成リンのハエ釣り一人旅

令和5年(後半)

 

                                                                                                                                                                   12月26日

 ◆番外編     

 

 

 

2023,竿 納 め

 

 

先日、近場の川へ今年の竿納めに行って来ました。

当日は日本列島に寒波が来ていて、日本海側では大雪に見舞われている様でした。

わが神奈川県では、雪は降りませんでしたがとっても寒かった。

 

川に着くと河原の叢は霜で真っ白。

 

枯草は霜に覆われていて、歩くとザクッザクッという音がした。

 

陽の当らない場所は耳や手が冷たくて我慢の釣り「寒みぃ~」 歳をとると寒さが骨までしみる感じ (^_^;)

 

 

今月(12月)の頭まではボッコボコ釣れていたんですが、釣況は激変していました。

釣れる場所は限られていて、しかも長続きしません。アタリも小さくなっていました。

 

左側のクレソンが生えている所から伏流水が湧き出ていて、水の中に指を入れると生暖かいんです。

この場所の直ぐ下流で少しまとまった数が出ました。

水温がかなり下がっているので、伏流水の湧き出ている近くにハエが集まっている感じです。

 

寒い中で頑張って釣ったハエ。

数はそんなに出なくても、魅力あるんですよねぇ~ 冬のハエ釣りって‥‥‥。

 

朝は寒くてビビったけど、納得の竿納めでした!(^^)!

 


令和5年に「ハエ釣り一人旅」で訪れた河川一覧

 

  5月 (埼玉県)高麗川

 6月 (静岡県)瀬戸川

 7月 (東京都)大栗川

 7月 (茨城県)小貝川

 9月 (茨城県)鬼怒川

10月 (岡山県)旭 川  &(兵庫県)杉原川

11月 (東京都)秋 川

12月 (静岡県)葉梨川

 

今年も一年間、「ハエ釣り一人旅」を閲覧頂きまして有難うございました。

 

皆様からのご質問やご要望に充分お応え出来なかった件もあった様に思います。悪しからず。

 

ここ数年、いろんな衰えを感じてちょっぴり悲愴感があった自分。

ところが今年の10月、所属会(HATやまべつり愛好会)の例会で、会の新記録を出したんです。

(第三試合・2時間で463尾)この歳になって‥‥‥😲 

がぜん元気が出て来て、あと2、3年は競技生活を続けられるんじゃないかなぁ~なんて(^o^)

来年はガッツ溢れていた30代の頃を思い出して頑張りますよ~! ※身体がついていくかが問題(笑)

 

来年も本年同様、宜しくお願い申し上げます。

 

 

 皆様、良いお正月をお迎えください。 🎍

 

 

 

 

 

 ◆令和6年の「ハエ釣り一人旅」は5月中旬頃のスタートを予定しております。

(1月~4月迄はオフとさせて頂きます)

 

 

 

 

 

 

第66回(令和5年12月上旬)

  

朝晩の冷え込みが強まる中、静岡県藤枝市を流れる葉梨川へ出かけた。 

 

 

 葉梨川は瀬戸川水系の河川です。とっても小さな川ですがハエの多い川です。

昔、私が目方釣りの会に所属していた時に三度訪れています。当時は魚影の濃い河川として、目方釣りをしている人達のあいだでは良く知られていた河川です。

 割と温暖な静岡方面の川なので「12月でも釣れるんじゃないかな?」と思って行ってみる事にしました。

 

 東名高速の焼津インターを降りて、東海道(県道381号)に架かる八幡橋へ向かった。

朝8時ちょっと前、八幡橋近くにある水守公園の駐車スペースに到着。

ここは直ぐ隣にお寺さんがあって、以前来た時に沢山釣れた記憶があるんです。

早速車を降りて側道から川を覗き込んだ。「あれっ!以前来た時はこんな感じじゃなかったよなぁ~」

下流の方に床止め工が出来ていて、浅くのっぺりとした砂底が続いている。モジリも無ければ魚影も見えない。

  

(水守公園の裏にある側道から下流を望む)

 

近くに見事な銀杏の大木があったので見上げていると、木のてっぺんにお月さんがあるではないか。

 

 

 

昔(30年以上前)来た時とは川も変わっているだろうから、上流の方へぶらぶら歩いて川相を見に行きました。

すると八幡橋上流にある瀬落ちに魚影を発見。「よっしゃ!」 急いで車に戻って釣り支度。

川へ降りて魚影のあった瀬落ちへまっしぐら。最初に八幡橋上流を1時間半やる事にしました。

 

