●日本各地の川へハエ釣りに出かけ様と思います。「ハエ釣り一人旅」のスタートです。
俺の相棒、ジムニー・ランドベンチャー
河川敷内の悪路もへっちゃら、頼りになります。
成リンの戦闘態勢
キャップとベストは 朝起きた時の気分で選びます。
第4回 (平成28年7月中旬)
●大都会を流れ、私を育ててくれた川、東京都・多摩川へ。
自宅を出発して間もなく渋滞にハマり、1時間20分以上かかってようやく是政・南武線鉄橋近くに到着。
「わぁ~ 懐かしい風景だ!」
今から30年以上前、ここで是政の主・二階堂さん(現在、是政会顧問)
と知り合って私のハエ釣り競技人生が始まりました。
是政道場で雨の日も、風の日も、雪の日もハエ釣り修行にあけくれました。
多摩川(是政)は私のハエ釣り競技人生のスタート地点なのです。
さて、ヤマベはおるのかいな? とりあえず竿を出してみようか。
身支度を済ませて南武線鉄橋上流の瀬落ちに入川した。
一投目で掛かった。 ちっちゃいけど二十数年ぶりの是政ヤマベだ。
「おまえら元気だったのかい」 5尾、6尾、バタバタ連チャン、 結構魚多いね‥‥‥
ちょっと黄色味(金色)がかって見えるのが是政ヤマベの特徴。
南武線鉄橋上流。
ハヤとモロコがたまに混じるけど割と外道は少なかった。
南武線鉄橋上流。2時間・203尾
小型が多かった。
是政橋が近代的な橋になっていた。ビックリ!
昔、旧是政橋に付いていた照明を利用して夜の9時頃までハエ釣りをしていた。
「あの頃はバカだったなぁ~」 今もバカだけど (笑)
◆ 次に行ったのは下流の是政橋上流の瀞場。
可愛いらしいモロコちゃんもたまに来るる。
是政橋上流。
瀞尻周辺を何ヶ所か攻めてみた。
ここは最初にやった南武線上流より平均型がいい。 ペースも良かった。
是政橋上流。1時間・140尾
思ったより釣れた。
◆ 今日のラスト1時間は是政橋下流に決めた。 ここも昔、本当に良く通った場所です。
ラスト1時間をやる前に、是政橋真下で
ちょっくらオシッコタイム(笑)
是政橋下流風景。瀬の開き~瀞にかけて1時間攻めてみました。水深のある所では良型もポツポツきました。
是政橋下流。1時間・128尾
★今日のビックニュース!
なんと! 幻の魚・ハヤベを釣ったのだ (◎_◎;)
ハヤベの画像
今日、最後に行った是政橋下流で、なんと、珍魚中の珍魚・ハヤベを釣ったのだ!!(@_@)
以前、年配の人から「ハヤとヤマベの交配種がいる」と聞いたことはあります。
しかし図鑑にも載ってないので信じてはいなかった。 でも、「今日から信じるよ」(笑)
水深60㎝位の瀞瀬を釣ってた時、キューンと横走りしたので「ハヤだ」と思って引き抜いたところ、
手元で見たら鱗が銀色。あれ!魚体や顔はハヤなのに鱗はヤマベ。まてよ、これひょっとして‥‥‥。
この写真では解りづらいのですが、真上から見ると幅があって魚体はハヤそのもの。
顔・背びれ・胸びれ・腹びれ・尻びれ全てハヤです。でも、鱗が大きく銀色、そして 尾びれは黄色でヤマベなんです。
また、もう一つの特徴は、ヤマベの場合は雄に限らず雌でも体側にうっすら縦縞模様があります。
しかしこの魚は全くの無地で銀色なんです。「これはどう見ても幻の魚・ハヤベに間違いない!」
たぶん、何万、何十万匹に一匹の珍魚だと思います。
きっと スケベなインディアンが、 ハエ子にあきたらずハヤ子にまで手を出しちゃったんだよ。(笑)
◆問題 もし競技会でこの魚を釣ったら1 尾としてカウントされるんでしょうか?
