成リンのハエ釣り一人旅

令和3年(後半)

 

 

 

 

第49回(令和3年12月上旬)

 

何処となく慌ただしさを感じる師走、神奈川県・中津川へ出かけた。

 

 

 

 中津川は相模川の支流です。

丹沢山地を源とし、厚木市で相模川本流と合流する中規模河川です。

水質が良くて釣っていて気持ちがいい河川です。昔はちょくちょく通っていました。

 

自宅から車で30分位で行ける近場の河川なんですが、10年位前からカワムツが非常に多くなってしまい、自然に

足が遠のいてしまいました。

 「12月はちょっと厳しいかもなぁ~」とは思いながらも、久し振りだったので行ってみる事にしました。

 

 

 

朝6時50分、金田牛久保頭首工上流にあるゴルフ練習場裏に到着。

辺り一面川霧に包まれていた。

 

 

(ゴルフ練習場裏)

 

濃い川霧が立ち込めていて幻想的風景が広がっていた。ハエ釣り全盛時代、ここは中津川でNo.1の人気スポットでした。

日曜日にこの場所へ来ると必ず一人や二人は立ち込んでいました。当時は外道も少なくてハエが良く釣れた場所です。

 

 

早速釣り支度。けっこう冷え込んでいるのでネックウォーマーを頭から通した。

朝一はこの場所ではなく、ここから300m位下流にある頭首工の下流でやる事にした。

1時間半の時間設定で頭首工直下の瀬からスタートしました。

一ヶ所目はアタリが無かったが、二か所目で13cm位の良型がヒット。とっても綺麗な銀バエでした。

しかしこの一尾だけで後は無反応。その後も瀬の中のピンポイントを何ヶ所か攻めてみたんですが‥‥‥。

  

 

(頭首工の直ぐ下の瀬)

 

変化地点を数か所攻めてみたが、やはり冬、一ヶ所で2、3匹釣れれば御の字という感じでした。

 

 

ここから直ぐ下流の瀬落ちへ行った。

瀬落ちの少し水深のある所で直ぐにポツポツと4尾来ました。しかしその後は見事にカワムツばっかり。

すぐさまその場所を諦めて下流の方へ移動。すると河原に何か動物らしい物が見える。

動かないので行ってみると狸が死んでいた。死んでまだ間が無いようである。

 

 

(河原に倒れていた狸)

 

こんな寒空の下で誰にも看取られること無く静かに旅立ったんだろうなぁ~ 😭 

そう思うと、この狸が妙に不憫に思えた。そこで釣りを一旦中断。

釣道具を一旦河原に置いて、土手の方まで手向ける花を探しに行った。

ようやく探して取ってきた花をお供えし、以前少しかじった般若心経を唱えて冥福を祈った。

「無事に天国にたどり着いてくれよ‥‥‥」

 

 

中断(30分)していた釣りを再開。

近くに小砂利底の良さそうに見える場所があったので入川。マキエを打って少し経ってからアタリが出始めた。

ポツリポツリ釣れ出した。でも「どうせ数尾来たらムツになっちゃうんだろう」と思ったが、ムツはたま~に来る程度で

殆んどハエ。そして以外や以外、ポツポツと釣れ続いた。「ひょっとして狸の恩返しか?」(*^-^*)

 

 

瀬落ちの波気が消えるか消えないかの辺りでようやく少しまとまった数が出ました。

瀞の鏡は流れも弱く殆んどカワムツ。

 

 

金田牛久保頭首工下流。1時間30分・56尾

「やっぱり冬の中津は厳しいわ」 この川は来る度にカワムツが多くなっている気がする。

 

 

 

次は本命場所・ゴルフ練習場裏の上下流で2時間やることにしました。

少し前から急に風が吹き始め、ゴルフ練習場裏の瀞は丁度良い具合に波立っていました。

「これもまた狸の恩返しでは?」 見るからに釣れそうな雰囲気でした。

  

(ゴルフ練習場裏の瀞)

 

マキエを打って間もなくボツボツ釣れ出した。型もまずまず。アワセをくれると水中でキラっとハエが光るのが見えて、

釣っていてとっても気持ちが良かった。2か所やって少しまとまった数が出ました。

上流の落ち込み周辺はムツが非常に多くて数は出ませんでした。最後に300m位上流にあるザラ瀬でボツボツ釣りました。

 

 

 

(ゴルフ練習場裏の上流にあるザラ瀬)

 

小型のハエがボツボツ釣れました。葦際はムツが多くてダメ。

 

 

ゴルフ練習場裏上下流。2時間・82尾

瀞場では浮子がゆっくりと水中に消し込み、寒バエ釣りの雰囲気を充分味わいました。

思ったよりは釣れました。でも、もし波立ちが無くて鏡だったら釣果は半減していたと思います。

 

 

 

 

(中津川の銀バエ)

冬のハエは臭みが殆んどなくて、釣っていて気持ちがいいです。

 

 

 

 

本日の最後の場所は、ここから2km位上流にある中津川大橋にしました。

本年最後の1時間半です。まずは上流の瀬落ちからスタートしました。

最初バタバタっと来ましたが後はムツばっかり。何処をやってもカワムツが異常に多い。

「以前は良く釣れた場所なんだけどなぁ~‥‥‥」

中津川大橋上流。

ここはカワムツの居住地区のようで、少数派のハエ達は細々と暮らしている感じです。

 

 

 

 

中津川大橋上流。1時間30分・27尾

 

ここは今日やった中で一番しんどかった。何処をやってもカワムツが多くて、多くて。

しかも、でっかいカワムツが来るんだもん(>_<) 参りました。

 

 

 

今日は合計5時間・165尾でした。

釣行前から12月の中津川は厳しいと思っていました。私は5時間で100尾~150尾と予想して来ました。

予想よりはちょっぴり多く釣れました。狸の恩返しのお蔭でしょうか(^o^)