魚の見えた瀬落ちに着いて、そろ~り、そろ~りと近づいて、小さめの撒き餌をポチャンと打った。

2投目で浮子のトップが少し揺れた感じだったが空振り。3投目で来ました。5cm位のチビちゃんです。

その後、撒き餌にハエが結構寄って来ているのが見えました。ペースも良くなり、時々中型も混じり出しました。

 

(八幡橋の上流にある魚影の見えた瀬落ち)

 

ここの瀬落ちは最深部でも膝位しかありません。でもハエは沢山おりました。

山田川サイズが多かったけれど充分楽しめました。

 

※山田川サイズとは5~7cm位のサイズです。茨城県の久慈川支流、山田川はこのサイズがとっても多いんです。

それで、仲間内でこのサイズの事を山田川サイズと言うようになったんです。

 

(八幡橋上流にある用水路の吐出し)

 

さっき釣った瀬落ちの少し上流の右岸側に用水路の吐出しがあります。

この場所は以前、目方釣りの会で沢山釣った思い出の場所です。

ここは昔の面影がありました。吐出し周辺では良型もポツリポツリ混じりました。

八幡橋上流、1時間30分・176尾

最初に入った瀬落ちは小型が多かったんですが、数はしっかり出ました。

 

(可愛らしい山田川サイズのハエ)

 

次は上流にある人道橋の上下でやる事にしました。1時間半頑張ってみます。

 

 

(人道橋下流の瀞)

ここは川底に玉石が入っていて水深もあります。際を歩いていると魚群が見えたので竿を出しました。

流れが弱いので、撒き餌はダンゴではなくパラパラっとバラケで打ちました。

撒き餌にどんどんハエが寄って来て入れ食いになりました。

ここで2か所やった後、最後に橋の上流へ行ったんですが1尾も釣れませんでした。 ショック(>_<)

(人道橋上下)1時間30分・128尾

ここもハエは小っちゃかったですねぇ~。浮力の弱い4段浮子で釣りました。

冬の瀞場は食い込みも弱いので細ハリスが正解の様です。ましてチビちゃん相手だから。

 

 

 

今日の最後は300m位上流にある藤岡橋にしました。橋の上下で1時間半釣って納竿としました。

 

 最初に橋の下流にある瀞に入ったんですが全く駄目。橋直下の小場所で20尾位釣って上流へ。

上流の瀞には全く魚影がありません。さらに上流へ行くと左岸から分流が入っていた。

分流の出合いが小深くなっていて、そこに魚群を発見!

 

(藤岡橋上流)

この画像の右に見える家の脇から分流が入っています。

分流の出合いにモジリがあったので行ってみると、ハエの群れが見えました。

早速竿を出すと入れ食いでした。「もっと早くこの場所に来ればよかったなぁ~‥‥‥」

 

 

藤岡橋上下、1時間30分・102尾

分流の合流点には鯉が数匹見えるので、「撒き餌には鯉も寄って来るんだろうなぁ~」と思いながら撒き餌を打った。

しかし何故か鯉は寄ってきません。寄ってきたのはハエ子ちゃんだけでした(^.^)/~~~

 

 

(葉梨川の銀バエ)

 

この時期になると摂餌も減ってくるので、お腹がへっこんでハエはスマートです。

 

 

 

今日は合計4時間30分で406尾でした。

やはり12月ですね、ハエが居る場所と居ない場所がハッキリしています。

また、4束以上釣って外道がただの一尾も釣れませんでした。

本流の瀬戸川や同水系の朝比奈川にはカワムツが沢山おるのに‥‥‥⁇

 

水もかなり冷たかったので、釣れて来るハエもあまり暴れません。

 

もともと魚影の濃い川なので、この時期(12月)でも80尾/h~100尾/h位は出るんじゃないかと思って来ました。

ところが朝、川を覗いたら想像以上に水が少なかったので「この水量じゃ厳しいかもなぁ~‥‥」という感じもしたんです。でも、予想通りちゃんと釣れてくれました。

 

冬の陽だまりで小さなハエを相手にするのもいいもんですよ(^o^) 

冬枯れの風景も最高!