◆答え 0.5尾となります。
◆理由 ハエの血が半分入っている魚だから。 「 ほんまかいな 」
今日は実釣4時間 ・ 471 尾でした。
(本当は471.5尾) ハヤベをカウントしていないから(笑)
大都会を流れる川でこれだけ釣れれば充分だと思います。
元気な是政ヤマベに逢えたし、また、一生に一度逢えるかどうかの魚・ハヤベにも逢えて最高の一日でした。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は9月中旬頃の予定です。
(8月はアユ釣りに専念するのでお休みとさせて頂きます)
第3回 (平成28年6月下旬)
●北関東を代表するハエ釣りの銘川、茨城県・久慈川へ出かけた。
久慈川は過去に100回以上訪れている川で、私にとっては馴染みの川です。
例会や大会での 数多くの想い出や、真冬に下小川鉄橋下流で、たった1尾だけ釣って帰った事などなど、
想い出は語りつくせません。また、盛夏には鮎釣りでもお世話になっている川です。
この川が釣れないと関東のハエ釣り競技者達は元気が無くなります。
それだけこの川の釣況が我々にあたえるインパクトは大きいのです。
昨年、少し魚影が薄かったので心配なんです。そこで今回、ちょっと様子を見に行く事にしました。
自宅を出発して約3時間、久慈川・富岡橋に到着。
川を見るとほんの少し増水気味で濁りも入っていた。昨晩上流で雨でも降ったのだろう。
瀞場にはモジリが見える。ハエのモジリなんだろうか? とりあえず急いで身支度を済ませた。
橋の上下で2時間やってみる事にした。
橋の下流からスタート。少し濁りが入っているので浅目の場所に撒き餌を打った。
一投目から浮子がスースー入る。 5尾、6尾と入れ食い。
しかしまもなくキューンと変な引き、 やっぱハヤ(ウグイ)だ。 またハヤだ‥‥‥‥‥
富岡橋上流。少し濁りが入っているせいか小バヤが多かった。ムツは思った程こなかった。
富岡橋下流。いい感じで釣れた所もあったが、やはり全体的にハヤが多かった。
富岡橋上下流。2時間・170尾
ハヤに悩まされながらの釣りだった。
ハエは殆んど小ぶりでした。
こいつが多くて参ったよ。
私、カワ・ムツオと申します。今日、成リンさんが来られる
と言うので御挨拶にきました。
「いいよ、挨拶に来なくたって」(*^-^*)
◆ 次に行ったのは一つ下流の橋、宇留野圷橋へ行った。 例年魚影の濃い場所です。
ここも2時間やってみる事にしました。まずは橋の上流から竿を出した。
宇留野圷橋上流。
今年も魚影は濃い。めだかヤマベも結構混じる。
一時、爆釣タイムも。
宇留野圷橋上下流。2時間・289尾
久し振りに忙しい釣りだった。
このサイズが多いので、よほどの事がないかぎり来年も大丈夫。
ミニインディアンもぽつぽつ混じる。
◆ 最後に竿を出す場所は資料館裏に決定。ラスト一本(1時間)気合を入れて!
上流の瀬に目をやると友釣りをしている人が3人いる。少し見ていたらその中の一人が鮎を掛けた。
型も良さそうである。「 鮎が気になっちゃうねぇ~ 」
ダメダメ、そっちを見ちゃダメ。今日はハエ釣りなんだから。 ハエに集中しなくっちゃ!
資料館裏の上流。
ここは型揃いで面白かった。
さっき宇留野圷橋で釣れた様なミニサイズは来ない。
資料館裏の上流。1時間・105尾
下流に比べて魚が平均デカイ。
写真の上の方に見えるインディアンは17㎝ぐらいです。
久慈川としては超大物です。
今日は5時間で564尾でした。
昨年はあまり釣れなかったので心配して来てみたのですが、来て良かった。
今年は特に下流域の魚影が濃いです。おそらく秋はウハウハでしょう。(*^_^*)
若竹が天に向かって伸びていた。
今日は楽しい釣りでした。 (*^-^*)
せっかく久慈川まで来たのだから美味しい蕎麦でも食べて帰ろう。
(久慈川沿いには蕎麦畑が多く、昔から美味しい蕎麦屋さんが多いんです)
素敵な店構え。
独特の食感で香りも良く、なかなか美味しい蕎麦でした。
店主に聞くと、粗びきのそば粉を混ぜて打ってるとの事。
●次回の「ハエ釣り一人旅」は7月下旬頃の予定です。
第2回 (平成28年6月中旬)
● 群馬県・鏑川の上州バエに逢いに行こう。
二十数年前、爆釣河川として名をはせた群馬県・鏑川。しかしその後はハエが激減して
訪れる釣会は殆んどなくなった。あれから20年、今どうなっているんだろう?
そんな思いに駆られ、いざ!鏑川へ。
自宅を出発して約2時間、群馬県・鏑川の多胡橋下流に到着。小雨が降っていた。
川を覗くと昨日降った雨でかなり増水してる感じです。早速レインジャケットを着込んで準備万端。
橋の下流で2時間釣ってみる事とした。最初に手前の分流から竿を出した。
まずは増水時のセオリー、際から攻めてみる。
数か所に竿を入れてみたが全くアタリが無い。何かいやな予感が‥‥‥
50m位下流へ移動。ようやく岩盤のヨレ場でぽつぽつ釣れた。
掛かってから水中でよく走る。上州のハエは元気がいいわ。
多胡橋下流の分流。
前日の雨でかなり増水していた。
岩盤のエグレでぽつぽつ拾い釣り。
ヘチ寄りで小型のニゴイが掛かった。
ハエは数匹釣れるとアタリが遠のいてしまう。
口が尖って勇猛な顔つき、これが上州のハエだ。
どこか国定忠治の面影が。
多胡橋下流。2時間・72尾。
今日は釣れそうな所が釣れなかったり、変な所で釣れたり、
場所がなかなか読めない。
◆ 次に行ったのは下流の入野橋上流。ここは特に魚が薄かった。
マキエばっかり使っちゃったよ。(>_<)
入野橋上流。
ここはしんどかった。ヘチ寄りは青ノロがへばり付いてるし、岩盤回りは増水して濁っていて細かく攻めれない。
ヘチの石には青ノロがへばり付いていた。水質があまり良くないんですね。
入野橋上流。1時間・30尾
魚影メチャ薄。
釣れなくて歩きっぱなしでした。
◆ 今日最後に選んだ場所は二十数年前に爆釣した鏑川橋上流の瀞場。
最後ぐらいスカッとした釣りをしたいなぁ~ ‥‥‥
鏑川橋上流の瀞。
瀞場には沢山のモジリが見える。やった! ここは爆釣だ!