 

カワムツのあまりの多さにビックリです。ムツを避けてハエのみを釣るのは至難の業です。

 

数は出ませんが、澄みきっている冬の川で釣れる銀鱗は、何か格別なものがあります。

暖季の釣りとは一味も二味も違うハエ釣りでした。

 

 

 

(野バラの実)

 

河原の藪の中を通っている時、私は幾度となく野バラのトゲで痛い目に遭っています。

皆さんも一度や二度はご経験があるのではないでしょうか。

そんな厄介物の野バラですが、この季節、こんなに綺麗な実をつけるんですよ。

 

 

 

 

 

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今年も「ハエ釣り一人旅」に数多くのアクセスを頂き有難うございました。

また、今年は多くの方から様々なご質問を頂きましたが、なにせ私もハエ釣り修行真っ只中の身です。

まだまだ解らない事ばかりの爺さんなれば、適切なお答えをさし上げれなかった事も多々あった様に思います。

どうかご容赦下さい。

 

オフシーズンには足腰をしっかり鍛えて、来年もいろんな川へ出かけようと思っております。

本年同様、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  

※皆様も感染力が強いと言われているオミクロン株にはくれぐれもお気を付けて。そして楽しいお正月をお迎え下さい。

 

 

 

 

 令和3年度に「ハエ釣り一人旅」で訪れた河川一覧

 

(4月)茨城県・緒川(5月)山梨県・桂川と鶴川(6月)埼玉県・都幾川(7月)宮城県・名取川

(9月)東京都・浅川(9月)栃木県・思川(10月)三重県・朝明川と三滝川(11月)静岡県・岩科川

(12月)神奈川県・中津川

 

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令和4年度の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃からの予定です。

 1月~4月迄はオフシーズンとさせて頂きます。

    

※オフ期間であっても番外編のUPはあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

第48回(令和3年11月上旬)

 

日一日と秋の深まりを感じる中、静岡県西伊豆・岩科川へ出かけました。

 

 

 

 岩科川は西伊豆松崎町を流れる極々小さな河川です。二十数回訪れている馴染みの河川です。

普段、大きな河川で立ち込み釣りを多くやられている方は「えっ! こんな水がチョロチョロの川でハエ釣りするの?」

という感じの川かもしれません。渇水状態になると瀬切れしそうな河川です。

 でもこの川は知る人ぞ知る爆釣河川なんです。私はこの川で何度も1,000尾越えをやっています。

 

 ところが平成26年の秋にこの川へ行った時、松尾橋(まとうばし)の上流で大々的な工事をしていたのです。

工事の掲示板を見るとバルーンダムを造るらしいのです。

 工事箇所のかなり上流まで重機で川を掘削しているような感じでした。そこで工事箇所より少し下流から竿を出しました。

川に入ると微細な泥が沈殿していて煙のように舞い上がった。何か嫌な予感‥‥‥。その予感が的中してしまったんです。

 

 下流の中野橋まで泥の少ない様な場所を選んで入川するも全くアタリ無し。そのまた下流の山口橋まであらゆる場所を攻めたんですがボウズでした。外道も何にも来ませんでした。そして山口橋下流の瀬落ちでようやく数尾釣れたんです。

あの時は嬉しかったなぁ~ (^.^)/~~~ その後はどんどん下流へ下流へと攻めて行きました。

しかしアタリの出る場所は本当に少なく、釣れてもぽっつりぽっつりでした。

合計釣果は54尾。「一日ですよ!」 愕然としました。

 当時の日誌には「岩科川はもう元には戻らないかもしれない」と記されてあります。まさにそんな感じだったんです。

 

 それから翌々年に様子を見に行ったのです。バルーンダムは完成していて工事は完全に終わっていました。

川全体にチラチラ魚影が見える様になっていました。いろんな場所で竿を出したんですが何処もボチボチは釣れました。

回復の兆しは見えているものの、工事以前の釣況にはまだ程遠い感じでした。

 

 それからまた5年が過ぎたので今回行って見る事にしたのです。

 

 

 

 

朝7時40分、松尾橋の近くに到着。早速橋の上から川を覗いた。

「水が少ないなぁ~ おっ!魚は見えるわ」

 

 

(松尾橋から下流を望む)

 

魚群があっちこっちに見える。ここから100m位下流に私の好きな場所があります。でも今日は水が少ないのでダメかも。

 

 

 

最初に松尾橋周辺で1時間半やってみる事にします。

急いで身支度を整えて橋周辺の深みから竿を出しました。マキエを打って一投目からバタバタ来た。

マキエに魚がキラキラ寄っているのが見える。「魚が多くなってるわ、嬉しいなぁ~ (*^-^*)  」

 

 

橋下も釣れたんですが、アブラッパヤが少し混じるのでここへ移動して来ました。ここは私の好きな場所です。

でも今日は水が少ないので流れが弱くてダメでした。ここは魚が沢山見えました。

増水したらここはボコボコ釣れると思う。上の落ち込み周辺ではまあまあ数が出ました。

 

 

松尾橋下流 1時間30分・170尾

 

魚影は以前よりかなり濃くなっています。工事前の7割位までは回復している感じです。

 

 

 

 

岩科川の魚影がだいぶ回復していたので成リン一安心。「ほっとしたよ」

 次は中野橋の所にある堰の下から山口橋まで2時間釣ってみようと思います。

 

中野橋の所にある堰

ここの堰下でまとまった数が出ました。ここは魚影が濃かった。

今日は水が少ないので橋の下流の瀬はチャラチャラでダメでした。また、チャラ瀬にはまだ残り鮎が沢山いました。

 

山口橋上流の瀬落ち

ここまで下りて来る間にはあまり良い場所が無かった。(減水の為) ここは小型が多かったものの数は出ました。

 