 

 

 

年末に番外編をUPする予定です。

 

 

 

 

第65回(令和5年11月上旬)

  

銀杏の葉が色付き始めた頃、東京都あきる野市を流れる秋川へ出かけました。 

 

 

 秋川は多摩川の支流です。水質が良くて、渓流釣りや鮎釣りファンの多い川です。

都心から近い事もあって、シーズン中は沢山の釣人で賑わいます。

私も以前、鮎釣りでよく通いました。でも、ハエ釣りでは過去に2度しか訪れていません。

いずれも30年以上前の事です。釣果はと言うと、2度とも一束未満です(>_<)

当時の日誌を開いて見ると「ハヤが多くて参った」と記されてありました。

2回のうち1回は釣友と二人での釣行でした。釣況が悪くて半日位で釣りを止め、手打ちうどんを食べて帰って来た記憶があります。

 そんな過去があるので今回、正直なところ秋川にしようかどうか迷ったんです。

でも、過去の釣行は30年以上も前の事なので、川も変わっているだろうし、

また、自分の腕試し(30年でどれ位腕が上がったか)と思って行ってみる事にしたんです。

過去の2度の釣行が偶然にも今回と同じ晩秋だったので、比較するにはいいんじゃないかなぁ~なんて。

もし、過去と同じような釣果だったら「お前、30年間何やってたんだ!」と言う事に‥‥‥😅

 

 

 

 

 朝7時50分、東秋留橋の下にある駐車スペースに到着。

坂を降りて川を覗きに行きました。川は減水気味で水はギンギンに澄んでいる。

この時期らしい水況です。ポツリポツリとたま~にモジリは見えます。

 

 車に戻って釣りの準備。今回はここ一ヶ所での釣行としました。

まず、橋の下流を二ヶ所に区切って1時間半ずつやります。

そして最後に橋の上流を1時間半やって納竿にします。

 最初は橋から400m位下流にある床止め工までのエリアで竿を出します。

  

東秋留橋下流

この画像の下側に拡がる瀞っぽい所へ、股下位の水深だと思って入ったら、なんと! ヘソ上位まであるんです (◎_◎;)

透明度が高いので水深を間違えちゃいます。

 

 

橋の直ぐ下流に良さそうな瀬落ちがあったので、そこから竿を出しました。

水深40cm位の瀬脇にマキエを打ちました。4,5投目でアタリがあった様な?無い様な?微妙な感じ。

次の振り込みで小バヤが来た。「なんだウグイちゃんか」でも、とっても綺麗なウグイです。

間もなく冬だと言うのに色が付いています。(腹にオレンジ色のスジが入っていて尻ビレは朱色)

 

 

綺麗なウグイを釣って思い出したんです。鮎釣りで通っていた頃、短い竿を振ってた人がいたので、ひょっとしてヤマベ釣りじゃないかと思って話しかけたら、その人がウグイを釣りに来たと言って「ここのウグイは旨いんだよ」と言ってた事を思い出した。私は川魚が苦手なので何とも言えないんですが、そんな私から見ても、確かにここのウグイは美味しそうに見えます。(川魚の好きな人にとっては美味しいんじゃないのかな)

 

 

このウグイが来た2,3投目後で、ようやく秋川のハエ子ちゃんが来ました。

水が綺麗なのでハエもキラキラ綺麗です。しかし20尾位出たでしょうか?その後は全くアタリが無くなってしまいました。

その後、水深のある方に移動。しかしポッツリ、ポッツリで、とても我慢出来るペースではありません。おまけにウグイやムツも混じります。

 

東秋留橋の下流にある分流

最後にここの分流で小型をボツボツ拾いました。やはり秋川の11月、そんなに甘くはないですねぇ~。

ただ、浅場にはチラチラ魚は見えます。これから陽が高くなってくると、魚が動き出して釣況が上向くんじゃないかと

思います。(期待も入れて)(^o^)

東秋留橋~下流の床止めまで、1時間30分・62尾

釣れる場所は限られている感じで、マキエにどんどん寄って来る気配もなし。結構厳しいですねぇ~‥‥‥。

でも、澄み切った青空の下、眩い銀鱗が飛んで来るので気持ちは癒されます(^.^)/~~~

 

 

次は床止め工の下流で1時間半竿を出してみます。

 

床止め工下流の瀬落ち

瀬の芯脇2か所で40尾ぐらい拾った後、50mぐらい下流の玉石底の場所でボツボツ掛けました。

魚影が薄い感じなので、一ヶ所ではなかなかまとまった数が出ません。場所を上手く渡り歩かないと数は伸びません。

 

