっとした溝に竿を入れた。

 一投目にギュッという強いアタリ。しかし空振り。二投目で10cm弱の元気なハエがきた。

 水温が高いせいかこの時期とは思えない引きです。いいペースでしたがやはり浅いので長続きは

 しません。その後、ここぞと思うポイントを見定めて場所移動を繰り返した。

 

八反畑橋上流。川幅が狭く浅いので場所移動には神経を使う。

 跳ねがある割には数が出なかった。

八反畑橋下流。100m位下流に流れが絞られて石の粗い場所があり、その周辺で入れ掛りになった。

 

 

八反畑橋上下流。

1時間30分・156尾

この川としたらまずまずの型かな。


御殿川はこのようなザラ瀬を細かく攻めていかないと数は伸びません。 水深のある瀞場はカワムツも多く数を望めません。

 

 

水管橋上流の瀞。 数が出ないとわかっていてもついつい竿を出してしまった。魚は見えるのだが‥‥‥ やはりこの川は瀞はキツイわ。

 

水管橋下流。 6~8㎝クラスのチビちゃん達が多いので、少し大きめのハエがくるとやたらデカく感じた。

水管橋上下流。1時間30分・104尾

上流の瀞場で時間ロスしてしまった。

 


御殿川では、これぐらいのサイズ(12cm前後)が最大クラス。

 

 

 

◆最後は八反畑橋すぐ上の八反畑上橋の上流を攻めてみる事にした。

 

八反畑上橋上流。 橋の少し上流の水門の上下で数が出た。

この場所は以前、藻が非常に多かった所ですが今回はほとんど無かった。

八反畑上橋上流。1時間30分・132尾。

釣果の約半分は水門周辺にあるちょっといやらしい場所で釣った。(笑)

 

 


 

  今日は実釣4時間半で392尾でした。

  

 こんな寒い季節に瀬の釣りを楽しみました。ザラ瀬の流心にも魚が入っているのにはビックリです。

活性が高いと言うよりむしろ高過ぎる感じで、ハエが餌を迎えに来てしまうので釣りづらかった。

  

 厳寒の季節に、細の日だまりでチビちゃんと戯れた成リンでした。

 

 

冬枯れの中にも春の息吹が。

 

暖かい季節になって本流筋で竿を振れる日が待ち遠しい成リンです。

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃の予定です。

 

 (2月~4月迄オフとさせて頂きます。)