 

 

 

中野橋の所にある堰~山口橋 2時間・254尾

 

減水しているので狙える場所は少ないのですが、ちょっとした溝や深みにはハエがしっかりいます。

 

メスの鮎がスレで掛かった。オトリに使えそう(^o^)

 

 

 

最後は山口橋下流でやろうと思っていたんですが、山口橋の所で護岸工事をしていたので止めました。

そこで松尾橋まで戻って橋の上流でやろうと決めました。

バルーンダムは水を抜いていたのでダムの上流で最後の1時間半やる事にしました。

 

 

松尾橋上、バルーンダム上流 

ここで2か所やったのですがあまり釣れません。「魚は多く見えるんだけど‥‥‥」

そこから一気に上流に向かった。なぜ一目散に上流へ向かったのか?そこには深~い訳が(^_^;) 

実はここから数百メートル上流に成リンのポイントがあるんです(^o^) 

でも、何年も前の事なので現在あるかどうかは行ってみないと分かりません。でもあったんです !(^^)! 

その場所はしっかり寄ってしっかり釣れました。やっぱりでした(笑)

 

松尾橋上、バルーンダム上流。 1時間30分・145尾

バルーンダムの上は魚は見えるんですがパッとしませんでした。

この釣果の8割方はポイントで釣った魚です(^o^) 

 

 

 

 今日は合計5時間・569尾でした。

 

 以前の様に踏みつける程ハエがいた岩科川ではありませんでしたが、それでも70%位は魚影が戻ってる感じでした。

浅場には沢山の稚魚が見えたので、これからどんどん良くなる気がします。数年後にはまた爆釣河川になっちゃうかも (^o^)

以前の岩科に比べて今日は小型が多かった。減水していたせいもあるのかな?

 

 平成26年の秋、一日54尾しか釣れなかった時からまる7年、ようやくここまで回復しました。

ハエの繁殖力のおかげです。れからはハエの繁殖力に頼るのではなく、小魚に優しい河川工事の在り方を考えてもらいたいものです。

 

  何処からともなく風に乗ってくる落ち葉焚きの匂い。晩秋の岩科川で静かにハエと語り合った成リンでした。

 

 

 

 

 

※今日は西伊豆に一泊して、明日は近くの那賀川で軽く竿を振って帰る予定です。

 

ホテルに到着。これからハエの生ぐさい臭いとマキエの臭いをプンプンさせながらフロントに行くのです。

「お客様、大変申し訳ございませんが当ホテルでは臭い方はお断り申し上げております」なんて言われそう (^_^;)

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は12月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

番 外 編

 

★関東に若き競技者が誕生しました。

 

 

 

ハエ釣り業界は競技者が減少の一途をたどっています。また、高齢化もどんどん進む一方です。

このままではニードルシステムを駆使したハイスピード釣法の継承が危ぶまれます。

その為、次世代を担う若い競技者の育成が急務になって来ています。

そんな中、今年ようやく関東に若き競技者が出現しました。千葉県在住の那須義幸選手です。

 

 

                   那 須 義 幸 選手 (HAT所属)

 

 

 

私は何度か彼と一緒に競技をしましたが、フィールドでは一生懸命さがひしひしと伝わって来る選手でした。

ハエ釣りに対する情熱と謙虚さを持ち合わせた好感の持てる選手です。

HATやまべ釣り愛好会には小林選手、倉持選手、松岡選手、佐藤選手、中村選手

といった若手 この業界では若手 (^_^;) が多く在籍しているので、これらの選手に「追いつけ、追い越せ」をモットー

に精進を重ねていってくれる事を望んでいます。

 

 

 

◇ 成リンより

 

 これからの競技人生に於いていろんな事があると思います。

 

 釣果が伸びず壁に突き当る事、悔しい事、成績が低迷して挫折しそうになる事、ハエ釣りに対しての情熱が薄れる事、

 また、釣り以外の私生活においても様々な事に出くわすと思います。

 

 でも男が一度志した道、どんな事があっても止めないでほしい。続ける事が大切、お爺さんになるまで (^o^)

 

 続けていれば嬉しい事にも沢山巡り会う事が出来ます。小さな努力も積み重ねることで形(成績)になって表れてきます。

 

 近い将来、勝利の女神はきっと那須君に微笑みかけますよ (*^-^*)

 

 最後に一言

 

 

 

努力は嘘をつかない

  

      

  

 

 

 

 

第47回(令和3年10月中旬)

 

秋たけなわ、三重県・朝明川(あさけがわ)と三滝川へ行った。

 

 

 

 

 両河川ともあまり聞き慣れない河川かもしれません。

 

実は昨年10月の和歌山釣行の際、一気に和歌山まで行くのはキツイので、前日に三重県に一泊して行ったんです。

その日は三重県の員弁川(いなべがわ)で釣りをする計画でした。

(員弁川は昔、ハエ釣り河川として釣り雑誌に載っていました。一度行ってみたかった河川です)

 

予定通り員弁川へ行って竿を出したんです。ところがあまり釣れないんです。

二時間ちょっと竿を出して四十数尾です。「この川で一日やるのはかったるいなぁ~」

そこで一旦車に戻ってナビで近くに他の河川がないか探したんです。

すると画面に朝明川が出てきたのです。「よし! 釣れるかどうかは分からないけど、とりあえず行ってみよう」

 

そう思って早速車をすっとばして朝明川へ直行しました。そして竿をだしたら、なんと!型は小さいけど爆釣なんです (^o^)

短時間ではありましたが非常に楽しい釣りでした。そこで改めてもう一回この川へ来ようと決めていたんです。

 

 

今回は近鉄四日市駅近くのホテルをとりました。

ホテルから近い位置に三滝川と言う川があるんです。ネットで調べてみるとハエがいるらしいのです。

そこで、釣行初日は朝明川、二日目は三滝川というスケジュールにしました。

 