玉石底の場所

流心近くの溝や玉石の囲いを狙いました。ここは良型もポツポツ混じりました。

こう言う場所は石組を見ながら、いろいろ考えてマキエを打つ場所を決めるんです。これがまた面白いんです。

 

最後に入った瀬落ち

ここは数を稼げると思ったら大間違い(>_<) 瀬が落ちたチャラチャラの場所で小型をポツポツ拾った程度。

やや下流に移動して波気が落ち着いてくるとカワムツばっかり。「ムっちゃん、勘弁して下さいよ」って感じでした😁

 

床止め工の下流、1時間30分・91尾

玉石底の場所は楽しかったです。振り込んでネリエが川底に沈んで行くと、それに向かって来る黒っぽい魚体が時々見えるんです。見釣りの様な感覚になります。

 

 

◆車に戻ってちょっくら食事休憩。

そしていよいよ今日の最後、第3ラウンドは橋の上流です。ここは昔、鮎釣りで何度か訪れている場所です。

当時とは川相もだいぶ変わってるだろうなぁ~。と言うか、その頃どういう川相だったかハッキリ覚えてないんです(笑)

お昼が過ぎてハエの活性も上がってる感じです。橋の直ぐ上流の瀬頭にはキラ打ちするハエも所々に見えます。

瀞でもあっちこっちにモジリが見えます。やる気が湧いてきます!(^^)!

瀞の少し上流の方に、川底がかけ上がって流速の早くなっている場所があったので、そこからスタートしました。

マキエを打って一投目で来ました。

 

東秋留橋の上流

まず最初、ここから100m位上流で竿を出しました。一投目からバタバタ来たんですが、やはり30尾位ですかねぇ~、

それ位の数で止まってしまいました。その後、上流にある瀬の方へ釣り上がりました。

 

さっきやった瀞の上流にある瀬

この少し上流と、この瀬周りを細かく分けて攻めました。思っていたよりは数が出ました。

 

東秋留橋の上流、1時間30分・92尾

朝と比べてハエの引きが強くなった気がした。水温が上がってハエが元気になったのかも。それとも気のせいか‥‥‥。

 

早くもサビがぬけて、銀化し始めてる雄も釣れました。

 

 

 

今日は合計4時間30分、245尾でした。

天気も良くて、釣れて来るハエが何時も以上に光り輝いて見えました。

確かに外道も多く、数も出ませんでしたが、面白味も、満足感もある中身の濃いハエ釣りでした。

 

以前の釣行では二度とも一束未満。今日は245尾ですよ。やったよ!💪

私のハエ釣りは30年間で格段に進歩を遂げました。と言いたいところですが、言えないんですよねぇ~ 残念ながら‥‥‥

 

 まず、ここ30年でハエが増えた可能性もある。また、以前の釣行は二度とも、ここより上流のサマーランド周辺です。

今回は下流に位置する東秋留橋周辺です。場所が違います。それと、今日はたまたま釣況が良かったのかもしれません。

まだまだ探せばいろんな条件の違いが浮かんできます。

単純に自分の釣技が進歩したとは言えないんです‥‥‥😢

 

でも、でも、「俺は30年間で格段に上達したんだ」と、無理やり自分に言い聞かせている成リンでした(笑)

 

 

 

 木漏れ日に温もりを感じる季節になりました。

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は12月中旬頃の予定です。

 

 

 

第64回(令和5年10月中旬)

  

秋のハエ釣りを満喫したくて、兵庫県 杉原川 と 岡山県 旭川へ遠征しました。

 

 

 

 兵庫県の杉原川は以前、関西の釣友からハエが良く釣れる川だと聞いていました。また、釣り雑誌にもハエ釣り河川として

紹介されていた事があります。「一度行ってみたいなぁ~」と思っていた河川です。

 一方、岡山県の旭川は皆さんもご承知の通り、日本を代表する様なハエ釣り河川です。数多くの大会が開催され、いろんなハエ釣りの歴史を創って来た河川でもあります。今でもハエ釣り愛好者にとっては憧れの聖地です。

 私も大会やプライベートで何度も訪れました。

昔、お正月に釣行した時、大雪に見舞われて大変な目に遭った想い出があります😅

 

気候も良くなったので、ちょっくら遠い西の二河川に出かけました。

 

 

 

 杉原川が流れている兵庫県西脇市のホテルに前日の夕方到着。

ひとっ風呂浴びて食事に出かけました。西脇市内は思っていたより閑静な街並みでした。

ホテルに帰って明日の釣行スケジュールの確認をし、早めの就寝。

 