と思いきや、近づいてよくよく見ると大群のアメンボウだった。
(>_<)
鏑川上流の瀞。1時間・54尾。
この瀞はちょっぴり期待しましたがやっぱりダメでした。
爆釣河川として名を馳せた鏑川は何処へいったんでしょうか?
今日は実釣4時間・156尾。
なかなか厳しい釣りでした。鏑川は復活するまでまだまだ時間がかかる様です。
釣りの途中にたまたま漁協の人と土手で遇ったので話をすると、近年、バスが異常に増えて困っているとの事でした。
今日は上州バエに手こずった 成リン、疲れたよ~。
腹がへったので上州名物・ひもかわうどんでも食べて帰ろう。
濃い口の茸汁がモッチモチのこの麺に良く合うわ。 忠治親分も食べたんだろうね。
● 次回の「ハエ釣り一人旅」は7月中旬頃の予定です。
第1回 (平成28年5月中旬)
●静岡県・南伊豆の青野川へ行ってきま~す。
自宅を出発して約3時間半、下小野橋上流にあるパーマ屋さんの近くに到着。
早速川を覗くと昨夜の雨でやや増水していて若干の濁りもある。コンデションとしては最高です。
ここのパーマ屋さんは、私が初めて青野川に来た28年ぐらい前からあるお店です。
また、このパーマ屋さんの前は通称(パーマ屋前)と言われ、青野川でも一・二を争う人気ポイントです。
久し振りの青野川に胸がワクワク。急いで身支度を済ませ土手を降りた。
パーマ屋さんの上流にある瀞瀬から竿を出した。
二投目できた。15㎝位の丸々太った良型のメス。よー引くわ。
5月のハエは引きが強いので楽しいです。
パーマ屋さん上下。奥に見える赤い屋根の家がパーマ屋さん。
例年より魚が少ない感じがします。
パーマ屋さん上下。2時間・154尾。
数的には不満ですが型が良かったので楽しめました。
パーマ屋さんの下流にある大ケヤキ。
二十数年前、ここで釣りをしていた時に突然の雷雨に見舞われ、この木の下に急いで逃げ込んだ想い出の木です。
でも、よくよく考えると雷は木の下ってダメなんですよね。(笑)
なにか威厳があって私の好きな木なんです。
◆ 次に行ったのが石井橋。ここは橋のすぐ上流に堰があって堰下が本命ポイントです。
いつも数が出る所なので期待して行ったのだが‥‥‥
石井橋上流堰上。ペースが悪くてすぐ止めた。
石井橋上流。2時間127尾。
堰下ではまずまず釣れましたが、例年よりハエがかなり少ない感じがします。
「もう二度と俺に釣られるんじゃないぞ!」と、一声かけて放流するのが成リン流。
◆ 最後に選んだ場所は何時も高釣果で型もいい一条川合流点です。ここも青野川では人気のポイントです。
気合を入れて入川したのですが‥‥‥ この場所は今日一番釣れなかった。
2、3尾で止まってしまう所が多くてぜんぜん数が伸びない。
なんでこんなに出ないんやろ‥‥‥ ガックリです。
一条川合流点下流の瀞場。
橋の上から見たのですが、モジリが全く無いのが気になった。
今日一番楽しみにしていた一条川合流上の瀬。鮎がビッシリ付いていて全然ダメでした。
私の好きだった高校前。
流れが単調になっていて以前の様な魅力は無くなっていた。
魚影も薄かった。
一条川合流点の上下流。 1時間・45尾。
ここは私の好きな場所で高釣果を期待したのですが、全くの期待外れでガックリです。
今日は実釣5時間で326尾です。予想していた半分以下の釣果でした。
以前の青野を知っているだけにちょっと面喰いました。
この川は15回ぐらい訪れていますが、こんなに魚影が薄いのは初めてです。
今回はたまたま雨の後で、水況が良かったので3束を越えたと思いますが、
これが平水だったらもっと厳しい釣況だったと思います。 今の青野川はあまりお勧め出来ません。
南伊豆の山々はもうすっかり緑が深く初夏の風景でした。
◆ せっかく伊豆に来たのだから金目でも食べて今日の釣りの反省をしなければ‥‥‥
反省してる顔かよ。
今日はこの時期としては非常に暑かった。 金目の煮つけと黒鯛のお刺身でちょっと一杯。癒されますね~ (*^_^*)
このお店の金目の煮付けは絶品です。下田に来られた時は是非立ち寄ってみて下さい。
「魚助」さん ☎ 0558-27-3330
●次回の「ハエ釣り一人旅」は6月中旬頃の 予定です。