 

 

 

 朝7時40分、朝明川の新小角橋の上流に到着。早速橋の上から川を覗いた。

「去年より水少ないわ」川相も変わっていました。

  

(新小角橋から上流を望む)

 

この川はご覧の通り砂っ川なんです。でもハエはうじゃうじゃいるんです(*^-^*)

昨年来た時は大雨の直後だったので水が多く、ほんの少~し濁りもありました。

これが多分平水なんだと思います。水もギンギンに澄んでる様な感じに見えます。

 

 

車に戻って身支度を整えて河原に降りた。

早速昨年爆釣した上流にある堰下へ向かった。

 

堰下周辺の川相もだいぶ変わっていました。砂っ川なので出水で変化し易いのでしょう。

小砂利底の瀬脇からスタートした。一投目で来た。ちっちゃいけどキラキラ綺麗。

振り込む度に浮子がスースー気持ち良く潜って入れ掛り。

リズムに乗って、スースースーダララッタスラスラスースースーと言う感じです(笑)

 

 

 新小角橋上流の堰下

 

ここから100m位上流の瀬脇からスタートしました。小型主体でしたが入れ食いでした。

この画面の下側に見える浅いザラ瀬のような所にもハエは沢山いるんです。ただ見えないだけなんです。

 

 

新小角橋上流、1時間30分・241尾

 

最初堰下の瀬脇では爆釣でした。その後下流の浅場も何ヶ所か探ってみました。

この川はミニサイズのハエが多く、釣れ具合も茨城県の山田川に似ています。

 

 

 

 

小石底のこんな場所が良く釣れます。画面の真ん中よりほんの少し下の位置が流心です。

画像では浅く見えますが、流心付近は水深50~60cm位あります。透明度が高いので浅く見えるんです。

流心のちょい脇位にマキエを打つと、間もなくハエがギラギラやり出してバッタバッタです(^o^)

 

 

◆次は橋の直ぐ下流でやろうと思いましたが、ノッペリとした砂底が続いていたので少し下流まで歩きました。

まもなく堰があって、堰下から下流に向かってとても魅力的な川相です。そこで堰から下流を1時間30分攻めてみました。

 

 

 

新小角橋下流堰下。

 

流れにいろいろ変化があって一見良さそうに見えたんですが、以外に数は出ませんでした。

場所によってはカワムツも来ました。あっちこっち動き過ぎてしまった。

 

新小角橋下流堰下。1時間30分・154尾

さっきやった橋の上流に比べるとハエの寄りが悪い。ちょっと水深がある様な場所は直ぐムツになってしまう。

瀬落ち周辺よりも瀬尻から肩にかけての浅目の場所が良かった。

 

 

 

(朝明川のインディアン)

 

何処となく高貴な感じでお上品なインディアンです。

 

 

 

 

次は5Km位上流にある豊栄橋という橋へ行ってみました。全く初めての場所です。

 橋の直ぐ下流に堰があるので、堰より下流で1時間、橋の上流で1時間やる事にしました。

 川に降りる所が見つからず苦労しました。

 

豊栄橋下流堰下。

堰下周辺ではちっちゃいハエが入れ掛り。画像の直ぐ下流にある瀬もいいペースでした。

 

 

豊栄橋下流堰下。1時間・165尾。 ここは魚が濃い感じでした。ただ、眼に入れても痛くないサイズのハエが多い(笑)

 

 

 

今日の最後、橋の上流で1時間頑張って納竿する事にしました。

ここまで560尾だったので、最低7束はクリアーしようと気合を入れたんですが‥‥‥。

 

 

 

豊栄橋上流

 

あっと言う間に70尾位釣ったので7束は楽勝と思いきや、場所移動したとたんカワムツが混じり出して焦りが出てしまった。

最後はバタバタしてしまいました。

 

豊栄橋上流。1時間・114尾

 

結果論ですが、2か所目でポツリポツリとムツは混じったけど、ペース自体は良かったのでそのまま釣り続けた方が良かった

気がします。ちょっとした判断ミスで釣果が大きく変わるハエ釣り、何十年やっても見切りは難しいわ‥‥‥。

 

 

 

 

 

今日は合計5時間・674尾でした。

 

昨年の感触から、5時間で8束は出るだろうと思って来たのですが無理でした。

場所によって多少魚影の濃さにムラはあったものの、全体としては非常にハエの濃い河川です。

 

この川は水が綺麗で釣れるハエもピッカピカです。

今日は天気も良く、飛んでくるハエに秋の陽光が反射してキラキラ輝きます。お星様が飛んでくる様です(*^-^*)

 

とっても楽しい秋の朝明川でした。

 

爺さん明日も頑張るぞ!

 

 

 

(近鉄四日市駅)

 

今日は駅近くのホテルに宿泊

 

 

 

 

 

 

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 三重県釣行二日目 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

(三滝川初挑戦)

 

 

 

朝5時起床。早速目覚めのシャワーを浴びた。

 

三滝川は初めての河川なので期待と同時にちょっぴり不安もある。

 

6時ちょい過ぎにホテルを出発。三滝川の神前橋という橋へ向かった。

6時30分、神前橋の袂に到着。早速橋の上から川を見に行った。

 

 

 

(神前橋から上流を望む)

 

昨日やった朝明川のような全くの砂っ川ではない様だ。あっちこっちにモジリも見える。

「釣れて下さいよぉ~ ハエ子ちゃん」

 

 

まずは橋の上流を1時間30分釣ってみる事にしました。

準備を整えて川を渡り右岸側を上流に向かった。途中、川の中に沢山魚が見えた。ムツじゃなければいいけど‥‥‥。

200m位上流に行った所で程良い流速になり、小石底だったので竿を出した。

マキエを打って一投目できた。10cm弱の中型です。その後バタバタ入れ食い。「ホッとしたわ‥‥‥」

初めての川だったので釣れるまで不安だったんです。

 