 

(当日)

朝6時ちょっと前にホテルを出発。

6時20分、最初の目的地である市原大橋の袂に到着。車を降りて早速橋の上から川を覗く。

 

 

(杉原川・市原大橋より下流を望む)

 

「あらっ! これ相当減水してんじゃないの?」直下の瀞は流れが弱いし、下流に見える瀬落ちは水がチョロチョロ。

でも、あっちこっちにモジリは沢山見えます。

 

 

 車に戻って急いで釣り支度。橋の上流はあまり良さそうに見えないので、下流を1時間半やってみる事にしました。

直下の瀞は流れも弱く浅いのでパス。下流の瀬落ちからスタートする事にした。

浅場を歩いているとハエの群れがあっちこっちで走る。「ハエが多いわ」

瀬の落ち際、水深40cm前後の場所にマキエを打った。一投目で来た。6,7cmのキラキラ綺麗なハエです。

魚は小さいけどバタバタ釣れます。逆光で見づらいけど入れ掛りです。

 

市原大橋下流

ここの瀬落ち2か所で、頭の計算では170尾位出ました。

型は小さかったけどいいペースでした。

 

 

市原大橋下流(岩盤帯)

さっきの瀬落ちの直ぐ下流にある岩盤底の瀬落ち。

最後にここのちょっと掘れ込んでいる場所の周りで釣った。


市原大橋下流、1時間30分・230尾

小さなサイズが多かったけどハエはピッカピカで綺麗です。瀞場にも魚が沢山見えるので、もう少し水量があって流れがあったら、瀞場もしっかり釣れると思います。

 

次はここから2km位上流に位置する武島橋という橋に向かいました。

武島橋に着いて早速川を覗くと、真下の平場でキラキラ、キラキラ、もの凄い数のハエがキラ打ちをしていました。

この川は噂通りハエが非常に多い感じがします。

橋の上流はベタベタの大瀞なので、下流で1時間半やる事にします。

 

(武島橋から下流を望む)

最初、ハエが沢山キラ打ちをしていた平場に入川しました。バタバタっと来たら直ぐ止まってしまいました。

(見えてる魚は釣れない)って言われるけど、「確かに‥‥‥‥‥」

直ぐ下の瀬落ちの落ち際で数を稼ぎました。その後、少し下流の水深のある方に移動したらムツが混じりました。

最後は下流の岩盤帯周りでやりました。

 

 

(水深20cm前後の浅い岩盤帯)

 

この様な場所は竿を出されない方が多いんです。でも、魚影の濃い河川では意外にこういう場所も釣れるんです。

こんな場所にマキエを打つ時は、出来れば小ジャリが噛んでる場所に打つのがベスト。

岩盤の直上はマキエが上手く止まったと思っても、数分後に転がり出す事がよく有るんです。

 

武島橋下流、1時間30分・185尾

最初にやった瀬落ちでは殆んど小さなサイズだったんですが、最後にやった岩盤帯周りでは良型も混じりました。

水が極端に少ないので、釣れる場所が限定される感じです。

 

 

杉原川で最後にやる場所は、橋から約800m位上流にある堰堤の下流周辺にしました。

ここで1時間半やって本日は納竿する事にしました。

 

武島橋上流

上流に来れば来るほど、どんどん水量が少なくなる感じです。

画像の落ち込みの水量を見て下さい。本当にチョロッチョロでしょ。

水際の石の色を見ると、間違えなく平水より30cm~40cmは低いと思います。

落ち込み周辺の浅目の所は良く釣れました。その後、少し風が出て来て水面にさざ波が立ちだしたので、下流の大瀞もいけるんじゃないかと思って竿を出してみました。ボツボツは釣れました。でも、スゴモロコとムツが混じりました。

 

 

武島橋上流、1時間30分・156尾

最後に入川した瀞場は苦しかったけれど、まぁ~  何とか上手くまとめたって感じですかね。

このド渇水の状況下でも時間束越えするんですから、この川はやっぱりハエが多いです。

もう少し水量があって瀞場に流れが出てくると、この川の瀞場は大化けしますよ !(^^)!

  

(美しい宝飾品の様な輝きを放つ杉原美男子)

 

 今日は合計4時間30分、571尾でした。

今回の杉原川は非常に水が少なくて、ポイントがかなり限定された中でも5束越えです。素晴らしい川です。

釣れるハエは小さかったんですが、川の中を歩いていると良型もチラチラ見えました。おそらく、水量があると良型も結構出る様な気がします。

 

 水も綺麗、ハエも綺麗、感激の秋の一日でした。

もう少し水量のある時「もう一度来てみたいなぁ~」 なんて‥‥‥‥‥

 

(秋の天使)

 

 

※これから明日予定している岡山県の旭川まで車をすっ飛ばします。 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 旭川釣行 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 昨日の夕方、旭川の直ぐ脇にある たけべ八幡温泉 に到着。宿でサンダルを借りて直ぐ横を流れる旭川を覗きに行った。

旭川もだいぶ減水してる様に見えました。でも、旭川は大河川なんで減水と言っても水はゴンゴン流れてます(^-^)

その後、温泉にゆっくり浸かって疲れを取りました。そして部屋に戻ってすぐさま爆睡 Zzzz‥‥‥‥‥

 

 

 

(当日)

旭川で最初に竿出しするのは八幡人道橋周辺です。この場所にはいろんな想い出があるので、まず最初はここでやろうと決めていました。ここは宿から程近い場所です。朝6時30分、橋下流の駐車スペースに到着。人道橋の上から川を覗きに行きました。

 

(八幡人道橋から上流を望む)

 

直ぐ上流に見える橋は八幡橋です。八幡橋の上流に拡がる瀞場は、通称・NTT前と言うポイントです。

二十数年前と川相はあまり大きく変わっていません。人道橋近くにあった銀杏の老木もまだありました。

「ここは懐かしいなぁ~」

(八幡人道橋から下流を望む)

 

下流に見える鉄橋はJR津山線の八幡鉄橋です。

 

 

車に戻って準備を済ませ、この周辺で2時間やってみる事にしました。

まずは人道橋上流の瀬脇から竿を出しました。5投目か6投目でようやく来ました。

最初の一尾、なにかとっても嬉しかったです(^o^)

 

八幡人道橋上流

瀬の中の、ちょっと溝になっている様な所にマキエを打ちました。出だしはポツポツだったんですが、徐々にペースが上がって来ました。旭川ってこう言う事が良くあるんです。石底の川なので、関東の川とはちょっと寄り方が違うんです。

この辺である程度数を出した後、八幡橋上流の瀞尻から背肩に入る辺りで竿を出しました。

そこで一時、良型が入れ食いになりました。

八幡人道橋の下流もやってみたかったんですが、時間が無くなってしまいました(>_<)。

 

人道橋上流、2時間・195尾

「旭川は昔と違ってハエがあまり釣れない」と言う噂を聞いていたので、最初の1尾来た時はホッとしました。

久し振りに長竿を使っているので、良型のハエが遠くからビュビューンと勢いよく飛んで来て迫力満点です。

 

懐かしい八幡鉄橋をバックに記念写真

 

 

次に竿を出す場所はここから1km位下流に位置する大宮橋です。

大宮橋周辺も、かつていろんな選手と戦った思い出の場所です。

下流に見える橋が大宮橋です。橋の上流で1時間半、橋の下流で1時間半やる事にしました。

まずは上流からスタートします。減水しているので橋の直ぐ上流は殆んど流れが有りません。

そこで、さらにこの場所から300m位上流の瀬落ち周辺で竿を出す事にしました。

 

(大宮橋上流にある瀬落ち)

ここはバタバタってええ感じで釣れたんだけど、止まるのが意外に早かった。

上手く場所移動しながら奥の方に攻めていって、最後は川を切って左岸側を攻めました。

ここは下流へ行けばベッタベタの瀞、上流へ行けば釣れなさそうな瀬が続いている。この瀬落ちで頑張るしかなかった。

ここは時々でっかいウグイが来て参りました(>_<) 

 

大宮橋上流、1時間30分・144尾

瀬落ちの流速の早い場所でやってると、掛かってから良く走るハエがいるんです。ビューンと横走りするので「なんだ小バヤか」と思って抜くとハエなんです。まぎらわしい引きをする良型のハエが時々掛かるんです😁

 

昔と変わらず、川底の石には沢山のカワニナが付いていました。今も良好な水質を維持しているんですね。

カワニナは水の汚れている河川には住めませんから。

 

 

旭川での最後の1時間半、この1時間半はとっても貴重に感じます。(岡山県までは簡単に来れないもんで😙)