神前橋上流

ここから約200m上流でスタートしました。ちょっとムツっぽい感じもしたのですが、ムツはたった1尾来ただけでした。

全体にハエは小ぶりですが、昨日やった朝明川で沢山釣れたミニサイズ(5~6cm)は少ない。

 

 

神前橋上流。1時間30分・181尾

朝明川は浅場でも良く釣れたんですが、この川は少し水深があった方がいい感じがする。

 

 

◆次は橋の下流をやる事にしました。いい場所が次から次へと点在している様な川相なので、

400m位下流の道路沿いにある焼肉店をセンターとして、上流側、下流側をそれぞれ1時間30分やる事としました。

まずは橋~焼肉店までの上流側を攻めてみる事にします。橋の直下は数も型も狙えそうな瀬になっています。

 

 

神前橋~焼肉店まで

ここは波立ちの瀬が数か所あって流速のメリハリもあり、とっても良さそうに見えたんですが以外に数が出ません。

場所によってはマキエに殆んど寄らない場所さえありました。昨日の朝明川とは付き場が異なっている感じです。

 

 

 

神前橋~焼肉店まで 1時間30分・115尾

型はまあまあいいのですが数は全然ダメ。狙い場を絞り込めず苦労しました。

 

 

 

◆いよいよ三重県釣行の最終ラウンド。心の中でゴングが鳴った。「最後は釣るぞ!」

焼肉店の下流で1時間30分の真剣勝負。

 

 

焼き肉店下流

さっき上流で石底の瀬はあまり良くなかったので、良さそうに見える瀬には目もくれず一気に瀬落ちへ。

瀬落ちの水深のある所でまとまった数が出ました。ペースが落ちてきたのですかさず直ぐ下流にある瀬落ちへ急ぎ足。

何時もは川を見ながらゆっくり歩く成リンですが気合が入っている。

 

 

焼肉店下流。1時間30分・156尾

特別良い数ではありませんが成リン納得の釣りでした。この釣果は2か所だけの釣果です。

さっき上流でやった様に無駄竿ばっかり出していたら、きっとここもさっきと同じ位の釣果だったと思います。

 

 

 

今日は合計4時間30分・452尾でした。

 

三滝川は朝明川と比較すると少し魚影が薄い感じがします。

でも、時間で束越えしてるんだから普通の川と比べたらぜんぜん濃いです。充分ハエ釣りを楽しめました。

また、朝明川はどんな場所にマキエを打ってもそこそこは寄りましたが、三滝川は寄る場所と寄らない場所がハッキリ

していました。そして朝明川はやや浅場が良かったのに対し、三滝川はある程度水深があった方が良く釣れました。

川はそれぞれの特徴があり、同じハエ釣りでも、その川に合ったパターンが求められます。

それが難しさでもあり、また醍醐味でもある様な気がします。

 

秋晴れの二日間、三重のハエ子ちゃんと楽しく遊んだ成リン爺さんです (^J^)

 

 

 

(招かざる客)

 

ハエの画像を撮ろうとして一旦タモ網を岸に置いていたら、「あれっ!」 ちゃっかり網の中に入っている。

「俺は君を釣った覚えがないぞ」(^o^)

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は11月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

第46回(令和3年9月下旬)

 

虫の音に心休まる季節、栃木県小山市を流れる思川へ出かけた。

 

 

 

 

 思川は以前所属していた目方釣りの会で毎年釣行していました。

近年もちょくちょく訪れていて、今まで十数回は訪れている河川です。

訪れた全てが初夏~盛夏なんです。「秋の思川ってどんな感じなんだろう?」

ちょっと興味が湧いてきて今回行ってみる事にしました。

 

  

 

【この川での懐かしい想い出話】

 

 昔、観晃橋の右岸側へ行った時の事です。川を覗くと辺り一面真っ黒に大群の魚なんです。

おびただしい数の魚の群れがゆっくりと動いていて、よくよく見ると40~50cmもあろう大きな魚なんです。

「鯉じゃないよなぁ~ ?」 後で地元の釣り人に聞くとマルタウグイだと教えてくれました。

初夏の頃に大群で下流の方から上って来るんだそうです。

 

 流石にそこには撒き餌を打たなかった(笑) 驚きと同時にとっても感動した想い出です。

 

 

 

 

 朝5時過ぎに自宅を出発。辺りはまだ暗い。

「明けるのが遅くなったなぁ~」秋は着実に進んでいるのです。

 

 7時10分、石ノ上橋の袂に到着。車を降りて橋の上から川を覗きに行った。

 

  

(石ノ上橋から下流を望む)

 

若干水量は多いような感じだが水は澄んでいた。右岸側の鏡の部分に無数のモジリが見える。

「秋の思川、ひょっとして爆釣か」川を見た途端に落ち着きがなくなった成リン、爺さんになっても小学生の頃と何にも変わっていない (^o^)

 

 

 橋の周辺で工事をしている様でしたが何とか橋の下に車を停めれました。

早速身支度を整えて橋の上流を1時間半やってみる事にした。

上流の瀞場、腿位の水深からスタートした。

 撒き餌を打って一投目から来るだろうと思っていたが、4、5投目でようやく来た。「小さいわ」

 

 

石ノ上橋上流

二ヶ所やってみましたが、寄ってきたなぁ~と思うと間もなくお終い「お客さん、閉店ですよ」と言う感じ(笑)

上流に行って深く立ち込んでヨレの強い場所をやったら少しは長めに続いた。しかし爆釣とはいきませんでした。

また、深い場所でも魚が思ったより小さい。

 

 