橋の下流500m位の所に川へ降りれる場所があったので、その周辺で竿を出す事にしました。

降りて直ぐ分流があるので、その分流から攻めました。

 

大宮橋下流にある分流

この分流は魚影が濃かったです。旭川って意外にマキエに寄っているハエは見えないんだけど、ここはマキエの周りでギラギラやってるのが見えました。この分流で2か所、ええ感じで釣れました。

最後に本流に立ち込んで釣ったんですが、思ったほど数を伸ばせませんでした。

 

(大宮橋下流)本流

上流(左側)に見える橋が大宮橋です。

ここはバタバタっと来たかと思うとアタリが止まり、また数尾続けて来たかと思うとまた止まる。そんな感じで全くリズムに乗れませんでした。ハエも意外に小型が多かった。

 

大宮橋下流、1時間30分・201尾

下流の方にも良さそうな場所が見えるんだけど、川が広くて歩ききれない(>_<)

 

 今日は合計5時間・540尾でした。

昔の爆釣時代の魚影程ではありませんが、時間束越えペースなので充分楽しめました。

 今回、釣れない噂を聞いていたので、竿を出して実際に釣れるまでは不安だったんです。

ハエがしっかり釣れてくれてホッとしています。そして嬉しいです。

 旭川でのハエ釣りは、何故か他の河川のハエ釣りとは一味も二味も違うんです。何でか理由は解りません。

そして私の心を揺さぶるんです。今回来てみて良くわかりました。成リンにとって永遠の旭川だって事が‥‥‥‥‥

 

 

(旭川本流バエ)

 

尾びれが大きくて力強い銀バエです。

 

 

 

 穏やかな秋晴れの二日間、杉原川と旭川、河川規模も違うし釣れるハエも違う。

それぞれのハエ釣りを心置きなく楽しませてもらいました。

 

 これから八幡温泉に戻り、たっぷりと湯舟に浸かって疲れを取りたいと思います。

そして明朝、旭川に別れを告げて相模国へ帰ります。

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は11月中旬頃の予定です。

 

 

 

 

第63回(令和5年9月中旬)

  

残暑がおさまらず、8月が2回ある様な感じの中、茨城県の鬼怒川へ出かけた。

 

 

 

 鬼怒川は群馬県と栃木県の県境付近にある鬼怒沼を源とし、栃木県から茨城県へと流れ、守谷市で利根川へ合流します。

その豊富な流量は関東平野の田畑を潤すと同時に、栃木県宇都宮市をはじめ、周辺都市の水源にもなっています。

生息する魚種の数も多く、源流、渓流釣り師から鮎釣り師、その他多くのアングラーを魅了しています。

 

 そんな鬼怒川ですが暴れ川の一面も持っています。

栃木県の山岳地帯に大雨が降ると、河床勾配の大きい栃木県内を激流となって流れ下ります。それが茨木県内に入ると急激に

河床勾配が減少してしまう為、排水が追い付かずに堤防越水、決壊が起きてしまうのです。

 鬼怒川は江戸時代から頻繁に洪水を引き起こしてきました。

近年では平成27年の9月、茨城県内で堤防が決壊し、甚大な被害が発生した事は皆さんも記憶に新しいと思います。

 

 

 鬼怒川は過去に7回訪れています。最後に訪れたのでも、もう25年以上も前です。

長い間ご無沙汰している河川なんです。

 鬼怒川と言えば「外道(小バヤ)が多い」というイメージが私の頭の中に強く残っています。

釣友の話などを聞くと、どうも下流の方が良さそうな気がするんです。

そこで今回、以前訪れていたエリヤより15km以上も下流にある、茨城県筑西市の中島橋と新川島橋へ行ってみる事にしました。

 

 

 

 朝7時40分、新川島橋の真下に到着。

来る途中、濃霧に見舞われて若干遅れての到着となりました。

早速車を降りて川を覗く。

 

 

(新川島橋の真下から斜め上流を望む)

 

 直ぐ上流に見える橋は(旧)川島橋です。(現在は通行不可)

川はかなり増水している様に見える(対岸寄りにある中州の草が水に浸かっている)

ほんの少~し濁りもあります。 水況は Very nice

所々にモジリも見える。「さぁ~ 竿を出してみますか」

 

 

 