石ノ上橋上流、1時間30分・124尾

難しい感じの釣りでした。何故か水中バレも多かった。サイズが全体に小さく「これ思川の魚じゃないよなぁ~」と言う感じでした。

良型はほんの数尾しか混じりませんでした。

 

 

次は小山大橋下流で竿を出す事とにしました。ここも1時間半の時間設定にしました。

 

 

小山大橋下流

あまり際を狙うのではなく、少し中に入って「流れがちょっと強いかな」と言う感じの所を狙った方が良く釣れました。

ここのもう一つ下の瀬の開きもまあまあ出ました。流れの割には小型が多かった。

ただ、一匹だけごっついインディアンが釣れた (*^-^*)

 

小山大橋下流、1時間30分・150尾

今日は早めにアワセをくれるとバレが多い。強い流れの中でも意外に小さいサイズが多かった。

 

 

思川青年部の部長

 

 

今日の最後は間中橋の上流でやる事に決めました。ここも1時間半に設定、「最後1時間半、頑張りまっせぇ~」

 

 

 

間中橋の約500m上流

この画像の少し上流に見える瀞尻~肩口にかけて最高でした。目の覚める様な釣りでした (@_@)

いい流れまで出るために思いっきりヘソまで立ち込んだ。一投目でいきなりズズーンと浮子の二段引き、なかなか抜けない。

「デッカイわ!」続いてバッタバッタと大型。今日は普段殆んど使わない軟らかい竿を使っている。さっきの小山大橋までは

小さい魚が多かったのであまり違和感を感じなかった。しかしここは魚がデッカイうえに深く立ち込んでいるので、竿負けしてしまって、抜いたハエがビクに激突しそう(>_<) 

 

 

間中橋の約500m上流、1時間30分・129尾

数的にはたいした事はないのですが型が抜群。「良型はいる所にはいるんだねぇ~」

深くて流れもあるので立ち込んでるだけでも大変、抜くのはもっと大変。

また、ビクの上蓋まで水が来ていて取り込んだハエが飛び出そう。いやはや大変な釣りだったけどクセになりそうです (^o^)

  今までは間中橋ってあまりいい印象が無かった。しかし今日から好きになっちゃいました (^-^)

 

 

 

 

今日は合計4時間30分・403尾でした。

 

最初はちょっとハエとの知恵比べの様な展開でしたが、間中橋で良型軍団と遭遇してから一気に格闘技の様相になり、

最後は大型のハエと一対一で渡り合う痛快な釣りでした。

今日は軟らかい竿を使っていたので良型を抜くのに時間がかかってしまった。

しかしそのぶん右腕の筋トレが出来ちゃいました (^o^)

 

栃木県・思川での楽しい、楽しい一日でした。

 

 

ふと空を見上げると秋の雲に変わっていた。

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は10月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

 

 

番 外 編

 

 

★成リン爺さん(67歳)が 1,000 尾 越えをやりに出かけた。

 

 

 

  

 コロナ禍によって関東に於ける秋のハエ釣りメイン大会は中止。また、楽しみにしていた四国遠征も取り止めました。

例年だとテンションが上がるこの時期、今年は上がるどころか下がる一方です。元気が出ない成リンです。

 

「そうだ! 山田川へ1,000尾越えをやりに行こう、少しは気持ちが晴れるだろう」

 

 

 私は50歳前後の全盛期、1,000尾越えを当たり前の様にやっていました。平成17年には、なんと!年間29回も

1,000尾越えをやっているのです。当時の日誌を見て驚きます。もっともその頃は爆釣河川が今より多く有りました。

 また、当時の私は7~8時間の釣りは当たり前、時には9時間、10時間も竿を振っていました。

 今はだいたい4~5時間、長くて6時間です。歳とともに長時間の釣りはしんどくなりました。集中力も続きません。

ここ最近は視力の衰えが顕著で、反射神経も鈍化してきてる様に思います。歳には勝てません(>_<)

 

 今回1,000尾越えを行うのに選んだ河川は茨城県の山田川です。

関東周辺の爆釣河川は年々少なくなっていますが、山田川の魚影の濃さは現在もピカ一です。関東屈指の爆釣河川です。

 

 

 AM3時に起きた成リン、早速ユンケルを飲んで気合充分。

「さぁ~  今日は1,000尾越えをやっちゃいますよ!」 久し振りにハイテンションで自宅を出発した。

 

 車をすっ飛ばすこと約3時間、山田川の滝名子橋に到着。橋の上から川を覗くと約平水、水は澄んでいる。

橋の下流は今までドン深でダメだったがいい流れに変わっていた。 

 

 

(滝名子橋上流)

(滝名子橋下流)

以前はドン深で淀んだ流れだったが、川相が変化していて釣れそうな雰囲気である。モジリが沢山見える。

 

 

 


今日はあくまでも1,000尾越えが目的なので最初に時間設定はしない。

その場の釣れ具合を見ながら適当な時間で切り上げる様にする。

 

 

思いっ切り背伸びをして朝の空気を吸い込んだ成リン、「さぁ~ 始めますか」

急いで準備を整えて上流からスタート。すぐさま山田川ペースです。

 

 

画面中央の黒く霞んで見える部分はハエ玉です。ハエが狂った様に寄っています。

 

やっぱり山田は寄りがちがうわ。こんな所を倉ちゃん(HATの倉持選手)にやられたらたまったもんじゃないよ(笑)

 

 

(滝名子橋上下流。2時間20分・359尾)

橋の下流で結構数を稼いだ。今年は例年にもまして山田川サイズ(5~7cm)が多い気がする。

 

 

次は芦間の堰下でやる事にした。

 

 

(芦間の堰下)

青空が見えているのに雨がパラパラ降ってきた。変な天気。

ここで3束位数を稼ごうと思っていたのですがとんでもなかった。いい感じで釣れていて爆釣ペースになってきた時に突然根掛かり。

外れなくて水中に腕を突っ込んで回収。砂利に半分埋もれていた小枝に引っ掛かっていた。

その後、その周りでやったが思うように数を出す事が出来なかった。

 

 

 

(芦間の堰下。1時間15分・148尾)

 

ここは数を稼げると思っていただけにガックリきた。

 

 

 

次はここの下流の方でやろうか?それとも牛込橋でやろうか迷った。考えた末、ここの下流でやる事にした。

 

堰下から400m位下流に行った。浅い所を魚の群れがあっちこっちへ走るのが見える。

良さそうな流れの場所にマキエを打つと間もなくハエの長い帯が出来た。

 

(最初に釣った場所)

 

砂に小砂利が混じってる様な川底で、一見何の変哲もない様な所。水深50cm位の所にマキエを打った。

ここは見た目よりも流れがある。この周辺だけでかなりの数を稼いだ。

ただね、釣れる魚の99.9%が山田川サイズ(5~7cm)

 

(芦間の堰下より400m位下流周辺。1時間50分・308尾)

3束以上釣った中で10cmクラスの魚はいたとしても1尾か2尾。釣った記憶がない。見事にオール山田川サイズです。

これだけ数を釣ったら普通は少し中型も混じるもんだけどねぇ~。こんな事珍しいよ。まぁ~数は出たからいいけどさ (*^-^*) 

 

 

 

これが噂の山田川サイズ。 ※佃煮サイズ 又はかき揚げサイズとも言います(笑)

 

 

 

1,000尾まで残り2束をきったのでほんの少し気持ちが楽になった。

最後は高柿木橋で1,000尾越えをバシッと決めるぞ! 急いで高柿木橋へ向かった。 ※田んぼで脱輪するなよ(^_^;)

 

 

(高柿木橋上流)

 

橋の下流でやろうと思って来たのですが、橋の上から下流を覗くと川相が以前と大きく変わっていた。

500m位先までノッペリとした変化の無い流れになっている。そこで橋の下流を止めて上流でやる事にした。

 

 

橋の直ぐ上流はムツっぽく見えたので竿を出さず、もう少し上流の方まで行って竿を出した。

最後ぐらいはちょっと手応えのあるハエも釣りたかったので、数も型も狙えるような流勢のある場所を選択した。

 

(高柿木橋上流。1時間40分・243尾)

 

今日初めて良型のハエが混じりました。頭の中の計算で1,000尾を少し超えた時点で止めようと思っていたのですが、

良型が混じって楽しくて時間を長めにやっちゃいました。だってさっきまで穂先しか曲がらないサイズばっかり釣ってたんだもん。

分かるでしょう、この気持ち(^o^)

 

 

サビの出始めているインディアンも釣れて秋の訪れを感じました。

 

 

 

 

 

 💛 やりました! 成リン爺さん1,000尾越え。

 

  

実釣7時間5分・1,058尾

 

ちょっと時間掛かり過ぎかな? まぁ~ 歳だからこんなもんか。

今日は近年殆んどやらない夕方迄釣りをしてしまった。くたびれた。

 

 でも、この歳になっても1,000尾越えが何とか出来るのは、50歳前後の全盛時代、

気ちがいの様にハエを釣りまくったからだと思います。

自分ではわかりませんが、体の何処かに数釣りのノウハウが染み込んでいるのでしょう。

 

 関東屈指の爆釣河川・山田川、これからも皆で大切にしていきましょう。

 

 

 

山田川沿いにある蕎麦畑は花が満開でした。山田川周辺には美味しいお蕎麦屋さんも多いんです。

 

 

 

「信州信濃の新蕎麦よりも、あたしゃ~山田のハエがいい」 (^o^)

 

 

 

 

 

 

  ※ 次回の「ハエ釣り一人旅」は9月末頃を予定しています。

 

 

  

 

 

 

第45回(令和3年9月中旬)

 

ハエ釣り競技をはじめるきっかけとなった川、東京都・浅川へ出かけた。

 

 

※今から39年前(成リン28歳の時)この川へハエ釣りに出かけたんです。

なんで浅川だったのか?よく覚えていないんです。当時、スポーツ新聞の釣りに関する記事をよく見ていたので、浅川がハエ釣り河川として載ってたんじゃないのかなぁ~。(昔はハエ釣り河川も時々載っていた)

 

その日は水況が良かったのか一束近く釣れたんです。ハッキリした数までは覚えていませんが九十数匹だったと記憶してます。当時は釣りに行くと八時間位は平気で竿を振ってました。九十数匹を八で割ると時速十二匹位のペースです。

今だったらド貧果ペースです。しかし当時の私にとっては爆釣ペースだったと思います(笑)

 

当時のタックルと言えば4.4メートルの清流竿。ラインはもちろんナイロン(号数は覚えていない)

浮子は極小の玉ウキ。ハリは返し付の袖型(号数は覚えていない) ビクはズックビク。

付け餌は細ウドンをカッターナイフ切って、それにまぶし粉を付けた物か、又はマルキューの「赤スパ」、

当日はそのどちらかだったと思います。昔からマキエは使っていました。鯉の餌に熱帯魚店で売っている小ジャリを混ぜた物

を使ってました。

 また、釣りスタイルは川の中には入らず護岸からの釣りでした。

 

釣った場所なんですが、浅川の何処で釣ったのかハッキリした記憶がないんです。ただ、用水路の様な吐出しの所で釣った

事だけは覚えているんです。あと記憶に残っている事は、帰り際にズックビクの中のハエを一匹づつ数えた事と、ルンルン気分で帰宅途中にラーメンを食べた事(^o^) 懐かしいなぁ~。

 

この浅川での釣りがあまりにも楽しかったので、今度は自宅に近い多摩川(当時は杉並区に住んでいた)へ足繁く通い始めたのです。そこでたまたま数名のハエ釣り競技者の方達と出会い、私もお仲間に入れてもらって競技界にデビューしたのです。