 橋の上流はあまり良さそうに見えないので、橋の下流を2か所に区切ってやる事にしました。

丁度良い所に草の生えた出っ張りがあったので、そこをセンターにして上下に分けました。

まずは下流側を1時間半やってみます。出っ張り前の重そうな流れの所からスタートです。

少し大きめの撒き餌をドボン。3投目で来た、10cm位の細めで綺麗なハエです。

底流れが強い場所なのでサイズ以上に竿が曲がります。

4,5分経ってからペースが上がって来た。

 

 

新川島橋下流(出っ張りより下流エリア)

ここは押しの強い流れなので「きっと良型が掛かるだろう」と思って入ったんですが、思ったより平均サイズが小さかった。

ここでだいぶ数を稼いだ後、直ぐ下流にある瀬脇のヨレを攻めた。型は小さかったがまずまず釣れた。

 

 

新川島橋下流(出っ張りより下流エリア)1時間30分・173尾

 

外道は小バヤが2尾来ただけです。以前釣行していた上流域(鬼怒大橋より上流)とは全く違う。

ハエの魚影も濃い。

 

釣りに夢中になっていたら、どんより曇っていた空がいつの間にか青空になっていた。

 

 

次はセンターより上流を1時間半攻めてみる事にしました。

 

新川島橋下流(出っ張りより上流)

 

こっちの方は小っちゃいサイズが多かったけど数は出た。一時入れ食いでした。

今日は好水況で食いがいいせいか針を2回飲み込まれた。

 

 

新川島橋(出っ張りより上流)1時間30分・217尾

 

さっきやった下流より流れが緩く水深もあったので、こっちは外道も多少は混じるだろうと思ったけど、スゴモロコが2尾来ただけです。小バヤは全く来なかった。鬼怒川ってこんなにハエが多かったんだ‥‥‥‥‥。

 ピッカピカで綺麗な鬼怒ハエ君

 

 

 

今日の最後を飾る場所は予定通り、ここから約4km上流にある中島橋です。

どんな場所なんだろうか」期待に胸が膨らみます。

川原に入る側道を間違えちゃったけどなんとか到着。橋より下流の河原に車を停めた。

「いゃ~ ここは惚れ惚れする場所だわ」

 

(中島橋下流)

 

この辺で1時間半やって納竿とします。

青空が見えているのにパラパラ雨がこぼれてきた。今日は晴れたり曇ったり目まぐるしく天気が変わります。

早速浅目の瀬脇に竿を出すといきなり入れ食いです。

 

ここより少し上流の浅い瀬脇で入れ食いだったんですが、小っちゃいサイズが多かったんで、最後ぐらいはちょっと良型も釣りたくてここのヨレ場に立ち込みました。一投目からバッタバッタです。予想通りサイズもアップ。

良型が ググーンと来て流れに乗るので「面白いのなんのって」 中島橋下流は最高!! 👍

 

中島橋下流、1時間30分・253尾

魚影の濃さは申し分なし。253尾釣って外道は小バヤ1尾のみ。

以前は上流の方にばっかり釣行していて、何時も小バヤに悩まされていた自分がアホみたい。

 

 

 

 今日は合計4時間30分で643尾でした。

今日は水況が良かったせいもあるのか、針掛かりが良くてバレが少なかった。

針にネリエサが変に付いちゃった時「このまま振り込んじゃえ!」なんて、そのまま振り込んでもしっかり釣れた(笑)

中島橋の下流は何処に入川しても釣れる気がした(^o^)

 

鬼怒川がこんなに魚影の濃い川だとは知りませんでした。

私の頭の中に「鬼怒川は外道(小バヤ)が多い」と言う先入観がこびりついていたんです。

以前、上流の方でやってた頃は、一割~二割は小バヤ覚悟みたいな感じでした。

今回下流域に来てみてハッキリわかった。今まで上流に行き過ぎてたんだって‥‥‥。

今日は6束半近く釣って外道はたった5尾ですよ(小バヤ3尾・スゴモロコ2尾)

鬼怒川は五つ星(★★★★★)のハエ釣り河川です。

 

若い時、鬼怒川をもっと探求すべきだったなぁ~。

 

 

 

人っ子一人いない広大な流れは気持ちいいねぇ~。 掛かったハエが重い流れに乗るので引き味は極上ですよ😁

中島橋下流はハエだらけ、まさにハエ釣り天国です。クセになりそう (^.^)/~~~

 

鬼怒川にすっかり魅了されてしまった成リンです。

 

 

 

 

 

次回の「ハエ釣り一人旅」は10月下旬頃の予定です。