浅川でのとっても楽しかった釣りが競技をはじめるきっかけでした。

 

皆様も現在のご職業、あるいはご趣味等々、それらを志すにあたってなんらかのきっかけがあったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

浅川は多摩川の支流です。

道路の空いている時間帯なら自宅から30分位で行ける近場の河川です。

そんな手軽さもあって毎年1回か2回は訪れています。

 

この川は年によって魚影にかなりムラがある河川です。100尾/h位のペースで釣れる当り年もあれば、30尾/h位の

ペースがやっとの年もあります。前年が良かったからといって浮かれ気分で出かけるとガッカリする事があります。

もともとメチャクチャ魚影の濃い河川ではありません。

 また、数釣り釣期は意外に短く、秋分を過ぎた頃から急に釣果が落ちていきます。

 

 

 さて、今年の魚影はどうなんだろう?

竿を持ってぷら~っと行ってみますか。

 

 

 

 

朝6時20分、滝合橋の下流に到着。車を降りて橋の上へ川を覗きに行った。

 

 

(滝合橋から上流を望む)

 

ヘチ寄りで時々モジリが見える。まさかウグイじゃないだろうな?

※成リン、7月の名取川釣行以来ウグイ恐怖症になっている(笑)

 

 

(車に戻る途中で川を覗くと鵜のコロニーが)

 

鵜は漁協の人や釣り人から目の敵にされています。しかし鵜達は生きていく為、子育ての為に魚を捕食するのであって、

決して悪意でやっている訳ではない。自然の営みなのです。

 

対岸には白鷺君、手前の鵜の列の中には青鷺君もいる。なにやら楽しそう。

朝食が終わって世間話をしている様です。 ん!何々、「人間様はコロナで大変みたいだよ」「お気の毒ねぇ~、ところで

次の総理は誰になると思う?」と言う様な会話の内容でした(^o^)

 

 

 

身支度を整えて滝合橋の上流から竿を出す事にた。1時間半の時間設定にしました。

最初は右岸側にある分流(いやらしい場所)から竿を出す事にした。何度か美味しい思いをしてる場所なのでついつい足が

向いてしまうんです (^_^;)

 

水深50cm位の瀬脇からスタート。いきなりバタバタっと数匹来て直ぐ止まった。寄りが悪い。

「今年はこの分流良くないわ」長居は無用、さっさと本流に向かった。

 

 

 

 

この分流にはハエが沢山入っている事もあるんだよねぇ~‥‥。

今日は駄目でした(>_<)

上流に見える堰下の深みは何時もムツ屋敷なので竿を出さずに本流へ。

 

本流。

少し上流のカーブの所で竿を出しました。

ボツボツは来ましたが思ったより良くない。最後にもう一つ上流の瀬に入った。

 


最後にやった玉石底の瀬。

ここは中型が気持ち良く釣れました。掛かったハエが流れに乗るので型以上に竿が曲がります。

ここへ来てようやくスカッとした釣りが出来ました(*^-^*)

 

滝合橋上流。1時間30分・116尾

 

今日は瀬の中でも溝になっていて周りより深くなってる様な所にハエが付いている感じです。浅い所は良くありません。

この季節はまだ水温が高めなので掛かったハエはよく引いてくれます。

 

 

 

次は橋の下流を1時間釣ってみようと思います。

 

 

滝合橋下流。

ここはマキエ泥棒(鯉)が何度もしつこくやって来るので厄介

でした。それでもまあまあ釣れました。

滝合橋下流。1時間・87尾

分流と本流が合流する所の深みの周りで出ました。

 

 

 

 

 


◆次は平山橋の下流を攻めてみる事にしました。ここは攻める場所が多いので1時間半の設定にしました。

 

平山橋下流床止め工下。

ここへ来る前に床止め直下の小場所で30尾位釣ってからここへ

来ました。左岸寄りのヨレが残っている水深1m前後の場所を釣りました。ここで初めてウグイが1尾釣れました。例年だとポツリポツリと混じるんですが今年はウグイが少ない。

 

 

 

平山橋下流床止め工下。1時間30分・106尾

水深がある場所を狙ったので少しは良型も来るだろうと期待しましたが、逆に小型が多かった。


最後は一つ下流に架かる一番橋の上流をやって納竿する事にしました。

 

画面の右に見える橋が一番橋です。 

 

「俺も随分長い間ハエ釣りをやってきたもんだなぁ~、この川に初めて来たのは28歳、今は爺さんだもんね」(笑)

 過去のいろんな事を思い浮かべながら一番橋の上流までテクテク歩いて行った。

 

 

一番橋上流の護岸ブロック前。

ここは何度も来ている馴染みの場所です。以前、護岸ブロックの際でナマズを掛けた事がある(^_^;)

 

ここから竿を出しました。ここでやってから最後にもう一つ下の瀬に行った。最後に入った瀬で本日初めて良型が出ました。

 

一番橋上流。1時間・75尾

最後に一番橋直ぐ上の瀬頭で良型が連発しました。

 

 

(ファイト溢れる引きで私を手こずらせた浅川のハエ)

 

「元気でねぇ~」と声をかけて放してやると、私を振り返る様にして流れの中に消えて行った。

 

 

 

 

今日は合計5時間、384尾でした。

今年の浅川は特別魚影は濃くはありませんが、まあまあ良い方だと思います。

今回は全体に水深があって流勢のある所で数が出ました。

 この川はペースが落ちたり型落ちしたら直ぐ場所移動した方が数が伸びると思います。

 

秋のハエ釣り大会はコロナ禍で中止、モチベーションは下がりっぱなしです。

そんな成リンを浅川のハエ達は充分癒してくれました。

 

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は9月下旬頃の予定です。